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サブマリーナーをつけている人の特徴は? 種類や歴史・大きさなどを解説

サブマリーナーをつけている人の特徴は? 種類や歴史・大きさなどを解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴14年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

今回は、サブマリーナーをつけている方の特徴を解説します。さらに、初代から続く輝かしい歴史、デイトやカラーといった豊富な種類、歴代のケースサイズの変化まで解説します。読むことでサブマリーナーの全体像がわかり、自分にぴったりの一本を見つけるための知識が身につくでしょう。

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目次

ロレックス サブマリーナーとは?

ロレックスのサブマリーナーは、水深100mの防水性能を実現したダイバーズウォッチとして、1953年に生産が始まったモデルです。

1954年にスイスで開催された時計と宝飾の見本市「バーゼルフェア」で、初期モデルの「Ref.6204」として発表され、その後複数回のモデルチェンジを実施し、現在の形となっています。

プロのダイバー向けに開発された背景をもち、潜水時間を計測できる機能や、水深300mまでの防水機能など、ダイビングツールとしての高い機能性を備えています。

また、ビジネスからカジュアルまで、幅広い場面で活躍する万能性もあわせもっており、ロレックスの中でも名作といえるでしょう。

ロレックス サブマリーナーの魅力

サブマリーナーの魅力は、歴史的な背景や普遍的なデザイン、高品質なムーヴメントなどにあります。長い年月をかけて培われた信頼性とステータス性は、他の時計では得にくいものでしょう。

ここからは、サブマリーナーが、世界中の方から支持される理由を解説します。

世界初の本格派ダイバーズウォッチ

サブマリーナーは、民間向けに広く市販された、本格派ダイバーズウォッチの代表例です。1953年の発表当時にもダイバーズウォッチは存在しましたが、ほとんどが軍用でした。

そのような状況で、サブマリーナーは「スポーツ向けに買えるダイバーズウォッチ」として発表されました。当時の技術では困難とされた防水性能を、ロレックスは牡蠣の殻のように丈夫な「オイスターケース」によって実現しました。

さらに、潜水時間を計測するための回転ベゼルを装備し、ダイバーの安全を確保するツールとしての役割も果たしています。プロのダイバーからの意見を取り入れ改良を重ねた結果、現行モデルは300mもの防水性能を備えています。

サブマリーナーはダイバーズウォッチの先駆けであり、革新性は今なお高く評価される要因の一つでしょう。

デザインが普遍的で使いやすい

サブマリーナーは、完成された普遍的なデザインも大きな魅力といえます。誕生から70年近くが経過した現在でも、基本的なデザインはほとんど変わっていません。

また、ステンレスモデルのベゼルカラーは、ブラックとグリーンの2パターンのみで、シンプルなラインナップです。流行に左右されないデザインは、どのようなファッションにも合わせやすく、長く愛用できます。

例えば、黒い文字盤とベゼルに、メルセデス針とドットインデックスの組み合わせは、サブマリーナーの象徴的なデザインです。高い視認性を確保するための組み合わせですが、同時にスタイリッシュな印象をあたえることが期待できます。

時代を超越したデザインが、多くの方に愛される理由の一つといえるでしょう。

ムーヴメントが高品質

サブマリーナーのムーヴメントは、スイスの「公認クロノメーター検査協会(COSC)」から認定を受けています。7つの検査をクリアしたスイス製のムーブメントのみに与えられる認定で、サブマリーナーのムーブメントが高品質である証といえます。

例えば、新世代ムーヴメントの日差は「-2/+2秒/日」の高精度を実現しました。この数値は、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の基準を上回ります。

さらに、約70時間のロングパワーリザーブも備えており、金曜日の夜に時計を外しても、月曜日の朝まで正確に動き続けるでしょう。

また、耐磁性や耐衝撃性にも優れており、日常生活での故障リスクも軽減されています。サブマリーナーは見えない内部機構まで、徹底した品質管理によって作られています。

サブマリーナーをつけている人の特徴

サブマリーナーはデザインや背景から、次のようなタイプの方やファッションスタイルに合わせやすいといわれています。

王道のロレックスを着用したい人

サブマリーナーは、王道のロレックスを着用したいと考える方に選ばれる傾向にあります。ロレックスの代表的なモデルとして、世界的に高い知名度を誇るためです。

ロレックスの数あるコレクションの中でも、サブマリーナーの歴史とデザインは特別な位置を占めています。初めてロレックスを手にする方が、最初の一本としてサブマリーナーを選ぶ例は多くあります。

サブマリーナーは、ロレックスらしい時計を求める方から、絶大な支持を集めているモデルといえるでしょう。

スポーティー・カジュアルな服装が好きな人

スポーティー・カジュアルな服装を好む方は、サブマリーナーを選ぶ傾向にあります。もともとダイバーズウォッチとして誕生した背景があり、スポーティな印象が強いデザインのためです。

シャツにジーンズというシンプルな装いにも自然に馴染むほか、ポロシャツやジャケットのような、ややきれいめな服装にもマッチするでしょう。

また、腕元にサブマリーナーを添えると、スポーティー・カジュアルなスタイルが引き締まります。アクティブなライフスタイルを送る方に、ふさわしい腕時計といえるでしょう。

がっしりした人

サブマリーナーは、がっしりとした体格の方に似合いやすい時計です。時計本体にある程度のボリュームがあり、力強い印象をあたえやすいデザインのためです。

サブマリーナーの現行モデルのケース径は41mmで、腕元で確かな存在感を示します。がっしりした体型の方には、時計の大きさが適したバランスで収まるでしょう。

また、手首が太い方が着用した際も、小さく見えすぎず絶妙なバランスを保ちやすくなっています。スマートなドレスウォッチでは物足りなく感じる体格の方でも、サブマリーナーの重厚感には満足できるはずです。

ダイバーズウォッチが好きな人

ダイバーズウォッチの愛好家から、サブマリーナーは特別な支持を得ています。サブマリーナーが、現代におけるダイバーズウォッチの原型を築いたモデルのためです。

歴史的な背景や機能性の進化は、多くの時計ファンを魅了しており、高い防水性能や逆回転防止ベゼル、優れた視認性は、本格的なダイバーズウォッチの証といえます。

ダイバーズウォッチはさまざまなブランドから販売されていますが、サブマリーナーを好む方は多いようです。

サブマリーナーの歴史

サブマリーナーは1950年代の誕生以来、ダイバーズウォッチの歴史を体現する存在として進化を続けてきました。ここでは、サブマリーナーの歴史を築いてきた主要モデルを、特徴とともに解説します。

初代サブマリーナ Ref.6204

サブマリーナーの原点である初代モデル(諸説あり)が、1953年に発表されたRef.6204です。潜水時間を計測するための回転ベゼルと、100mの防水性能を備えていた点が画期的な特徴といえます。

また、サブマリーナーの特徴であるベンツ針ではなく、鉛筆のような形状の「ペンシル針」が採用されていました。

セカンドモデル Ref.6205

初代モデルRef.6204の登場から約1年後、セカンドモデルのRef.6205が発表されました。

基本的なデザインはRef.6204から引き継いでおり、大きな変更点はありませんが、搭載されるムーヴメントにいくつかの種類(Cal.A296搭載など)が確認されています。

ボンド・モデル Ref.6538

映画「007」シリーズで初代ジェームズ・ボンドが着用したため「ボンド・モデル」の愛称で親しまれている人気モデルです。防水性能が200m程に向上したことに加え、両方向巻き上げ式のムーブメントを搭載しています。

存在感あるデザインと映画での活躍によって、アンティーク市場で絶大な人気があります。

短期間モデル Ref.5508 / Ref.5510

Ref.5508は、製造期間が1958年~1962年、Ref.5510は1958年~1960年の製造期間だった希少なモデルです。Ref.5508は100mの防水性能をもち、Ref.5510はRef.6538と同じく200mの防水性能とデカリューズを備えていました。

製造期間が短かったため、市場に出回る個体は多くありません。コレクターアイテムとして、時計愛好家の間で注目されるモデルです。

リューズガード搭載モデル Ref.5512

1959年に登場したRef.5512は、サブマリーナーのデザインの基礎を築いたモデルといわれています。外部からの衝撃からリューズを守るための「リューズガード」が初めて搭載され、ケースサイズも従来の38mmから40mmへと大型化しました。

また、防水200mが標準となり、ダイバーズウォッチとしての地位を確立しています。

ロングセラーモデル Ref.5513

サブマリーナーの歴史を代表するロングセラーモデルがRef.5513です。1963年ごろから1990年ごろまでの約30年間にわたり製造され、多くの方に愛用されました。

アンティークモデルの中では比較的流通量が多く、入門モデルとしても人気があります。数多くのマイナーチェンジが実施されたため、多様なバリエーションが存在し、収集する楽しみがあるモデルです。

デイト機能搭載モデル Ref.1680

サブマリーナーに初めて日付表示(デイト)機能が加わったモデルが、1969年ごろに登場したRef.1680です。日付を拡大表示するためのサイクロップレンズが風防に備えられ、実用性が向上しました。

製造初期の個体には、文字盤の「SUBMARINER」が赤くプリントされた、通称「赤サブ」が存在します。「赤サブ」は希少価値が高く、ヴィンテージ市場で特に人気を集めています。

サファイアクリスタル採用モデル Ref.16800

1980年ごろに登場したRef.16800から、プラスチック製だった風防が、硬度の高いサファイアクリスタルへと変更されました。防水性能も200mから300mへと強化されたほか、日付合わせの操作性が改善され、普段使いでの利便性が向上しました。

通称"トリプルゼロ" Ref.168000

サブマリーナーには、約1年あまりのみ製造された「Ref.168000」という希少なモデルが存在します。リファレンスナンバーから、通称「トリプルゼロ」と呼ばれています。

外観上の特徴は、前モデルのRef.16800とほとんど見分けがつきません。使用されるステンレススチールの素材が変更されている点が特徴です。

流通量が限られているため、コレクターの間で高い注目を集めており、価値の高いモデルといえるでしょう。

ノンデイトの定番モデル Ref.14060

Ref.14060は、長年にわたり製造されたRef.5513の後継として、1990年ごろに登場したノンデイトモデルです。サブマリーナーがもつ伝統的なデザインを継承しつつ、現代的なスペックが盛り込まれました。

風防にはサファイアクリスタルが採用され、防水性能は300mを確保しています。ベゼルも逆回転防止機能を備え、ダイバーズウォッチとしての信頼性を高めました。

左右対称のシンプルなデザインも魅力で、根強い人気があります。

超ロングセラーモデル Ref.16610

1988年ごろから2010年ごろまでの約20年間にわたり製造された、ロングセラーモデルです。「サブマリーナーといえばこのモデル」と思い浮かべる方も多いかと思います。

搭載されたムーヴメント「Cal.3135」は、精度と耐久性の両方で高い評価を得ています。長い製造期間の中で、夜光塗料の種類や、ブレスレットの仕様変更などの細かな改良が加えられました。

中古市場でも安定した人気があり、今なお多くのファンを魅了し続けています。

Ref.14060→ Ref.14060M へ改良

2000年ごろ、ノンデイトモデルのRef.14060は、内部ムーヴメントを改良したRef.14060Mへと進化しました。外観上のデザインに大きな変更はありませんが、ムーヴメントが、従来のCal.3000からCal.3130へと変更されました。

なお、生産終了間際のモデルはスイスの「公認クロノメーター検査協会(COSC)」から認定を取得し、文字盤に「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」の表記が追加されています。

初のグリーンベゼルモデル Ref.16610LV

サブマリーナー誕生50周年を記念して、2003年に登場した特別なモデルで、通称「グリーンサブ」または「カーミット」と呼ばれています。ロレックスのコーポレートカラーである鮮やかなグリーンを、初めてベゼルに採用しました。

また、インデックスが大型化された「マキシダイヤル」も、Ref.16610LVで初めて採用されています。特に製造初期の「ファット4」「ライムベゼル」などは、希少価値が高いといわれているモデルです。

セラミックベゼル採用モデル Ref.116610LN

2010年に登場したRef.116610LNは、サブマリーナーに大きな技術革新をもたらしたモデルです。ベゼルの素材が従来のアルミニウムから、耐傷性・耐退色性の高い「セラクロム」というセラミック素材に変更されました。

また、ケースやブレスレットも大型化され、丈夫で高級感のある外観へと進化しています。ブレスレットの長さを簡単に調整できる「グライドロッククラスプ」も採用され、実用性が向上しました。

通称"ハルク Ref.116610LV

Ref.116610LVは、グリーンサブの第2世代として2010年に登場しました。Ref.16610LVのグリーンベゼルに加え、文字盤にもグリーンを採用した点が最大の特徴です。

光の当たる角度によって表情を変える、美しいサンレイ仕上げが施されています。力強い緑色の見た目から、海外ではヒーローにちなんで「ハルク」の愛称で親しまれています。

生産終了となりましたが人気は高く、中古市場で高値で取引されているモデルです。

セラミックベゼルへと改良 Ref.114060

2012年、ノンデイトモデルもRef.114060へとモデルチェンジし、セラミックベゼルが採用されました。先に登場したデイト付きモデルRef.116610LNと、同じ進化を遂げた形です。

傷や退色に強いセラクロムベゼルを搭載し、ケースも大型化されました。ブレスレットにはグライドロッククラスプが備えられ、着用感が向上しています。

ノンデイトならではの左右対称で端正な文字盤デザインは、そのまま継承されました。左右対称デザインを好む方から支持されているモデルです。

ケースサイズが大型化

サブマリーナーは2020年に、ケースサイズが従来の40mmから41mmへと大型化された、新世代モデルが登場しました。ケースは大きくなりましたが、ラグ(ケースとブレスレットの接合部)の形状がシャープになり、腕への収まりが良くなったと感じる方もいます。

ムーブメントも大きな変更点で、ノンデイトモデル(Ref.124060)にはCal.3230、デイト付きモデル(Ref.126610LNなど)にはCal.3235が搭載されました。

現行モデルとして人気が高く、正規店での購入は容易ではない状況が続き、買取価格も高水準で推移しています。ただし、将来の価格を保証するものではないため、今後資産としての価値が下がる可能性もあると認識しておきましょう。

サブマリーナーの種類

サブマリーナーは、長い歴史の中で数多くのバリエーションを生み出してきました。基本的なデザインは継承しているものの、機能や素材、カラーリングの違いによって、着用者に多様な選択肢をあたえてくれます。

ここからは、サブマリーナーの種類について解説します。

デイトorノンデイト

サブマリーナーは、文字盤に日付表示がある「デイト」モデルと、日付表示がない「ノンデイト」モデルに分けられます。

デイトモデルは、日付を拡大表示するための「サイクロップレンズ」が風防に備えられています。ビジネスシーンのように、日常的に日付を確認する場面で役立つ実用性が魅力です。

一方のノンデイトモデルは、日付表示がないため文字盤が左右対称となり、すっきりとした印象をあたえます。初代モデルのデザインに近い、シンメトリーな美しさを好む方から根強い支持を集めています。

素材

サブマリーナーの素材の種類は「オイスタースチール」「ゴールド」「オイスタースチール&ゴールド」の3つに分けられます。オイスタースチールは、ロレックスが独自に開発した素材で、さびにくいステンレスの「904L」が原料です。

華やかでラグジュアリーな雰囲気を求める方には、18Kのゴールドを使用したモデルも用意されています。また、ステンレススチールとゴールドを組み合わせた「ロレゾール」や「コンビ」と呼ばれるモデルも人気です。

素材によって時計があたえる印象は大きく変わるため、選択に重要な要素といえるでしょう。

カラー

サブマリーナーの魅力の一つに、多彩なカラーバリエーションの存在が挙げられます。代表的なカラーバリエーションとして知られる「グリーンサブ」「青サブ」「赤サブ」について、それぞれの特徴を解説します。

グリーンサブ

グリーンサブは、ベゼルや文字盤にロレックスのコーポレートカラーであるグリーンを採用したモデルの通称です。2003年のサブマリーナー誕生50周年を記念し、初めてグリーンベゼルのモデル「Ref.16610LV」が登場しました。

その後、文字盤もグリーンになった通称「ハルク」(Ref.116610LV)や、現行のグリーンベゼルモデル(Ref.126610LV)といった後継モデルに受け継がれています。

生産数が限られているため、市場ではプレミア価格で取引される場合もあります。

青サブ

青サブは、ベゼルや文字盤に鮮やかなブルーを採用したモデルの通称です。主にコンビモデルや、金無垢モデルがラインナップされています。

ゴールドの華やかさとブルーの爽やかさが組み合わさり、他のモデルにはないラグジュアリーでエレガントな雰囲気です。特に、光の角度で美しい放射状の輝きを放つサンレイ仕上げのブルー文字盤は、多くの方を魅了します。

夏の海辺やリゾートシーンにも映える、上品なダイバーズウォッチとして、確固たる地位を築いているカラーです。

赤サブ

赤サブは、ヴィンテージサブマリーナーの中でも、特に希少なモデルを指す通称です。1960年代後半から70年代前半ごろにかけて製造された、デイト付きの初代モデル「Ref.1680」の一部に見られます。

Ref.1680は、文字盤に記された「SUBMARINER」のロゴが、通常の白ではなく赤でプリントされています。赤いロゴは、生産の初期段階のみに採用された仕様でした。

また、個体によってレタリングが異なっており「6」や「F」の書体で価値が大きく変動します。流通量が少なく、現存する個体数が限られているため、ヴィンテージ市場で高い人気を誇ります。

オイスターブレスレット

オイスターブレスレットは、3列のフラットなリンクで構成された、シンプルながら高い耐久性をもつデザインです。ここでは、サブマリーナーに採用されてきたオイスターブレスレットの主な種類を解説します。

リベットタイプ

1960年代までサブマリーナーには、リベットタイプのブレスレットが採用されていました。ブレスレットのコマの側面を「リベット」と呼ばれる小さな棒状の留め具でつなぎ、固定している点が特徴です。

現在では製造されていないため、アンティーク市場以外では入手困難となっています。

巻き込みタイプ

1960年代半ばから1970年代後半ごろまで採用されていたものは、巻き込みタイプのブレスレットです。ブレスレットのコマの金属板を内側に折り曲げて成形しており、リベットタイプよりも見た目が一体的かつ強度が高くなっています。

巻き込みタイプには、ケースとブレスレットをつなぐ「フラッシュフィット」というパーツを分離できるタイプと、分離できないタイプの2種類があります。

ハードタイプ(フラッシュフィット分離型)

1970年代以降に採用されたのが、ハードタイプのブレスレットです。コマの両サイドが無垢素材となり、巻き込みタイプと比べ、耐久性が飛躍的に向上しました。

ブレスレットの耐久性と、ヴィンテージ感の残るデザインの転換期の仕様といえます。

ハードタイプ(フラッシュフィット一体型)

ブレスレットの進化は進み、フラッシュフィットとブレスレット本体が一体となったタイプが登場しました。ケースとの接合部の強度がさらに高まり、一体感のある外観となりました。

コマの中身が詰まった無垢の構造と相まり、時計全体の耐久性と安定した着用感が高まっています。

ハードタイプ(最新型)

現行のサブマリーナーは、すべての箇所に無垢素材を使用したブレスレットとなっています。コマ(リンク)の内部が空洞の「中空構造」だった部分も強化され、耐久性が増しました。

デザイン面では、ダブルロックにロレックスのマークが加えられた点が特徴です。

サブマリーナーの歴代のケースサイズ

サブマリーナーのケースサイズは、長い歴史の中で着用感や時代の流行に合わせ変化しており、37mm・40mm・41mmなどバリエーションがあります。

サブマリーナーは、時代とともに姿を少しずつ変えながら、ダイバーズウォッチとして高い地位を維持しています。サイズの変化は、サブマリーナーがダイビングツールとしての耐久性を追求しつつ、腕時計としての完成度を高めてきた証といえるでしょう。

【歴代】ロレックス サブマリーナーの人気モデル

サブマリーナーの長い歴史の中では、特に高い評価と人気を集めるモデルがいくつか存在します。ここでは、数ある歴代サブマリーナーの中から、現在でも高い人気を誇る代表的なモデルを5つ紹介します。

Ref.16610

Ref.16610は、約20年間にわたり製造された、サブマリーナーデイトのロングセラーモデルです。シンプルで視認性の高いデザインやアルミニウム製のベゼルなど、セラミックベゼルが登場する前の世代ならではの、洗練された雰囲気を備えています。

ケース径は40mm、ケース厚は12.5mm、重量は約135gで、使いやすいサイズ感と重量が特徴です。また、年式が新しい個体ほど高値で取引される傾向のため、コレクションしても魅力的な選択肢となっています。

Ref.16610LV

サブマリーナー誕生50周年を記念して、2003年に登場した特別なモデルがRef.16610LVです。インデックスと針が大型化された「マキシダイヤル」を初めて採用したモデルでもあります。

視認性が向上するとともに、力強い印象をあたえるデザインです。記念モデルとしての背景と個性的なカラーリングから、歴代サブマリーナーの中でも特に人気があり、2010年の生産終了後も価値が高まっています。

Ref.116610LN

Ref.116610LNは、2010から2020年にかけて製造されました。サブマリーナーの現代的な仕様を確立したモデルで、 ベゼル素材にセラミックを採用した点が特徴です。

ブラックの文字盤とベゼルでまとめられており、スーツスタイルからカジュアルなファッションまで、さまざまなシーンで活躍します。また、インデックスに青色発光の「クロマライト夜光塗料」が使用され、視認性が向上している点もポイントです。

Ref.126610LV

Ref.126610LVは、2020年に登場した現行モデルです。文字盤のカラーが、初代グリーンサブ(Ref.16610LV)を連想させる、黒文字盤にグリーンベゼルの組み合わせに変更されています。

個性が控えめながらも落ち着いた雰囲気が感じられ、幅広いファッションに合わせられます。 約70時間のパワーリザーブや300mの防水性能を持ち、実用性も向上しました。

また、ブレスレットの長さを簡単に微調整できる「グライドロッククラスプ」も採用されています。

Ref.116613LN

Ref.116613LNは、2009年から2020年にかけて製造されたモデルで、ステンレススチールと18Kイエローゴールドを組み合わせたコンビモデル(ロレゾール)です。

ベゼルと文字盤はブラックですが、リューズやベゼルの目盛り、ブレスレットなどに18Kイエローゴールドを使用しました。サブマリーナーがもつスポーティーな印象に、ゴールドならではの華やかさと高級感が加わっています。

ダイバーズウォッチとしての耐久性はそのままに、フォーマルな場面にも対応できるエレガントさを備えています。

ロレックス サブマリーナーがダサいと言われている理由

サブマリーナーは世界的に絶大な人気がありますが、一部では否定的な意見も見られます。ここでは、サブマリーナーが場合によっては否定的な評価を受ける理由を解説します。

スーツとコーディネートを組んでしまっているため

サブマリーナーが否定的な評価を受ける理由の一つに、スーツとの組み合わせが挙げられます。サブマリーナーは、プロのダイバー向けに開発された時計で、スポーティーでカジュアルな印象のデザインとなっているためです。

そのため、フォーマルなスーツスタイルに合わせると、時計だけが目立ってしまい、全体の調和がとれていない印象をあたえる場合があります。

また、厚みのあるケースゆえ、シャツの袖口に時計が収まりにくい点も指摘されており、全体の着こなしを崩す一因となるかもしれません。

ノンデイトモデルは1種類のみしかないため

日付表示のないノンデイトモデルは、バリエーションがブラックダイヤル×ステンレススチールのみで、一種類しかない点を指摘される場合があります。

日付表示のあるデイトモデルは、コンビモデルや金無垢モデルなど、素材やカラーの選択肢が豊富です。しかし、ノンデイトモデルは一種類のみのため、カラーバリエーションが豊富なデイトモデルと比較すると、単調と感じられるかもしれません。

ノンデイトモデルは日付表示がない

ノンデイトモデルは、日付表示機能がないため、実用面で不便だと感じる方も多い傾向です。日常生活やビジネスシーンでは、書類の日付を確認したり、スケジュールを管理したりと、日付を意識する場面は多くあるためです。

例えば、ビジネスシーンで契約書に署名する際、日付を確認したくともノンデイトモデルではわかりません。

日付表示機能がない分、デイトモデルより安価に購入できますが、実用性を重視する方からは機能が物足りないという評価を受けるケースが考えられます。

まとめ

ロレックスのサブマリーナーは、世界初の本格派ダイバーズウォッチとして誕生して以来、多くの方を魅了してきました。歴代モデルにはそれぞれに個性があり、現行モデルも進化を続けています。

今回の記事が、最高のサブマリーナーと出会うためのお役に立てると幸いです。

石山真路(いしやま しんじ)
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石山真路(いしやま しんじ)

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