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ロレックスのエアキングは人気ない? ダサい? 定価や歴代の種類を解説

ロレックスのエアキングは人気ない? ダサい? 定価や歴代の種類を解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴15年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

「ロレックス エアキングは人気がない」という噂を聞いて、購入をためらっている方もいるかもしれません。一部では「ダサい」という声も聞かれますが、その背景にはデザインの大きな変化があります。本記事では、エアキングが人気がないと言われる理由をはじめ、歴史や具体的な魅力、資産価値について解説します。

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ロレックス エアキングとは

ロレックス エアキングは、1940年代に誕生した歴史あるモデルです。正式名称は「オイスター パーペチュアル エアキング」で、現行のロレックスコレクションのなかで最も古いペットネーム(愛称)の一つです。

特徴として、時刻表示のみというシンプルな機能と、視認性に優れたデザインが挙げられます。

長年にわたりロレックスのエントリーモデルとして親しまれてきましたが、2016年にはデザインやサイズを一新し、本格的なパイロットウォッチとして進化を遂げました。

ロレックス エアキングの魅力

ロレックス エアキングの魅力は、長い歴史に裏打ちされた普遍的なデザインと、実用性の高さにあります。ここでは、エアキングがもつ具体的な魅力を3つの側面から紹介します。

ロレックスの中では手に取りやすい価格

ロレックス エアキングは、ブランドの他の人気モデルと比較して、手に取りやすい価格帯です。

現行モデルであるRef.126900の定価は1,135,200円ですが、デイトナ Ref.126500LNの定価は2,349,600円、GMTマスター II Ref.126710BLROの定価は1,664,300円と、他のスポーツモデルに比べて価格が抑えられています。

もちろん、ロレックスならではの高い品質や信頼性は備わっており、コストパフォーマンスに優れているという評価もあります。ロングセラーモデルでありながら、過度なプレミアがついていない点は、実用性を重視するユーザーにとって大きなメリットです。

機能がシンプルである

エアキングの多くは、時刻表示のみに特化したシンプルな3針モデルです。日付を合わせる手間がなく、気軽に使える点が魅力となっています。

このシンプルさは、流行に左右されない普遍的なデザインにもつながります。装飾を排した実用本位の設計に、パイロットウォッチとしてのルーツを感じられる点が、多くの時計愛好家を惹きつける要因です。

また、一般的に、機能がシンプルな構造は故障しづらい傾向があり、メンテナンスが容易というメリットもあります。

耐磁性に優れている

現行のエアキング(Ref.126900)は、高い耐磁性を備えている点も大きな魅力です。2016年に復活したRef.116900から採用された軟鉄製のインナーケース構造により、ムーブメントが強力な磁場から保護されています。

Ref.116900には「ミルガウス」と同じく耐磁性に特化したCal.3131が搭載され、現行のRef.126900には新世代ムーブメントCal.3230が採用されました。

日常生活で磁気帯びを気にする必要がほとんどないため、気兼ねなく毎日着用できる実用性を備えています。

ロレックス エアキングの人気がないと言われる理由

ロレックス エアキングは長い歴史と独自の魅力をもつ一方で「人気がない」と評価されることがあります。ここでは、エアキングの人気がないと言われる3つの理由を掘り下げて解説します。

他のモデルの人気が高いため

エアキングの人気がないように見えるのは、デイトナやサブマリーナー、GMTマスター IIといった他のプロフェッショナルモデルの人気が極めて高いためです。

これらのモデルは、機能性やデザイン、資産価値の面で市場から支持を受けており、正規店での入手が困難な状況が続いています。

結果として、エアキングは他のモデルの影に隠れがちになり「人気がない」という印象につながっていると考えられます。

1度生産が終了したため

エアキングは2014年に一度生産が終了し、2016年に新モデルRef.116900として復活しました。しかし、生産終了という事実が「人気がなかったからでは」という憶測が生まれ、ネガティブなイメージにつながったとの見方もあります。

2016年にデザインを一新して復活したものの、一度生産が途切れたことで、継続して生産されている他のモデルと比較され、人気面で不利に働くことがありました。

正規店で入手しやすかったため

エアキングは2018年ごろまで、他のスポーツモデルに比べて正規店で比較的入手しやすいモデルでした。ロレックス市場では、入手困難なモデルほど希少価値が高まり、人気が集中する傾向があります。

デイトナやサブマリーナーなどが品薄で店頭に並ぶことがほとんどない中で、エアキングは比較的在庫が見られました。入手しやすさが「人気がないから手に入る」というイメージにつながり、他のモデルを求める層からの評価が上がりにくい状況を生んでいます。

ロレックス エアキングの定価

ロレックス エアキングの定価を以下の表にまとめました。

型番 仕様 参考定価(税込)
Ref.116900 モデル名:エアキング
素材:ステンレススチール
文字盤:ブラック
廃盤(最終定価):793,100円
Ref.126900 モデル名:エアキング
素材:ステンレススチール
文字盤:ブラック
旧定価:1,065,900円
新定価:1,135,200円(2025年1月改定)

※上記は2025年11月時点の価格であり、変動する場合があります。

ロレックス エアキングの定価は、時代と共に改定しており、デイトナやGMTマスター IIは定価の時点で2倍以上の価格帯で設定されています。そのため、エアキングはロレックスのプロフェッショナルモデルの中で、比較的購入しやすい価格帯を維持しているといえるでしょう。

【歴代モデル】エアキングの種類

エアキングは1940年代の誕生以来、数々のモデルチェンジを経てきました。ここでは、エアキングの歴史を語る上で欠かせない主要な歴代モデルを紹介します。

Ref.5500

Ref.5500は、1950年代後半~1989年ごろまで30年以上にわたって製造された、エアキングを象徴するロングセラーモデルです。

ケースサイズは34mmで、シンプルなバーインデックスとペンシルハンドが特徴の、流行に左右されないデザインを確立しました。

多彩な文字盤のバリエーションが存在し、アンティーク市場でも人気が高い一本です。普遍的なデザインと手頃な価格帯から、ヴィンテージ初心者の方からも多く選ばれています。

Ref.14000

1990年ごろに登場したRef.14000は、ロングセラーであったRef.5500の後継機として、基本的なデザインは継承しつつ、機能面でのアップデートが図られたモデルです。

最も大きな変更点は、風防がプラスチックから傷に強いサファイアクリスタルになった点です。さらに、搭載ムーブメントがハイビート仕様のCal.3000に変更され、精度が向上しました。

Ref.5500のクラシカルな雰囲気を残しながらも、現代的な実用性を手に入れたバランスの取れたモデルといえるでしょう。

Ref.14000M

2001年ごろに登場したRef.14000Mは、Ref.14000のマイナーチェンジモデルにあたります。外観上の変更はほとんどありませんが、内部のムーブメントがCal.3000からCal.3130へと変更された点が特徴です。

Cal.3130は、当時のエクスプローラー I(Ref.114270)などにも搭載された信頼性の高いムーブメントです。外見では区別がつきにくいですが、内部機構の進化により、完成度が高められた実用的なモデルとして評価されています。

Ref.114200

Ref.114200のムーブメントは、前モデルと同じCal.3130ですが、エアキングとして初めて「スイス公認クロノメーター検査協会」の認定を受けており高精度となっています。

そのため、文字盤の「PRECISION」表記が「SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」へと変更され、時計の精度が公的に証明されることになりました。

また、ケースフォルムのボリュームが増したほか、文字盤・ベゼルバリエーションが豊富になっています。

一時生産終了(オイスター パーペチュアル Ref.114200)

2014年のマイナーチェンジにより、Ref.114200の後期モデルにおいて文字盤から「Air-King」のロゴが消え、コレクションが事実上の生産終了となります。

その影響で、エアキングは一時的に「オイスター パーペチュアル 34」のコレクションに統合されます。

突然の生産終了は、多くのロレックスファンに衝撃を与える出来事でした。しかし、結果的に生産終了を経て、エアキングは新たなコンセプトで復活を遂げることになりました。

Ref.116900

2016年にエアキングは、Ref.116900として復活を遂げました。ケースサイズは従来の34mmから40mmに大型化され、全く新しいデザインが与えられました。

文字盤は、ロレックスが技術支援した超音速カー「ブラッドハウンド SSC」の計器盤を彷彿とさせるといわれており、ミニッツスケールが強調された特徴的なデザインです。

ムーブメントには、ミルガウスにも搭載されている耐磁性に優れたCal.3131が採用され、本格的なパイロットウォッチとしての性能を備えています。

エアキング 14000と14000Mの違い

エアキングのRef.14000と後継機であるRef.14000Mは、外観が酷似していますが、以下のような違いがあります。

型番 搭載ムーブメント テンプ
Ref.14000 Cal.3000 シングルブリッジ
Ref.14000M Cal.3130 ツインブリッジ

Ref.14000にはCal.3000が搭載されているのに対し、Ref.14000MにはCal.3130が採用されています。Cal.3130は、ムーブメントの心臓部であるテンプを両側から支えるツインブリッジ構造になっており、衝撃への耐性や安定性が向上しました。

また、外観上のわずかな違いとしては、Ref.14000Mの後期モデルから風防の6時位置に王冠の透かし彫りが入るようになった点や、ブレスレットを固定するケース側面の横穴がなくなった点も挙げられます。

ロレックス エアキング 14000は人気?値上がりしてる?

ロレックス エアキング 14000は、近年のロレックス全体の価格高騰の影響を受け、値上がり傾向にあります。2025年11月現在の中古市場では、直近1年の平均価格が約795,000円というデータが出ています。

ロレックス エアキング 14000が値上がりしているか確認するため、2025年11月現在から、6ヶ月以内の中古市場における他モデルとの価格変化額を比較し、以下の表にまとめました。

型番 平均価格(2025年11月時点) 価格変化(6ヶ月)
Ref.14000M 736,018円
+60,890円
Ref.14010 744,647円
+39,585円
Ref.14000 795,888円
+52,350円
Ref.5700 840,633円 +477,633円
Ref.116900 1,224,531円
+39,381円

※上記は2025年11月時点の価格であり、変動する場合があります。

表内の他モデルと比較しても、Ref.14000は高い価格水準を維持しており、市場での高い評価がうかがえます。

ロレックス エアキングを愛用する芸能人

ロレックス エアキングは、控えめながらも洗練されたデザインで、多くの芸能人にも愛用されています。ここでは、エアキングを愛用していることで知られる5人の芸能人を紹介します。

唐沢寿明

俳優の唐沢寿明さんは、ドラマ「あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!」内で、ヴィンテージモデルであるRef.5500を着用していました。

1950年代後半~1989年ごろまで製造されており、ロレックスの長寿モデルの一つです。34mmという小ぶりなケースサイズや、時刻表示のみに絞ったシンプルで飽きのこないデザインが特徴です。

Ref.5500はエアキングの中でも有名かつ歴史のあるモデルのため、ファンや愛好家から支持されています。

木村拓哉

ファッションアイコンとしても知られる木村拓哉さんが着用しているのは、Ref.5500やRef.14000といった旧型モデルです。特にドラマ「CHANGE」では、シルバー文字盤のRef.5500を着用していたことが有名です。

Ref.5500は、34mmの小ぶりなケースに時刻表示のみという、シンプルなデザインが特徴です。クラシックな佇まいは、総理大臣という役柄の雰囲気を引き立てていました。

トータス松本

ミュージシャンのトータス松本さんは、Ref.14000Mのピンク文字盤という個性的なモデルを着用しています。3・6・9のアラビア数字が配されたインデックス、柔らかなピンクの色合いが特徴で、音楽番組「魁!音楽番付 Eight」などで着用しています。

ピンク文字盤のエアキングは流通量が少なく、中古市場では珍しい一本です。エアキングのシンプルな基本設計に、特徴的なカラーとインデックスが組み合わさったモデルといえます。

レイザーラモンHG

お笑い芸人のレイザーラモンHGさんは、Ref.14000Mを愛用していることが確認されています。ファッション雑誌「MEN'S CLUB」の2013年10月号で、愛用の私物として紹介されました。

彼が所有する一本は奥様から贈られたもので、シルバーアクセサリーブランド「スタンリーゲス」によって、ケース・ブレスレットにカスタムが施された特別な仕様です。

エアキング本来のシンプルなデザインに、重厚なシルバーアクセサリーの要素が融合しています。

太田雄貴

元フェンシング日本代表で、現在は国際フェンシング連盟副会長を務める太田雄貴さんもエアキングを着用しています。

太田雄貴さんが着用していたのは、2016年に登場した40mmケースのRef.116900です。ミニッツスケールが強調された黒文字盤や、グリーンの秒針とブランドロゴが特徴的なデザインです。

バラエティ番組「櫻井・有吉 THE夜会」など、メディア出演の際に着用している様子が見られます。

エアキングに関するよくあるQ&A

ロレックス エアキングについて調べていると、さまざまな疑問や気になる点が出てくることでしょう。ここでは、エアキングに関して頻繁に聞かれる質問の一つを取り上げ、解説します。

エアキングはダサい?

「エアキングはダサい」という意見は、主に2016年に登場したRef.116900以降の現行モデルのデザインに対して見られます。

大きく配置されたアラビア数字のインデックスや、緑色の秒針とロゴといった特徴的なデザインが、一部で「個性的すぎる」「ロレックスらしくない」と評価されることがあるためです。

従来のシンプルでクラシックなエアキングを好む層からは否定的な意見も聞かれますが、他モデルにはない唯一無二のデザインとして高く評価する声も多く存在します。

デザインの好みは主観によるものが大きいため「エアキングはダサい」とは言い切れないでしょう。

まとめ

ロレックス エアキングが「人気がない」といわれるのは、他の人気モデルの影に隠れてしまったり、過去に生産終了した経緯があったりするためです。

長い歴史に裏打ちされた普遍的な価値と、ロレックスの中では比較的手に取りやすい価格帯は、大きな魅力です。本記事を参考に、自身のスタイルに合った一本を見つけてみてはいかがでしょうか。

石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
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石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
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