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サブマリーナー「ノンデイト」と「デイト」の違い

ロレックスのサブマリーナーは、日付表示の有無によって「ノンデイト」と「デイト」に分かれます。
「ノンデイト」は、シンプルな見た目とクラシカルなデザインが魅力です。対して「デイト」は、文字盤で日付を確認できる利便性があります。
現行モデルでは機能面の差はほとんどなく、どちらを選ぶかは日付表示の有無による印象の違いで決まります。選ぶ際はこの特徴を意識するとよいでしょう。
| ノンデイト | 日付表示がない |
| デイト | 日付機能を備えている |
【後悔しない】サブマリーナー「ノンデイト」の魅力

サブマリーナーの「ノンデイト」は、文字盤のすっきりとしたデザインが特徴です。軽やかな着け心地や洗練された印象など、ノンデイトならではの魅力を順に見ていきましょう。
シンプルで使いやすいデザイン
サブマリーナーは、潜水士の使用を想定して設計された本格的なダイバーズウォッチです。「ノンデイト」は日付表示がないことで文字盤の視認性が高まっています。
針やインデックスの造形は見やすさに配慮され、過度な装飾がありません。このシンプルなデザインは、カジュアルからスーツまで自然に馴染みます。
そのため、機能美を感じられるだけでなく、洗練された印象を同時に楽しめるでしょう。
耐久性と防水性が高い
サブマリーナーは、優れた防水性と耐久性を兼ね備えています。オイスタースチール製のケースは高い堅牢性を誇り、300メートルの防水性能によって水中でも耐えられます。
衝撃や日常の摩耗にも強く、アウトドアやアクティブな場面でも安心して着用できるでしょう。そのため、普段使いだけでなく過酷な状況でも信頼できる頼もしさを感じられます。
資産価値が高い
サブマリーナーは、資産価値の面でも注目されるモデルです。スポーツモデルとしての人気が高く、リセール時にも安定した価格が期待できます。
希少性と需要の高さが価値を支え、単なる時計としての役割だけでなく、将来的な評価が見込めます。しかし、人気が集中しているため、正規店で入手するのは容易ではありません。
サブマリーナー「ノンデイト」にして後悔するケース

ノンデイトを選んで後悔しやすいケースには、どのようなものがあるでしょうか。日付がないことで困ったり、不便に感じるシーンも考えられます。では、実際に起こりやすい順に挙げていきます。
人気モデルで他人と被ってしまう
サブマリーナーは、多くの人が所有するロレックスの人気モデルです。そのため、街中や知人の間で同じ時計を目にすることも少なくありません。
個性を重視するなら、同じモデルを持っていることに物足りなさを感じることがあります。こうした状況を避けたいなら、ベゼルのカラーや素材が異なるモデルを選んだほうがいいでしょう。
日付表示機能がないため不便に感じてしまう
サブマリーナー ノンデイトは日付表示がないため、生活の中で不便に感じる場面が出るかもしれません。普段から日付機能付きの時計を使っているなら、使い勝手の違いに戸惑うことも考えられます。
購入後に「デイト機能があればよかった」と思うケースもあります。日常での利便性を、どの程度重視するかによって、後悔につながるかどうかが変わります。
デイトモデルのほうがリセールバリューが高い
サブマリーナーは、ノンデイトよりデイト付きのモデルのほうが、リセール時に高値がつきやすい傾向があります。将来的に売却を考えているなら、あとから価格差で後悔するかもしれません。
実際の差はモデルや状態によりますが、平均では約20万円前後の価格差になることが多いです。資産としての価値を意識するなら、デイトモデルを選んだほうがいいでしょう。
サブマリーナー「ノンデイト」と「デイト」どっちがおすすめ?

サブマリーナーの「ノンデイト」と「デイト」は、どちらも個性あるモデルです。それぞれに魅力があり、使い方や重視したいポイントで選び方が変わるでしょう。
サブマリーナー「ノンデイト」がおすすめの人
ノンデイトは、ベーシックなデザインを好む人に向いています。日付窓がないため、文字盤が整然としていて視認性も高めです。装着した際も端正な印象を残します。
日付を表示するデイト機能は、日付の調整が必要になることがあります。その操作を手間に感じるなら、ノンデイトが快適に扱えるでしょう。
売却時の価格はデイトのほうが高い傾向にあるものの、長く愛用するつもりであればノンデイトの選択も賢明です。
サブマリーナー「デイト」がおすすめの人
デイトは、実用性を重んじる人に適しています。時計を見るだけで日付が確認できるため、日常生活やビジネスで役立つからです。
シンプルさよりも機能を優先したいなら、ふさわしい選択といえるでしょう。さらに、サイクロップレンズがもたらす独特の存在感に魅力を感じる人にも支持されています。
将来的に売却を視野に入れるなら、デイトのほうが価値を維持しやすい点も見逃せません。
| サイクロップレンズ | 日付表示の部分に取り付けられた半球状のレンズ |
サブマリーナー 現行モデルの価格推移
サブマリーナーは、世界的な人気と市場の動きに影響を受けて価格が変わり続けています。ここでは2025年9月時点の現行3モデルについて、価格の動きを一覧にまとめました。定価の変化を追えば、注目すべきポイントが理解しやすいでしょう。
サブマリーナー Ref.124060

このモデルは2020年に登場したロレックスのダイバーズウォッチです。前モデルの「Ref.114060」より、ケースが41ミリ径に拡大され、搭載ムーブメントはCal.3230に刷新されました。
エネルギー効率が向上し、耐磁性能も強化されたことで、より安心して長く使用できる仕上がりとなっています。
| 素材 | 904Lステンレス / サファイアクリスタル |
| ケースサイズ | 直径 41 mm × 厚さ 12.5 mm |
| ムーブメント | Cal. 3230 / 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 300 m |
<Ref.124060> 定価の価格推移
| 2020年9月(販売当初) | 85万4700円 |
| 2021年8月 | 89万7600円 |
| 2022年1月 | 99万円 |
| 2022年9月 | 106万400円 |
| 2023年1月 | 108万4600円 |
| 2023年9月 | 119万3500円 |
| 2024年1月 | 131万8900円 |
| 2025年9月 | 140万300円 |
サブマリーナー デイト Ref.126610LN

「Ref.126610LN」は、2020年に登場したデイト付きモデルです。ケース径が拡大され、ブレスレットやラグ形状も改良されました。
発表以降、市場価格は徐々に上昇しており、年や状態によって取引額が変動しています。
| 素材 | 904Lステンレス / サファイアクリスタル |
| ケースサイズ | 直径 41 mm × 厚さ 12.3-12.5 mm |
| ムーブメント | Cal. 3235 / 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 300 m |
<Ref.126610LN> 定価の価格推移
| 2020年9月(販売当初) | 96万5800円 |
| 2021年8月 | 101万3100円 |
| 2022年1月 | 111万8700円 |
| 2022年9月 | 119万6800円 |
| 2023年1月 | 122万2100円 |
| 2023年9月 | 134万4200円 |
| 2024年1月 | 148万1700円 |
| 2025年9月 | 157万800円 |
サブマリーナー デイト Ref.126610LV

「Ref.126610LV」は、同じく2020年に登場したモデルです。文字盤がブラックに変更され、グリーンベゼルとの鮮やかな対比が目を引きます。
Ref.126610LNと同様、市場価格は流通状況や個体の状態によって変動します。
| 素材 | 904Lステンレス / サファイアクリスタル |
| ケースサイズ | 直径 41 mm × 厚さ 12.3-12.5 mm |
| ムーブメント | Cal. 3235 / 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約 70 時間 |
| 防水性 | 300 m |
<Ref.126610LV> 定価の価格推移
| 2020年9月(販売当初) | 100万9800円 |
| 2021年8月 | 106万400円 |
| 2022年1月 | 117万7000円 |
| 2022年9月 | 125万9500円 |
| 2023年1月 | 128万4800円 |
| 2024年1月 | 155万5400円 |
| 2025年9月 | 164万8900円 |
まとめ
サブマリーナーの「ノンデイト」と「デイト」は、それぞれ異なる魅力を持つモデルです。どちらを選ぶかは、見た目や使い方のスタイルによって明確に変わります。
今回解説したポイントなどを押さえて、後悔なく自分に合ったモデルを選びましょう。


