目次
ロレックスのラバーベルトモデルとは？
ロレックスのラバーベルトモデルは、上質な雰囲気と快適な装着感を両立しています。耐水性に優れた素材を採用しており、アクティブなシーンでも安心して身につけられるのが魅力です。
オイスターフレックス ブレスレットと呼ばれている
ロレックスが独自に開発した「オイスターフレックス ブレスレット（Oysterflex Bracelet）」は、ラバー素材を使用したベルト風のストラップです。
しなやかさと強度を両立したベルト設計
2015年のバーゼルフェアで発表された「ヨットマスター Ref.116655」のエバーローズゴールドモデルに採用され、これが初披露となりました。
外側は高性能ブラックエラストマーで覆われ、しなやかさと耐久性を備えています。内部に配された超弾性メタルブレードがベルト全体を支え、安心感のある強度を実現しています。
縦方向クッションシステムにより装着性が高い
ロレックスのラバーベルトには、縦方向に配されたクッション構造が組み込まれています。手首の形に沿ってやわらかく支え、動きに合わせてしなやかに伸縮するため長時間つけても疲れにくくなっています。
クッション間には空気の通り道があり、蒸れや汗による不快感も軽減されます。この仕組みによって、一般的なラバーベルトにありがちな硬さや圧迫感を感じにくいでしょう。
ロレックスのラバーベルトモデルのメリット
ロレックスのラバーベルトモデルは、耐久性と装着感の両立が魅力です。日常からアクティブなシーンまで、さまざまな動きにも対応でき、快適な着け心地を楽しむことができます。
水に強くお手入れしやすい
ロレックスのオイスターフレックスは、柔軟なラバー素材で作られており、水に濡れても安心して着用できます。汗や雨が染み込みにくく、濡れた際も軽く拭くだけで清潔を保てるため、扱いやすさにも優れています。
防水仕様の文字盤と組み合わせれば、アウトドアやマリンスポーツでも活躍します。また、軽やかで手首に馴染む装着感があり、毎日身につけても快適で、安心感をもたらしてくれるでしょう。
耐久性が高く劣化しにくい
オイスターフレックスは、弾力性のあるラバー素材と内部の金属ブレードを組み合わせた構造です。ねじれや引っ張りにも耐えられる仕様となっています。
日常の動作や長時間の装着でも安心感があり、使い込むほど手首の形に馴染んで快適さが増します。他ブランドのラバーベルトより劣化しにくく、耐久性と扱いやすさを兼ね備えています。
ロレックスのラバーベルトモデルのデメリット
ロレックスのラバーベルトは快適で扱いやすく、多くの場面で活躍します。しかし、強い衝撃や高温には弱く、長期間の使用で素材が変化することもあります。そのため、使用時には少しだけ注意が必要です。
通気性が悪く蒸れやすい
ラバーベルトは水を弾く性質があり、汗や雨に強いのですが、通気性が低く汗をかきやすい点には注意が必要です。暑い季節は、ベルトと手首の間に水分が溜まり蒸れやすくなります。
蒸れを放置すると肌に負担がかかり、素材の劣化にもつながります。使用後はベルトを軽く緩めたり、汗を拭き取ったりして、手首を休ませることが快適さを保つポイントです。
フォーマルな場面では身に着けにくい
ラバーベルトはメタルやレザーと比べると、どうしてもカジュアルな印象を受けます。フォーマルな場面では服装になじまず、手元だけが浮いて見えることがあるようです。
ビジネスや礼装のシーンでは、全体のコーディネートのバランスが崩れる場合もあるでしょう。服装との組み合わせを確認し、違和感がある場合は別のモデルに替えると印象がすっきり整います。
ロレックスでラバーベルト採用の人気モデル
ロレックスではラバーベルト「オイスターフレックス」を搭載したモデルがいくつかあります。それぞれのデザインや機能には特徴があり、どのモデルが自分に合うか気になるところです。
ヨットマスター Ref.116655
ヨットマスターは高級ラインとして登場し、ラグジュアリーなデザインが特徴です。2015年に発表された『ヨットマスター40 Ref.116655』は、ロレックス初のラバーベルト採用モデルとして注目を集めました。
エバーローズゴールド製のケースとオイスターフレックスを融合させた、革新的なこのモデルは手元に洗練された印象を与えてくれるでしょう。
| 素材 | K18 エバーローズゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル風防 |
| 文字盤 | ブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 10.7 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 3135 |
| パワーリザーブ | 約 48 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
ヨットマスター Ref.226659
シリーズ初の42ミリケースを採用した『ヨットマスター Ref.226659』は、手元に力強さを感じさせます。2019年にバーゼルワールドで発表され、注目を集めました。
ホワイトゴールドの輝きとブラックの文字盤に、オイスターフレックスが組み合わさり、ラグジュアリーとスポーティさが調和しています。さらに約70時間のパワーリザーブを誇り、日常の腕時計としての頼もしさも申し分ありません。
| 素材 | 18ct ホワイトゴールド |
| ガラス | 傷防止サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 42 mm × 厚さ 11.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 3235 |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
ヨットマスター Ref.268655（現行）
『ヨットマスター Ref.268655』は、37ミリケースを採用した現行モデルです。Ref.116655と同時発表され、シリーズに新たなサイズを加えています。
これは手首にも自然に収まるサイズ感で、オイスターフレックスにより、軽快な着け心地を実現しました。さらに、エバーローズゴールドとブラックセラミックベゼルが気品を添え、コンパクトながらも存在感を際立たせています。
| 素材 | 18ct エバーローズゴールド |
| ガラス | 傷防止サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 37 mm × 厚さ 12 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 2236 |
| パワーリザーブ | 約 55 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
コスモグラフ デイトナ Ref.116515LN
『コスモグラフ デイトナ Ref.116515LN』は、40ミリケースを採用し手元に力強い印象を添えます。
ロレックスが開発したエバーローズゴールドは変色や劣化に強く、硬質なセラクロムベゼルは傷や紫外線の影響も受けにくく設計されています。
ブラックとゴールドのコントラストがスポーティさと洗練さをも演出し、ラバーベルトとの相性も抜群です。
| 素材 | K18 エバーローズゴールド |
| ガラス | 傷防止サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 4130 |
| パワーリザーブ | 約 72 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
コスモグラフ デイトナ Ref.116519LN
『コスモグラフ デイトナ Ref.116519LN』は、ホワイトゴールドケースとブラックベゼルを組み合わせたモデルです。ダイアルはサンレイ仕上げのシルバーで、細かな放射状のラインが光を受けて表情を変えます。
ブラックのパンダ文字盤がアクセントとなり、針やインデックスのシルバーが全体の統一感を引き締めています。ラバーベルトとの相性も良く、上品さとスポーティさをバランスよく感じさせる仕上がりです。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | 傷防止サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 4130 |
| パワーリザーブ | 約 72 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
コスモグラフ デイトナ Ref.126519LN（現行）
現行モデル『コスモグラフ デイトナ Ref.126519LN』は、K18ホワイトゴールドケースに、ブラックのセラクロムタキメーターベゼルを組み合わせました。
手元には洗練された印象とともに、ラバーベルトが快適な装着感を与えてくれます。自社製ムーブメントを搭載し、垂直クラッチ機構により高精度な計時を可能にしました。日常から特別な場面まで、安心して使えるでしょう。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | サファイアクリスタル風防 |
| 文字盤 | スチール＆ブライトブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 40 mm × 厚さ 12.5 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 4131 |
| パワーリザーブ | 約 72 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
スカイドゥエラー Ref.326238
『スカイドゥエラー Ref.326238』は、42ミリのイエローゴールドケースを備えたモデルです。リングコマンドベゼルと連動し、第2タイムゾーン表示と年次カレンダー機能を搭載しています。
ダイアルにはブライトブラックを採用し、長方形のアワーマーカーと長めの針には夜光塗料が施され、暗所でも視認性を確保しました。精巧な機構と高級感が手元に特別な存在感をもたらすでしょう。
| 素材 | K18 イエローゴールド |
| ガラス | 傷防止サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブライトブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 42 mm × 厚さ 14.1 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 9001 |
| パワーリザーブ | 約 72 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
スカイドゥエラー Ref.336239（現行）
現行モデルの『スカイドゥエラー Ref.336239』は、エレガントなホワイトゴールドケースに、オイスターフレックスを組み合わせています。
リングコマンドベゼルと連動した年次カレンダー機能や第2タイムゾーン表示を備え、直感的な操作が可能です。耐久性と快適さを兼ね備えたラバーブレスレットは、長時間の着用でも心地よく感じられるはずです。
| 素材 | K18 ホワイトゴールド |
| ガラス | 傷防止サファイアクリスタル |
| 文字盤 | ブラック（クロマライト夜光） |
| ケースサイズ | 直径 42 mm × 厚さ 14.1 mm |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| ムーブメント | Cal. 9002 |
| パワーリザーブ | 約 72 時間 |
| 防水性 | 100 m （Triplock トリプル防水） |
ロレックスのラバーベルト交換は正規店が安心
ロレックスのラバーベルト交換は、自分で交換することも正規店やサービスセンターに依頼することも可能です。どちらの方法で行うかによってポイントも変わるため、知っておきたいメリットを見ていきましょう。
正規店やサービスセンターへの依頼がおすすめ
オイスターフレックスは、正規店やサービスセンターでの交換が安心です。精密な構造を持つため、自分での取り付けは技術や注意が求められます。
正規の手順で交換することで、ラバーベルトの性能を損なわず、快適な装着感と耐久性を維持できます。安全かつ確実に作業を進めたい場合は、正規店に依頼するのが最適でしょう。
自分で交換することも可能
ロレックスのラバーベルトは、自宅で交換することもできます。「バネ棒外し」と呼ばれる専用の道具を用いればブレスレットの着脱が可能で、互換品を取り付けることもできます。
ただし、工具の扱いや力加減を誤るとケースやブレスレットを傷つける恐れがあるため、安全に交換するなら、正規取扱店やサービスセンターで純正品への取り替えを依頼するのが無難です。
ロレックスのラバーベルトのサイズと調整方法
手首に合わせた快適な装着感は、ラバーベルトのサイズや調整方法で左右されます。自分に合うフィット感を得ましょう。
手首に合わせてブレスのフィット感を整えることは、快適な着け心地につながります。そこで、オイスターフレックスのサイズや簡単な調整方法を確認し、自分に合う装着感を手に入れましょう。
サイズ展開は5種類
オイスターフレックスは、D・E・F・G・Hの5段階でサイズが用意され、裏側の刻印で確認できます。
以前は二文字表記で、Eが基準サイズを示し、後ろの文字で長さの違いを表していましたが、現行モデルでは一文字に変更されました。
6時側と12時側で選ぶことができるため、手首にしっかりなじむフィット感を得られます。
| D（ED） | E（EE） | F（EF） | G（EG） | H（EH） |
| 50ｍｍ | 55ｍｍ | 65ｍｍ | 75ｍｍ | 85ｍｍ |
5～15mmほど調整可能
手首に合わせるこのモデルは、クラスプで細かく調整でき、およそ5～15ミリメートルの微調整が可能です。
ただし、金属製ブレスレットに比べると調整幅は限られています。そのため購入時には自分の手首に合うサイズを選んでおくと、日常でも違和感なく装着できるでしょう。
まとめ
高級感とスポーティーさを兼ね備えたロレックスのラバーベルトは、耐久性と快適さが魅力です。交換やサイズ調整の選択肢もあり、手首に合ったフィット感を維持しながら、長く頼れる相棒として活躍します。
