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世界一高い腕時計ランキング15選|値段や最高級腕時計の特徴を解説

世界一高い腕時計ランキング15選|値段や最高級腕時計の特徴を解説
石山真路(いしやま しんじ)
記事の監修者
査定歴15年
石山真路(いしやま しんじ)

貴金属・ブランド品・時計など多彩な商材を長年取り扱い、市場動向や真贋判定に深い知見を持つ査定士。
豊富な経験に基づく正確な査定と丁寧な対応で信頼を得ています。最新の市場情報にも精通し、コラム監修では実践的な知識を発信しています。

高級腕時計の最高峰と称されるモデルには、各ブランドが培ってきた歴史や高い技術力が反映されています。本記事では、世界で最も高価な腕時計15本を厳選し、資産価値の背景や落札価格についてもあわせて紹介します。


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目次

世界一高い腕時計ランキング15選

世界的にも希少価値の高い腕時計を15本厳選して紹介します。各モデルのブランドや落札価格はもちろん、なぜこれほど高い価値が付けられているのか、その背景や理由についても解説します。

15位 パテック フィリップ 5004T

パテック フィリップは、「世界三大時計」のひとつに数えられる名門ブランドです。複雑機構の精度や仕上げの美しさは、業界内でも群を抜いて高く評価されています。

「5004T」は、チャリティーオークションのために世界で1本だけ製作された特別なモデルで、通常は貴金属が用いられるなか、あえてケース素材にチタニウムを採用しました。

永久カレンダーとスプリットセコンド・クロノグラフという超複雑機構を搭載し、スポーティーな外観も従来の5004とは一線を画しています。素材やデザイン、唯一無二の希少性が高く評価され、コレクターの間では極めて高い価値を持つ腕時計として知られています。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2013年 295万ユーロ 約3億9,200万 円 1ユーロ=約132.87円

14位 ルイ・モネ メテオリス コレクション

天文時計や機械式技術で知られるフランス人の天才時計師 ルイ・モネの名を継承したブランドです。ルイ・モネは、世界初のクロノグラフを開発したほか、希少な素材を用いた独創的な時計作りでも知られています。

このモデルは、月や火星など宇宙由来の隕石を時計の文字盤に組み込んだ限定モデルです。特に火星の隕石は、およそ1億8000万年前のものと推定されており、その希少性の高さが伺えます。

なお、公式の落札年月日や落札価格は公表されておらず、換算価格はあくまで推定です。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
不明 推定 約460万ドル 推定 約5億円超

13位 ロレックス アンティマグネティック スプリットセコンド クロノグラフ Ref.4113

ロレックスは圧倒的な知名度を誇る高級ブランドであり、「一生もの」として長く愛用できるうえ、資産価値も安定しているため、多くの人々に支持されています。

1942年製に製造されたこのモデルは、ロレックス史上唯一のスプリットセコンド・クロノグラフで、わずか12本しか製作されませんでした。当時としては最大級となる44mmのケースサイズを持ち、モータースポーツチームへの贈呈用として制作された特別モデルとなっています。

耐磁性を備えた高精度な計測機構を持ちながら市販されることはなく、その希少性から「幻の存在」として知られ、世界最高額で取引されました。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2024年 約350万ドル 約5億4,000万円 1ドル=約 154.5 円

12位 バオ・ダイ・ロレックス

ベトナム最後の皇帝 バオ・ダイが所有していた、極めて希少なモデルです。当時のロレックスは、王室や著名人に時計を提供することでブランドのステータスを高めていました。

1954年に製作されたこのモデルは、ブラックダイヤルにダイヤモンドインデックスを備えた金無垢オイスターパーペチュアルで、ポインターデイト付き永久カレンダーとムーンフェイズを搭載した特別仕様となっています。

2017年のオークションでは約5億7,500万円で落札され、ロレックス史上最高額を記録しました。その希少性と歴史的背景から、世界のコレクターにとって特別な存在となっています。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2017年 約506万ドル  約5億7,500万円 1ドル=113.4円

11位 パテック フィリップ ノーチラス Ref.5711/1A-018

1976年に登場したスポーツラグジュアリーウォッチで、潜水艦「ノーチラス号」の舷窓から着想を得た独特のケースデザインが特徴です。

2021年にはティファニーとの提携170周年を記念して、わずか170本限定で製作され、ティファニーブルーの文字盤やシースルーのケースバックに「170th Anniversary」の記念刻印が施された特別仕様となっています。

その希少性の高さから市場価値が高騰しており、世界中のコレクターに熱狂的に支持される、まさにコレクターズピースといえるでしょう。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2021年 約650万ドル 約7億3,866万円 1ドル=113.58円

10位ロレックス GMTマスター Ref.1675

複数タイムゾーンを同時に確認できるパイロット向けの名作モデルです。赤と青の回転ベゼルがペプシのロゴに似ていることから、通称「ペプシベゼル」と呼ばれています。

耐久性に優れたステンレスケースとオイスターリストを採用し、航空関係者や世界を飛び回るエグゼクティブに愛されてきました。

映画『地獄の黙示録』ではマーロン・ブランドが実際に着用しており、裏蓋には「M. Brando」と刻印された個性的な仕様でも知られています。2023年には約7億5,000万円で落札され、史上最高額で取引されたGMTマスターとして時計史に名を刻むモデルとなりました。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2023年 509万ドル 約7億5,000万円 1ドル=約149.9円

9位 パテック フィリップ グランド・コンプリケーション Ref.5016A-010

慈善オークションのために製作された、世界に一つだけの特別モデルです。本来はプラチナやローズゴールドで展開されるRef.5016を、ステンレススチールで仕上げている点が大きな特徴です。

さらに、ミニッツリピーター、トゥールビヨン、ムーンフェイズ付きパーペチュアルカレンダーという、腕時計の中でも最も複雑とされる三大機構を同時に搭載し、特別なキャリバーのよって駆動されています。

手巻きムーブメントには最高峰の仕上げが施されており、パテック・フィリップの卓越した技術力と希少性を象徴する、伝説的存在の腕時計として高い評価を受けています。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2015年 約730万スイスフラン 約8億9,498万円 1スイスフラン=122.6円

8位 パテック フィリップ ワールドタイム Ref.2523 ウール・ユニヴェルセル ゴッビ・ミラノ

2つのリューズを備えたトゥークラウン式ワールドタイムウォッチとして、ウォッチメイキング黄金期を象徴する名作です。

イタリアの名門「ゴッビ・ミラノ」とのダブルネームを持つモデルは極めて稀で、青エナメル文字盤に入ったダブルサインが特別な価値を示しています。中央ダイヤルにはクロワゾネ・エナメルで世界地図が描かれ、世界都市の時刻表示と高度な装飾技術が融合しています。

ピンクゴールド仕様はわずか7本ほどしか製造されず、希少性と歴史的価値の高さから、オークションでは高額で落札される伝説的モデルです。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2019年 約7,018万香港ドル 約9億8,048万円 1香港ドル=13.97 円

7位 パテック フィリップ ワールドタイム Ref. 2523 ユーラシア シルクロード

1950年代に製造された、ワールドタイムウォッチの最高峰と称される名作です。2時位置と4時位置に備えられた2つのリューズで操作する「トゥークラウン」仕様を採用し、一方で時刻を、もう一方で都市リングと24時間リングを調整できます。

ルイ・コティエが考案したワールドタイム機構を搭載し、製造数が極めて少ないことから、オークションでは数億円規模で取引される伝説的モデルです。本作はアジアを含む唯一の構図から「ユーラシア」「シルクロード」とも呼ばれています。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2024年 約6,548万香港ドル 約12億9,000万円 1香港ドル= 約20円

6位 パテック フィリップ プリンス・モハメド・テューフィック A. トゥーソン Ref.1518

1941年から1954年にかけて製造された、世界初の量産型永久カレンダー付きクロノグラフで、現存する本数はわずか約281本といわれています。特にステンレススチール製は4本しか現存せず、非常に希少性の高いモデルといえます。

また、1948年製のピンクゴールド製「ピンク・オン・ピンク」仕様は、オリジナルの証明書や箱が揃っているものが非常に少なく、状態が良好なものほど高く評価されます。

2021年のオークションでは約10億8,514万円で落札され、美しいサーモンピンク文字盤と卓越した機構が世界中のコレクターから称賛されました。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2025年 約957万スイスフラン 約18.24億円 1 スイスフラン=190.60円

5位 ロレックス コスモグラフ デイトナ ポール・ニューマン Ref.6239

俳優でありレーサーでもあったポール・ニューマンが愛用したことで、伝説的な存在となった時計です。通称「ポール・ニューマン・デイトナ」と呼ばれ、独特の文字盤デザインや外周のスクエア目盛り、コントラストの効いたサブダイヤルによって視認性が高められています。

製造数が少なく、状態が良好な場合は極めて希少で、オークションでは数百万ドル規模で落札されることもあります。コレクターにとっては時計の枠を超え、所有すること自体にステータスや物語を感じさせる特別な腕時計といえます。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2017年 約1.78億ドル 約20億2,591万円 1ドル=114.12円

4位 パテック フィリップ グランド&プチソヌリ ミニッツリピーター Ref.6301A-010

世界的に注目される「グランド&プチソヌリ付きミニッツリピーター」を搭載した、究極のチャイム機構を持つ超複雑時計です。

ステンレススチール製は極めて珍しく、文字盤には手仕上げの渦巻き模様がブルーグリーンのフランケエナメルで施され、インデックスにはバゲットカットダイヤモンドが配置されています。精密な設計と熟練の技術によって生み出される音色は透明感があって美しく、コレクターからも高く評価されています。

オークションでも高額で取引される名作であり、2024年のオークションでは、約26億円超えで落札されました。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2024年 約1,570万スイスフラン 約26億9,820万円 1スイスフラン=171.86円

3位 パテック フィリップ パーペチュアルカレンダー Ref.1518

1941年に登場したこのモデルは、世界初の量産型永久カレンダー付きクロノグラフで、時計史に名を刻む伝説的な存在です。

ステンレススチール製はわずか4本しか製作されず、そのうち2本を、ブダペストの時計店であるジョセフ・ラング氏が所有していたというエピソードも残っています。

美しいサーモンピンクの文字盤や精巧なムーブメントを備え、オリジナルの証明書や箱が揃った状態は非常に珍しく、高く評価されます。その希少性の高さからコレクターに熱烈に支持され、オークションでは数百万ドルで取引されるモデルでもあります。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2025年 約1,419万スイスフラン 約 27 億590 万円 1スイスフラン=190.69円

2位 パテック フィリップ ヘンリー・グレーブスJr. スーパーコンプリケーション

時計史上屈指の超複雑懐中時計です。著名な時計コレクターのヘンリー・グレーブスJr.の依頼により、熟練の職人が約8年かけて完成させました。

永久カレンダーやミニッツリピーター、星座表示など計24種類の複雑機構を搭載し、実用性と天文学的精度を兼ね備えています。これらの機能は、依頼主であるグレーブス Jr.氏の自宅の所在地に合わせて調整されており、世界に一つだけの特別仕様となっています。

そのため、オーダーメイドモデルとして極めて高い希少性を誇り、2014年のオークションでは約27億円超えで落札されるなど、史上最高額の懐中時計として時計史に名を刻みました。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2014年 約2.32億スイスフラン 約27億8,028万円 1スイスフラン=119.64円

1位 パテック フィリップ グランドマスター・チャイム Ref.6300A-010

世界で最も複雑な腕時計の一つとして知られるパテック フィリップの超高級モデルであり、2014年の創立175周年を記念して製作されました。ステンレススチール製としては世界で1本しか存在せず、リバーシブルケースに2つの文字盤を備えています。

また、グランドソヌリやプチソヌリ、ミニッツリピーター、永久カレンダーなど20種類以上の複雑機構を搭載し、高度な技術力と精緻な仕上げを両立しています。

その革新的な設計と希少性により、コレクターの注目を集め、オークションでは約33億円超で落札されるなど、腕時計史上最高額を記録しました。

年度 落札価格 換算価格(円) 為替レート
2019年 約 3,100 万スイスフラン 約33億9,481万円 1スイスフラン=109.51円

最高級腕時計の特徴

最高級腕時計の価値が高騰する背景には、技術力や希少性、ブランド力など、複数の要因があります。ここでは、腕時計の資産価値を高める4つのポイントをわかりやすく解説します。

希少性が高い

製造本数が極めて少なく、市場にほとんど出回らないモデルは需要が高いため、時間とともに価値が上昇する傾向があります。わずかな本数しか作られなかったモデルや特定の年式の文字盤、経年による独特の風合いも希少性を高めます。

また、腕時計の状態や付属品の有無も資産価値に大きく影響します。こうした希少性の高い腕時計は、長期的に見ても魅力的な資産といえます。

唯一無二の物語・歴史がある

資産価値の高い時計は、単なる希少性だけではなく、歴史的に重要な背景が刻まれます。王室や著名人が所有したものや、特定の出来事に関わったもの、特別な限定仕様で製作された腕時計は、世界に一つしかないストーリーが伴っています。

そのため、こうした背景を持つ腕時計はコレクターにとって大きな魅力となり、所有するだけでも価値が高まります。その結果、オークションや市場でも高額で取引されやすくなります。

高度な職人技で製作されている

熟練の時計職人によって作られた腕時計は、卓越した技術と精密な設計が施されており、資産価値も非常に高く評価されます。手仕上げの装飾や複雑なコンプリケーションは量産品にはない独自性を持っているため、耐久性や品質の高さにもつながります。

単なる装飾ではなく、機械としての完成度や芸術品としての価値も備えているため、時間を経てもコレクターや投資家にとって魅力的な逸品となり得ます。

ブランド力がある

最高級腕時計の価値は、なんといってもそのブランド力にあるでしょう。長い歴史と伝統、高度な技術力、芸術的なデザインを背景に持つブランドは、信頼性とステータスの象徴として広く認知されています。

「世界三大時計」と称される超高級ブランドや知名度の高いロレックスなどは、所有すること自体に価値が生まれます。そのため、ブランド力がそのまま価格に反映され、資産としても十分な価値を持つのです。

最高級腕時計に関するよくあるQ&A

腕時計以外で世界一高いのはどんな時計?

世界で最も高価な時計の一つとして知られるのは、ブレゲの「グランデ コンプリケーション マリー・アントワネット」です。

1782年、伝説的な時計師 アブラアム=ルイ・ブレゲは、王妃マリー・アントワネットのために懐中時計の製作を始め、ブレゲが亡くなった後も弟子たちが引き継ぎ、1827年に完成しました。

当時の最先端技術を駆使した複雑機構を搭載し、ゴールド製ケースと透明なガラス越しに内部が見える仕様は、まさに王妃のための究極の1台といえます。

王妃は1793年に革命で亡くなったため、実際に使用されることはありませんでしたが、現在は博物館やコレクションで大切に保管されています。

定価が一番高い腕時計は?

ロレックス「GMTマスター II “アイス” Ref.116769TBR」は、GMT機能と日付表示を備えた特別なモデルで、その圧倒的な華やかさから当時の販売価格は約6,700万円にも上りました。

18Kホワイトゴールド製のケースとブレスレットにはダイヤモンドを全面にあしらうなど、豪華な装飾が施されており、現在は製造が終了していますが、単なる時計の枠を超えた芸術品として高く評価されています。

まとめ

世界で最も高価な腕時計15本を紹介しました。いずれも名作や希少モデルであり、時を刻む道具を超えた特別な価値を持っています。まさに時計という芸術の頂点を示す象徴であることが伺えます。

石山真路(いしやま しんじ)
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