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ロレックス GMTマスター Ⅱ バットマンとは

青と黒のベゼルカラーを持つGMTマスター Ⅱは、バットマンと呼ばれていますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
ここでは、GMTマスター Ⅱの歴史を振り返りつつ、バットマンモデル誕生の背景や、そのユニークな愛称の由来について掘り下げていきます。
GMTマスター Ⅱの歴史
GMTマスターの原型は、1950年代にパンアメリカン航空の要請を受けて開発されたデュアルタイムウォッチです。その後、1980年代に独立した24時間針を備えた改良版「GMTマスター Ⅱ」が誕生しました。
国際線パイロットの要望に応えるために設計され、異なるタイムゾーンを同時に表示できる機能を備えています。
2005年のモデルチェンジでは、ロレックス独自のセラクロム製ベゼルを採用し、耐傷性と美しい光沢を両立させた革新的なデザインへと進化しました。
GMTマスター Ⅱ バットマンの誕生
バットマンの歴史は、2013年に登場した初代モデルRef.116710BLNRから始まります。
GMTマスター Ⅱのなかでも特に高い人気を誇り、革新的なツートンカラーのベゼルと洗練されたデザインによって、多くのファンを魅了しました。
現在このモデルは生産終了となっており、後継機であるRef.126710BLNRが「バットマン」の現行モデルとしてラインナップされています。
「バットマン」の名前の由来
GMTマスター Ⅱのバットマンという名称は、ロレックスが公式に採用しているモデル名ではなく、愛好家によって親しみを込めて名づけられた愛称です。
青と黒のツートンベゼルが、アメコミヒーロー「バットマン」の青いマントと黒いスーツを思わせることから、この呼び名で広く知られるようになりました。
GMTマスター Ⅱ バットマンの魅力

バットマンの魅力といえば、そのデザイン性、機能性、そしてコーディネートのしやすさが挙げられます。ここからは、この3つのポイントについて見ていきましょう。
独特なデザイン
バットマンは、スポーティでありながらラグジュアリー感と高いファッション性を兼ね備えた独自のデザインによって、多くのファンを魅了しています。
これまでGMTマスターといえば、赤と青の「ペプシカラー」が定番でした。しかし、青と黒のツートンベゼルを採用したバットマンの登場により、その斬新なカラーリングが大きな注目を集めました。
機能性が高い
ロレックスのプロフェッショナルモデルは、高い実用性と堅牢性を備え、過酷な環境でも信頼性を発揮するよう設計されています。
なかでもGMTマスター Ⅱは、異なる都市を頻繁に行き来するパイロットのニーズに応えて開発されたモデルです。
複数のタイムゾーンを同時に表示できる機能を搭載し、旅行者やビジネスパーソンからも高い支持を得ています。さらに、100mの防水性能を備えており、軽いマリンスポーツにも対応可能です。
また、ロレックス独自のオイスターケースは高い堅牢性を誇り、パーペチュアルの自動巻きムーブメントや、暗闇でも視認性を確保する夜光塗料を施した文字盤など、細部にまでブランドのこだわりが息づいています。
コーディネートを組みやすい
青と黒のツートンカラーが特徴的なバットマンは、スポーツモデルでありながらスタイリッシュな印象を放ち、あらゆるシーンに自然に溶け込む点が魅力です。
スーツスタイルをはじめ、フォーマルからカジュアルまで幅広いファッションにマッチし、装いに深みと個性を添えてくれます。
さらに、バットマンというユニークな愛称と、ロレックスならではの高いステータス性が融合することで、この時計は身に着ける人の品格をより一層引き立てる存在となっています。
GMTマスター Ⅱ バットマンの定価

| 型番 | 国内定価 |
|---|---|
| Ref.116710BLNR | 約935,000円(2019年に生産終了) |
| Ref.126710BLNR | 改定前:1,664,300円 |
| 改定後:1,780,900円(2026年1月時点) |
GMTマスター Ⅱ バットマンの種類
バットマンには、Ref.116710BLNRとRef.126710BLNRの2種類のモデルがあります。ここでは、それぞれの違いや特徴について詳しく解説していきます。
GMTマスター Ⅱ Ref.116710BLNR

初代バットマンは、GMTマスター Ⅱ Ref.116710BLNRです。
2013年に登場したこのモデルは、2019年頃までの約6年間のみ生産され、次世代モデルへの移行とともに生産終了となりました。
しかし、初代バットマンとしての独自性や希少性が高く評価され、現在でもコレクターや時計愛好家の間で非常に高い人気を誇っています。
ムーブメントには「Cal.3186」を搭載し、GMT針との組み合わせによって2つのタイムゾーンを同時に表示することが可能です。
さらに、耐磁性に優れたパラクロム・ヒゲゼンマイを採用しており、日常使用はもちろん、過酷な環境下でも高い精度と信頼性を維持します。
GMTマスター Ⅱ Ref.126710BLNR

2019年に発表されたRef.126710BLNR、通称:二代目バットマンは、GMTマスター Ⅱのなかでもひときわ注目を集めるモデルです。
初代バットマンではオイスターブレスレットのみが採用されていましたが、二代目ではオイスターブレスレットとジュビリーブレスレットの2種類がラインナップされ、好みに合わせた選択が可能となりました。
搭載されているムーブメントは、ロレックスの次世代キャリバーとして高い評価を受ける「Cal.3285」です。約70時間のパワーリザーブを実現し、精度・耐久性・効率性のすべてにおいてロレックスの卓越した技術力を体現しています。
GMTマスター Ⅱ バットマンの買取相場推移
バットマンの中古市場における買取相場はどれほどなのでしょうか。
2022年〜2025年の期間において、Ref.116710BLNRとRef.126710BLNRの買取相場の推移を参考値として以下の表にまとめました。
GMTマスター Ⅱ Ref.116710BLNR

| 年月 | 買取相場 |
|---|---|
| 2025年 | 約187万~275万円 |
| 2024年 | 約190万~230万円 |
| 2023年 | 約210万~230万円 |
| 2022年 | 約200万~220万円 |
※上記は中古市場における買取相場であり、実際の買取価格とは異なる場合があります。
GMTマスター Ⅱ Ref.126710BLNR

| 年月 | 買取相場 |
|---|---|
| 2025年 | 約210万~250万円 |
| 2024年 | 約190万~230万円 |
| 2023年 | 約250万~270万円 |
| 2022年 | 約200万~220万円 |
※上記は中古市場における買取相場であり、実際の買取価格とは異なる場合があります。
GMTマスター Ⅱ バットマンを高く売るためのコツ

バットマンに限らず、高級時計を査定に出す際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。以下では、高価買取につながる3つのコツについて紹介します。
付属品を揃えておく
査定に出す際は、可能であれば箱や保証書、ブレスレットのコマなど、付属品をすべて揃えておきましょう。
付属品が完備している場合、本体のみに比べて査定額が高くなることがあります。
そのため、現時点で売却の予定がなくても、将来的な売却を見据えてこれらの付属品を大切に保管しておくことをおすすめします。
できる限りのメンテナンスをしておく
ロレックスを査定に出す際は、できる限り簡単なメンテナンスを行っておきましょう。
メンテナンスといっても、ブレスレットや風防、裏蓋などの外装パーツを軽くクリーニングする程度で十分です。
ただし、オーバーホールは必須ではありません。
確かにオーバーホールを実施することで、査定額が上がる可能性はありますが、かかるコストに見合わない場合もあります。
相場を確認し売るタイミングを見計らう
中古市場では、需要に応じて買取価格が変動します。
一般的に、ロレックスの価格が高騰しているタイミングでは、買取額も高くなる傾向があります。そのため、市場の動向を確認しながら、最適な買取のタイミングを見極めることが重要です。
また、新年度やボーナス時期など、高額な買い物が増える時期には需要が高まるため、買取店も比較的高値での買取を行うことがあります。
こうしたタイミングは年に何度か訪れるため、月に1回程度はロレックスの価格動向をチェックしておきましょう。
ロレックスの高価買取が得意な店に売る
ロレックスに精通したスタッフが在籍する買取店に依頼すれば、正確な査定を受けられるでしょう。
市場価格は日々変動しますが、専門知識を持つスタッフがいる店舗であれば、適正な査定額を提示してもらえるため、安く買いたたかれる心配もありません。
一方、何でも買い取るリサイクルショップでは、市場価格に基づいた適正な査定額を出せるスタッフがいない場合もあるため、注意が必要です。
GMTマスター Ⅱ バットマンの関するよくあるQ&A

バットマンに関してよく寄せられる質問として、定価と名前の由来が挙げられます。ここでは、この2つの疑問について解説していきます。
バットマンの定価はいくら?
バットマンことRef.126710BLNRの改定後の定価は1,780,900円です。一方、すでに廃盤となっていますが、旧モデルRef.116710BLNRの定価は約935,000円でした。
「バットマン」と呼ばれるのはなぜ?
バットマンと呼ばれるのは、ベゼルの青と黒の配色がアメコミヒーロー「バットマン」を連想させることからで、時計愛好家の間でそう呼ばれるようになりました。
まとめ
バットマンをはじめ、GMTマスター Ⅱは現在、定価を大きく上回る水準で取引されています。査定に出す際は、保証書や箱などの付属品をできるだけ揃え、信頼できる買取専門店に依頼すると安心です。


