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デイトナのコンビモデルとは?

デイトナのコンビモデルとはどのような時計を指すのでしょうか。ここでは、コンビモデルの特徴や価格が抑えられている理由、そして金無垢モデルとの違いについて詳しく解説します。
デイトナのコンビモデルの特徴
デイトナの中でも、ゴールドとステンレスという2種類の素材を組み合わせたデザインのものが、いわゆる「コンビモデル」と呼ばれるタイプです。
時計業界における「コンビ」とは、異なる2つの素材を組み合わせて作られたモデルのことで、「コンビネーション(Combination)」の略称にあたります。
なお、ロレックスではこの「コンビモデル」や「コンビ」という呼び方ではなく、「ロレゾール(Rolesor)」という名称が正式に用いられています。
デイトナのコンビモデルが安い理由
デイトナのコンビモデルは、金無垢モデルに比べて手頃な価格帯で提供されています。
金無垢モデルは、ケースやベゼル、ブレスレットなど時計全体にK18ゴールドを使用しているのに対し、コンビモデルではステンレススチールを基調とし、一部にのみK18ゴールドがあしらわれています。
この素材構成により製造コストが大幅に抑えられ、販売価格も金無垢モデルと比べて低く設定されているのです。
実際、2025年1月に実施されたロレックスの公式価格改定では、デイトナのコンビモデルは金無垢モデルの半額以下に設定されていることが明らかになっています。
デイトナのコンビモデルと金無垢モデルの違い
前述のとおり、デイトナのコンビモデルと金無垢モデルの最大の違いは素材にあります。
金無垢モデルでは、ケースやブレスレット全体にK18ゴールドが使用されており、華やかな輝きと高級感が大きな魅力です。その反面、ステンレス素材と比べるとやや重みのある着け心地となります。
一方、コンビモデルは高品質なステンレス素材「オイスタースチール」をベースとしています。ケースやブレスレットの一部、例えばベゼルや中央のリンク部分にのみゴールドを組み合わせています。
これにより、軽やかさと高級感を両立したデザインとなっているのです。
デイトナのコンビモデルがダサいと言われる理由

デイトナのコンビモデルは、年配の方に人気があることや、やや古い印象、華やかさがあることから、抵抗を感じる人もいるようです。ここでは、こうした点について詳しく解説します。
年齢が高い人がつけているイメージがあるため
デイトナのコンビモデルは、年配の方が着けているイメージが強いため、やや「古い」と感じられることがあります。
これはバブル期にコンビモデルが流行した背景があり、当時購入した腕時計を現在も愛用している人が多いことから、特に50代以上の年齢層での着用率が高いことに起因しています。
また、当時は高度経済成長期により急速に富を得た「成金」と呼ばれる人たちが、こうしたコンビモデルや金無垢モデルを好んで購入していた傾向もありました。
こうした背景から、ゴールドカラーが目立つモデルを身につけているだけで、「成金が持つ高級品」というイメージを持たれがちなのです。
古いイメージがあるため
「金色が目立つコンビモデルは時代遅れ」と感じる人もいるようです。
コンビモデルは特に1970~1980年代にかけて大きなブームを迎えました。しかし、バブル崩壊後は控えめなデザインが好まれるようになり、派手な腕時計は敬遠される傾向にあります。
そのため、コンビモデルにはバブル期のイメージが強く、「古臭い」と感じる人も少なくありません。
派手なイメージがあるため
コンビモデルは華やかで視線を集めやすいため、「派手すぎる」と感じる方も少なくありません。
日本人は一般的に、華やかなイエローゴールドよりも、ホワイトゴールドやプラチナといった落ち着いた色合いを好む傾向があります。
そのため、金色の印象が強いコンビモデルは、敬遠されることもあるのです。
さらに、コンビモデルはデザイン自体に存在感があるため、合わせるファッションが限られてしまい、結果として選ばれにくい一因となっています。
【ダサくない】デイトナのコンビモデルの魅力

コンビモデルは「ダサい」と言われることもありますが、その一方で、上品でラグジュアリーな見た目や、シルバーとゴールドの美しいコントラストを評価する声も多くあります。
ここでは、このようにコンビモデルが「ダサくない」と支持されている理由について、詳しく見ていきましょう。
上品でラグジュアリーな見た目
コンビモデルが持つ高級感は、ステンレスモデルにはない独特の存在感を放っています。
ゴールドとステンレスの華やかな組み合わせは、ラグジュアリーな雰囲気を求める方に特に好まれているのです。
ステンレスモデルがスポーティーな印象を持つのに対し、コンビモデルはゴールドの要素が加わることで、一気にエレガントな雰囲気に変わります。
コントラストによって絶妙な美しさとなる
コンビモデルは、シルバーとゴールドのはっきりとしたコントラストが美しく、高級感を際立たせています。
確かに、「ゴールドが派手で苦手」という声もありますが、その派手さこそが強いインパクトとなることもあるのです。
また、ロレックスはほかのブランドに比べてコンビモデルのバリエーションが豊富で、素材やカラーの組み合わせから好みの一本を選べるのも大きな魅力です。
素材の資産価値が高く価値が落ちにくい
デイトナのコンビモデルに使われるK18ゴールドは資産価値が高く、投資対象としても注目されています。
世界的に見ても希少価値の高い金は、近年その価値が急速に上昇しています。
そのため、金素材を採用したモデルは売却時に高額で買い取られることが多く、コンビモデルは資産として保有できることも魅力です。
金相場の高騰により素材自体の価値が上がるため、今後は定価の上昇も予想されます。定価が上がれば市場での取引価格も上昇するため、今後さらにコンビモデルへの注目が高まるでしょう。
デイトナの人気コンビモデル
デイトナの人気コンビモデルとしては、「Ref.126503」と「Ref.116503」の2つの型番が代表的です。
ここでは、それぞれの型番に設定されているシャンパンゴールド文字盤とブラック文字盤、計4モデルについて詳しくご紹介していきます。
デイトナ Ref.126503 シャンパンゴールド文字盤

シャンパンゴールドの文字盤が、華やかさと上品さを引き立てる、魅力的なモデルです。
繊細な光沢を放つシャンパンカラーは、K18イエローゴールドとの調和によって、腕元に圧倒的な存在感を演出します。
インデックスやクロノグラフカウンターとのバランスも美しく、見る角度によって変化する表情が魅力です。スポーティーなフォルムにラグジュアリーな輝きを融合させた、まさに大人のための一本です。
デイトナ Ref.126503 黒文字盤

ブラック文字盤が全体の印象を引き締め、洗練された都会的な雰囲気を際立たせています。
深みのあるブラックダイヤルは、K18イエローゴールドの輝きを際立たせ、シャープで力強いコントラストを生み出しているのです。
スプレー仕上げのクロノグラフカウンターは文字盤に立体感を与え、視認性も高めます。
堅牢な40mmケースに高級感あふれるゴールドベゼルが組み合わさり、スポーティーさとエレガンスを絶妙に両立した一本です。
デイトナ Ref.116503 シャンパンゴールド文字盤

シャンパンカラーが美しく、デイトナのスポーティーさにラグジュアリーな魅力を加えた一本です。
その煌びやかな輝きは、セラミック素材では味わえないエレガントな魅力を放ちます。K18イエローゴールドとステンレスのコントラストが、腕元に豊かな立体感を演出します。
圧倒的なステータス性と高揚感を求めるなら、このモデルをコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
デイトナ Ref.116503 黒文字盤

ロレゾールの中でも特に高い人気を誇るモデルのひとつです。
ベゼル、リューズ、プッシャー、そしてブレスレット中央リンクには、艶やかなK18イエローゴールドがあしらわれており、ブラックとの相性も抜群です。
洗練されたカラーコントラストにより、視認性にも優れています。
ゴールドが華やかさやステータス感を演出する一方で、ブラックダイヤルが全体を引き締め、硬派で落ち着いた印象を与えてくれます。
ダサいと思われない!デイトナコンビモデルの着用術

デイトナのコンビモデルも、着こなし次第では「ダサい」どころか、むしろカッコいい印象を与えることができます。ここでは、デイトナのコンビモデルをおしゃれに身に着けるための3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
TPOに合わせて着用する
腕時計を身に着ける際は、トップスやボトムスなど服装とのコーディネートが重要なポイントです。
コンビモデルはカジュアルファッションと相性が良く、プライベートシーンでの着用に適したモデルが多いです。華やかなデザインはシンプルな服装のアクセントにもなり、一層おしゃれに見せてくれます。
ただし、若年層がビジネスシーンで身に着けると、経験や経済状況と釣り合わないと見られることもあるため注意が必要です。
このように、コンビモデルは服装にマッチすれば素敵に映りますが、合わない場合はネガティブな印象を与えてしまうこともあります。
着用シーンを想像して文字盤やベゼルの色を選ぶ
コンビタイプの腕時計は、文字盤やベゼルカラーの組み合わせによって印象が大きく変わります。
落ち着いた色合いのモデルもあり、派手に見えるのを避けたい方にもおすすめです。
特に、ゴールドが全面に出るのではなく、差し色として控えめに使われているタイプは、さりげなくおしゃれに取り入れやすいでしょう。
ブレスレットを適切なサイズに調整する
デイトナのコンビモデルをおしゃれに身につけるためには、ブレスレットのサイズ調整が欠かせません。
ブレスレットが大きすぎると、だらしなく見えてしまいます。逆に、サイズが小さすぎると手首が痛くなったり、ブレスレットの伸びにつながったりすることもあるのです。
好みは分かれますが、一般的には「指一本分のゆとり」が理想とされています。ロレックスの時計は基本的にベルト調整が可能なので、フィット感が合わない場合は調整しましょう。
デイトナのコンビモデルを愛用している芸能人
デイトナのコンビモデルを愛用している芸能人には、窪塚洋介さん、小栗旬さん、板野友美さんの3名が挙げられます。ここでは、彼らが実際に身に着けているデイトナのコンビモデルについて、詳しくご紹介していきます。
窪塚洋介

俳優の窪塚洋介さんが愛用しているとされるのが、デイトナ Ref.116523です。
カジュアルながらも強い存在感を放つそのスタイリングは、彼独自のファッションセンスと絶妙に調和し、コンビモデルの新たな魅力を引き立てています。
小栗旬

俳優の小栗旬さんが着用しているモデルは、デイトナ Ref.116503ではないかと言われています。
フォーマルなスーツスタイルに合わせることで、品格のある印象を演出します。彼のようにシンプルな装いに高級時計をプラスすることで、洗練された雰囲気がより一層引き立つのです。
板野友美

元AKB48の板野友美さんは、デイトナ Ref.116503G を愛用しているとされています。女性でも無理なく着けこなせるラグジュアリーなデザインで、多くのファッションファンから支持を集めています。
まとめ
デイトナコンビモデルは、K18ゴールドとステンレスを組み合わせて作られているため、やや派手に感じることもあります。しかし、コーディネート次第で上品かつおしゃれに着こなすことが可能です。気に入ったモデルがあれば、ぜひ検討してみてください。


