目次
メンズに人気の腕時計ブランド
メンズ用の腕時計ブランドは数多くありますが、その中でも人気のあるブランドはどのようなモデルを展開しているのでしょうか。ブランドの特徴から人気の秘密を紐解いてみましょう。
ロレックス

スイスに拠点を置いている、時計業界でトップランナーとして牽引している高級ブランドです。
世界中にいるファンからの期待に応えた高品質で実用性の高いモデルが揃っており、定期的なメンテナンスを行えば半永久的に使用できるといわれています。そのため、資産価値は高水準を維持しており、リセールバリューも高いです。
そんなロレックスで特にメンズ人気があるのは、コスモグラフ デイトナやサブマリーナーなどのスポーツモデルです。
しかし、需要が供給よりも大きく上回り、生産数自体も少ないため、現行モデルは正規店を巡る「ロレックスマラソン」をしないといけないほど、入手困難な状況となっています。
ウブロ

1979年に創業したウブロは、業界の中でも独創的なデザインが評価されているブランドです。
一般的でないラバー素材をベルトにしたものや2つの素材を融合したものなど、ファッション性の高いモデルが揃っています。多くの著名人が愛用しており、ウブロのモデルは「成功者が身につける時計」ともいわれているようです。
どのコレクションでもベゼルが舷窓のようにビス留めされており、ビッグ・バンやクラシック・フュージョン、キングパワーといった人気モデルは存在感があります。実用性や機能性も兼ね備えており、ケースサイズも大きいため腕の太い方にもぴったりです。
カルティエ

「世界五大ジュエラー」として独創的なアイテムの数々で評価されているカルティエは、腕時計の分野でも選ばれるブランドです。
世界で初めて腕時計を製造したという歴史があり、アイコニックなモデルのサントス ドゥ カルティエをはじめ、クラシカルで華やかなモデルが特徴的です。その美しさは女性だけでなく男性でさえも魅了しています。
その中でも、タンクやバロンブルーなどのおしゃれで力強さのあるモデルが、カルティエのメンズ人気を後押ししています。
IWC

IWCはスイスに拠点がありますが、ドイツ職人たちの質実剛健を反映した丁寧なデザインで注目を浴びています。
「航空・航海」用をテーマとし、航海士やパイロットなどプロに特化したモデルが製造されています。ケースサイズが40mm以上と大きく、その視認性の高さや機能性は日常使いとしても申し分ないです。
ステータス性も高く、「永久修理制度」によるメンテナンスで長く愛用できます。
人気モデルは、パイロット・ウォッチやポルトギーゼというIWCを代表する腕時計です。
チューダー

チューダーはロレックスのディフュージョンブランドです。創業当時は、ロレックスの知名度向上と普及のため一般向けに価格を抑えたモデルを展開していました。1990年代ごろになると独自路線を貫いており、人気を集めています。
製造にはロレックスの部品を使用していることもあり、モデルの堅牢性や着け心地には申し分なく、長期間の着用ができます。カジュアルでポップなデザインも多く、親しみやすいです。
現在は、初期のダイバーズモデルを復刻させたブラックベイシリーズがチューダーの主力となっており、資産価値が上昇しています。
グランドセイコー

日本の有名時計メーカー「セイコー」のハイブランドです。「最高級の腕時計を作り出す」という決意のもと、1960年代に誕生しました。2017年にはセイコーブランドから独立し、世界進出も果たしています。
岩手県にある専門工房で国内完全生産をしており、機能性の高さと普遍的なフォルムをコンセプトとした実用的な高級腕時計を製造しています。視認性と装着感が良く、精度も高いです。
スポーツコレクションやヘリテージコレクションに該当するモデルを中心に、人気を集めています。
オメガ

「究極」という意味であるギリシャ語の最終文字が由来のオメガは、過酷な環境下でも時間を視認できる耐久性の高さが評価されています。
宇宙や深海でも時刻を確認することができ、その性能はマリアナ海溝での動作やアポロ11号の月面着陸で実証済みです。現在もオリンピックの公式タイムキーパーとして採用されており、NASAでも公式時計として船外活動で着用しています。
モデルはスポーツシーンに特化したものが多く、中でも、シーマスターやスピードマスターの人気が高いです。
ブライトリング

ブライトリングは航空業界とのパートナーシップにより、ブランドとしての地位を確立しています。
腕時計を「航空機用の計器」と見立てて開発しており、クロノグラフが搭載された立体的な文字盤は視認性が高く、パイロットに長年愛用されています。
特に、クロノグラフと航空用回転計算尺を備えているナビタイマーは、ビジネスシーンに合わせやすく、メンズ人気が高いです。
「100%クロノメーター宣言」のもと、スイス公認クロノメーター検査協会から認定を受けたモデルを展開しているため、信頼性と実用性は保証されています。
タグ・ホイヤー

タグ・ホイヤーは、モータースポーツと深い関わりをもつブランドです。
人気のあるカレラやフォーミュラ1など、クロノグラフのあるモデルを多く展開しており、どのモデルもスポーティでスタイリッシュなデザインとなっています。
他には、月の満ち欠けを確認できるムーンフェイズという珍しい機能を搭載したものがあります。
どのモデルも耐水性に優れており、日常使いしやすいです。
ハミルトン

ハミルトンは、アメリカ文化に根付いたモデルを展開しているブランドです。
アメリカで創業したのち時計大国のスイスへ拠点を移しており、そこで培ってきた技術力を生かしてアメリカらしさのあるモデルを製造しています。ハリウッド映画でも多くの作品でハミルトンの腕時計を役者が着用しており、知名度を高めています。
メンズ人気が高いモデルは、古きよきアメリカの文化を表現したダンディで都会的なジャズマスターや三角形のフォルムという独創的なデザインのベンチュラです。
現行品の定価は最低でも15万円程度と、手が届きやすいです。
メンズに人気の腕時計モデル
すべてのブランドを総合的に見て、特に人気の高いメンズ向けの腕時計モデルをご紹介します。どのような特徴が支持されているのでしょうか。
ロレックス サブマリーナー

サブマリーナーは、プロのダイバー向けに開発されたスポーツモデルです。
1954年に登場して以降、シンプルで普遍的なデザイン性が高く評価されており、現在も幅広い世代に人気があります。水深300mまでの防水性能、夜光塗料による視認性の高さなど、日常生活にも適した機能をもち、シーンに左右されることなく着用できます。
定期的にメンテナンスを行えば半永久的に着用することが可能であり、中古市場では正規店の定価以上で販売されるほどの資産価値があります。
ロレックス デイトジャスト

ロレックスが発明した三大機構「オイスターケース」、「パーペチュアル機構」、「デイトジャスト機構」が集約されたモデルです。
名前の通り日付が深夜0時ジャストになると変更される機能を持ち、防水性能も備えているため、日常生活における実用性の高さが評価されています。サイズやデザインのバリエーションも豊富にあり、お好みのモデルが見つかりやすいです。
発表から80年以上経過した現在でも高い人気を誇り、ロレックスの全モデルの中でも所有率が非常に高いといわれています。
ロレックス コスモグラフ デイトナ

ロレックスにおけるすべての腕時計の中でも、トップクラスの人気を誇るスポーツモデルです。
プロのカーレーサー向けに開発されたもので、ロレックスでは唯一、時間計測ができるクロノグラフが搭載されています。スポーティで機能美のあるデザインは世界中から評価され、現行モデルだけでなく、ヴィンテージモデルも市場価値が高いです。
スーツにも合わせやすく、非常に実用的です。
ロレックス GMTマスター I

GMTマスター Iは、アメリカの航空会社からの依頼を受けてパイロット向けに製造されたモデルです。
異なる場所の時刻を確認できる「GMT機能」を搭載しており、両方向回転式ベゼルとGMT針により把握することができます。これにより、飛行機の出発地と目的地の時刻が判断でき、海外出張の多いビジネスマンや旅行好きの方にも愛用されています。
また、個性的なツートンカラーのベゼルも高く評価されており、赤と青の組み合わせは「ペプシ」と呼ばれるなど、人気のあるカラーには愛称がつけられています。
ロレックス エクスプローラー

環境の厳しい場所でも時間を正確に刻むことができるモデルです。
探検家や登山家向けに開発されたもので、世界最高峰の山であるエベレストを登頂しても壊れないほどの堅牢性を誇ります。
日付機能がなくすっきりとした見た目のためビジネスやカジュアルにも合わせやすく、発売から70年以上経過した現在も高い人気が続いています。
高価格の多いスポーツモデルの一つですが、比較的安価な価格帯で購入しやすいです。
オメガ シーマスター

シーマスターは、名前の通り防水性能に優れているモデルで、オメガの代表的なダイバーズウォッチです。
ロレックスではコレクションによって防水性能が決まっていますが、シーマスターは水深150m、300m、600mと、同じ名前でも防水性能が異なります。中には、6,000mの水圧に耐えられるモデルもあります。
また、カラーや素材のバリエーションも豊富で、スポーティなモデル以外にもクラシックや高級感のあるラグジュアリーなモデルが揃っています。
着用したいシーンに合わせたモデルが見つかりやすいでしょう。
オメガ スピードマスター

F1などのカーレースや陸上競技向けに開発されたモデルです。
オメガを代表するプロフェッショナルラインの1つで、文字盤にはストップウォッチ機能であるクロノグラフ、ベゼルにはタキメーターを搭載しています。タキメーターの採用は、スピードマスターが世界初といわれています。
実用性が高く、第4世代のモデルはNASAの公式装備品となり、アポロ11号による人類初の月面着陸でも宇宙飛行士の方が着用しました。
この実績により、スピードマスターは高い信頼性を持つモデルとして、現在も高い人気を誇ります。
カルティエ タンク

1919年に商品化されて以降、現在もたくさんの種類を展開しているレクタンギュラーウォッチです。戦車のフォルムから着想を得て製造されました。
ベゼルを持たず、ラグとケースサイドを一体化したデザインが特徴で、外観の美しさは非常に芸術的です。女性向けの印象が強いですが、「タンク マスト」や「タンク ルイ」など男性の力強さや大胆さをイメージしたモデルがあります。
歴史的価値がありステータス性も高い、憧れの腕時計です。
ウブロ ビッグ・バン

ビッグ・バンは、経営難に陥ったウブロを立て直した人気モデルです。
ウブロのモデルにある「両サイドに飛び出している2つの突起」「ビス留めのベゼル」「ビス留め式ストラップ」を継承しつつ、「融合(フュージョン)」というテーマのもと、金とラバーなど、異なる2つの素材を掛け合わせた大胆なモデルを展開しています。
独創性のあるデザインが目立ちますが、防水性と耐久性に優れており、アウトドアでも活躍します。
チューダー ブラックベイ

ロレックスの姉妹ブランドであるチューダーで製造された、歴史と革新性を兼ね備えたモデルです。
1950年代に発売されたダイバーズウォッチを現代的に再解釈しており、ロレックスにある「サブマリーナー」がベースとなっています。個性的なスノーフレーク針の採用により、スポーティな見た目とクラシカルな雰囲気を両立しています。
また、防水性能は水深200mまで耐えることができ、日常使いとしても最適です。
近年は、GMT機能を加えた派生モデルが登場しています。
メンズの腕時計の選び方

メンズ用の腕時計は多種多様であるため、目移りしてしまいます。購入時は、何を基準として選ぶのがよいのでしょうか。
利用シーンで選ぶ
腕時計は利用するシーンによって印象が異なり、その場所に似合わないモデルを着用すると不恰好に見えてしまいます。以下のように、着用頻度の高いシーンに合わせて選んでみましょう。
ビジネス
ビジネスシーンで使用する場合は、金属製や革製のストラップが付いたアナログ時計がおすすめです。
ロレックスのデイトジャストやカルティエにあるタンクなどのモデルでステータス性を高めて、フォーマルな雰囲気を演出しましょう。上品でエレガンスなデザインのため、どのような場所でも対応できます。
一方で、ラバーストラップ付きのモデルはカジュアル寄りとなり、場所によって浮いてしまう可能性があります。革製ストラップのモデルも使用期間が長いと汚れが目立つため、定期的に拭いておきましょう。
プライベート
プライベートでの着用を重視したいのであれば、場所や服装を基準に選んでみましょう。
例として、ジーンズやTシャツに合わせるときは、ケースサイズが大きめなウブロのビッグ・バンなどを着用することで存在感や爽やかさを演出することができます。アウトドアで着用したいときには、オメガのシーマスター 300で高級感を出してみるとよいでしょう。
また、タグ・ホイヤーやカルティエにあるベルトの付け替え可能なモデルもおすすめです。場所や気分によって、個性を出すことができます。
自分の魅力を考えたうえで最適なモデルを選びましょう。
スポーツ
スポーツシーンでは、行う競技や環境に適したモデルを選ぶのがおすすめです。
例えば、ロレックスにあるコスモグラフ デイトナやオメガのスピードマスターであればクロノグラフが搭載されており、ランニングなどでストップウォッチとして活躍します。
また、登山に挑戦したいときはロレックスのエクスプローラー、ダイビングなどのマリンスポーツであれば同ブランドのサブマリーナーやチューダーにあるブラックベイなどがおすすめです。
自分が楽しんでいるアクティビティとモデルの機能が合致しているか、よく確認したうえで購入しましょう。
駆動方式で選ぶ
腕時計のステータス性や実用性にこだわる方は、駆動方式から選んでみるのはいかがでしょうか。メリットとデメリットを理解したうえで、欲しいモデルを絞ってみましょう。
クォーツ式
クォーツ式の特筆すべき点は、針の正確性です。
合わせた時間が正しければ時刻を正確に示すことができ、「時間修正機能」が搭載されているモデルは、場所によって誤差を修正するため海外出張や旅行に便利です。
また、機械式よりも生産できるため、定価が比較的安い点も魅力的といえます。
欠点としては、電池で駆動しているため、定期的な電池交換が必要となります。ソーラー式であれば日差しのない場所は注意が必要です。また、機械式よりも寿命が短く、修理が困難な点もあるため、モデル自体を買い替えることがあります。
機械式
機械式は、搭載されているムーブメントやデザインの美しさと半永久的に使用できる点が魅力的です。
駆動方法には「手巻き」と「自動巻き」という二種類の方法があり、ゼンマイを巻くことで動くため、電池交換が不要です。
また、機械式は職人たちによる技術の結晶でもあります。いくつもの部品を組み合わせて作りあげ、複雑な機構を搭載したその姿はまさに芸術品であり、着用者のステータス性を高めます。だからこそ、機械式には資産価値の高いモデルが多くあるのです。
一方で、手動で駆動するためクォーツ式よりも時間がずれやすく、磁気や衝撃に弱いという弱点があります。内部機能も3年から5年程度で劣化します。
しかし、それらはメンテナンスやオーバーホールで改善できます。定期的に行えば半永久的に使用することができ、親から子へ受け継ぐことも可能です。
保証やサポート体制で選ぶ
腕時計は年数が経過すると劣化してしまう精密機械のため、定期的なメンテナンスやオーバーホールによる修理が欠かせません。
高級時計ブランドのモデルは正常な仕様で内部故障が発生した場合、決められた保証期間内であれば、無料もしくは格安で部品交換を行うことができます。ただし、ブランドごとに期間やサービスが異なっている点は注意が必要です。
そのため、保証期間やサポート体制が自分に合うか事前に確認しておくことも、腕時計を購入するうえで重要なのです。
以下の表は、2025年11月時点における、各ブランドの保証期間です。
| ブランド名 | 保証期間 | 備考 |
|---|---|---|
| ロレックス | 5年 | ・保証書に購入者名の記載がなくても問題なし |
| ウブロ | 2年 | ・国内代理店で購入:1年延長制度あり
・「HUBLOT e-warranty(ウブロ電子保証システム)」にアクティベートされていれば、サービスを受けられる |
| カルティエ | 2年 | ・「Cartier Care」の登録で、保証期間を最大8年まで延長できる |
| IWC | 2年 | ・サービスを受けるには、正規代理店スタンプが押された国際保証書(原本)が必須
・「My IWC」の登録で保証期間を最大8年まで延長できる。 |
| チューダー | 5年
(2020年1月1日以降) |
― |
| グランドセイコー | 5年
(2021年10月1日以降) |
・保証書に購入者名の記載がなくても有効
・定期的な分解掃除(オーバーホール)、不具合がない場合のムーブメントの修理は、適用除外 |
| オメガ | 5年
(2018年7月1日以降) |
・2018年7月1日以前に購入:保証期間がモデルごとに異なる
・有償で行ったサービスに関しては、24ヵ月間保証 |
| ブライトリング | 2年
(自社製ムーブメント搭載:5年) |
・日本国内の正規販売店で購入:国内でのメンテナンス料金半額
・有償で保証期間を延長できるサービスがある |
| タグ・ホイヤー | 2年 | ・国内代理店で購入:2年延長制度あり
・公式のコミュニティメンバーに入り、かつ正規販売店で対象のモデルを購入すると、3年延長 |
| ハミルトン | 2年 | ― |
なお、保証期間は購入日から起算される仕組みとなっています。
まとめ
メンズ用の腕時計はブランドごとに個性があり、さまざまな機能が搭載されています。着用したいシーンによって見映えが変わりますので、合わせたい服装や欲しい機能などをイメージして最適なモデルを選びましょう。今回ご紹介したブランドから、お気に入りの1本をぜひ見つけてみてください。


