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バレンシアガ「シティ」は古くてダサい?人気再燃の理由やサイズ感を解説

バレンシアガ「シティ」は古くてダサい?人気再燃の理由やサイズ感を解説
上田 勝太(うえだ しょうた)
記事の監修者
AACD協会基準判定士(ブランド品、時計の真贋及び輸入検品など)
上田 勝太(うえだ しょうた)

2024年4月にAACD協会基準判定士の資格を取得し、ブランド品や時計の真贋判定、輸入検品に精通。
豊富な経験と確かな鑑定眼で信頼性の高い情報を発信しています。

ラグジュアリーブランドの一つとして絶大な人気を誇るバレンシアガ。今回は、エディターズバッグの代名詞として知られる「シティ(CITY)」の魅力をたっぷりご紹介します。

バレンシアガ「シティ」とは?

スペイン生まれの「バレンシアガ(Balenciaga)」は、クリストバル・バレンシアガによって、1919年に設立されたファッションブランドです。革新的なデザインで知られるバレンシアガ、そのアイコンバッグが「シティ」なのです。

エディターズバッグの誕生

シティは2001年に誕生して以来、出版社で働く女性たちの間で急速に人気を集めました。普段から、多くの荷物を持ち歩く彼女たちにとって、書類やノートパソコンをスムーズに収納できるのは大きな魅力です。

その機能性と上品なデザインから、シティは「エディターズバッグ」という定義を生み、お仕事女子御用達のバッグとして広く知られるようになりました。

毎日使うからこそ、おしゃれさと実用性を兼ね備えたバッグを求めるなら、シティはまさに理想的な選択肢です。

想定以上に売れたセレブも愛用のバッグ

発売当初、シティはわずか25点しか製造されませんでした。素材として採用された柔らかいレザーは、当時流行していたカッチリ系とは相反していたからです。

そのため、バレンシアガ側もセールスに消極的でしたが実際に発表されると、ボーホー・シックスタイルを好むセレブリティスタイリストに高く評価されます。

結果として商業的な大成功を収めたシティは、現在もバレンシアガを代表するシリーズの一つとなっています。

バレンシアガ「シティ」は古い?廃盤ではない?

シティは廃盤になっていません。2001年に誕生して以降、一時期人気が低迷しましたが、現在もバレンシアガを代表的するバッグとして販売が続いています。

「シティなんてもう古いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、その人気は再び高まり、再度トレンドの注目アイテムとなっています。

発売年が古いとはいえ、柔らかな素材を使用したシティラインの方が、普段使いに適しているという意見も多いのです。

バレンシアガ「シティ」の人気が再燃した理由

発売から20年以上経った今、シティは再び人気を博しています。この再ブームは、SNSの影響が大きいでしょう。海外のセレブが、クラシックシティを使用する写真をSNSに投稿したことで、多くのユーザーが関心を示しました。

さらに、クラシックシリーズ20周年を記念して発売された「ネオクラシック」ラインの登場も、シティラインの注目度を高めた理由の一つだと考えられています。

バレンシアガ「シティ」の特徴

シティは、その高品質な素材と使いやすい設計により、日常のさまざまなシーンで活躍すること間違いありません。ファッション性を重視しつつ、機能性が高いバッグを求める方に特におすすめです。

実用性が高い

柔らかなレザー素材のシティには、ブランドを象徴するスタッズが全体にあしらわれています。そのシンプルさが、持つ人の上品さを引き立ててくれます。

機能性にも優れており、バッグの口が大きいためスムーズに収納できます。もちろん、なかに入れたものも探しやすいです。

そして、太めのストラップ設計により、重い荷物でも肩や手が痛くなりにくいという配慮もされています。まさにユーザー目線で考えられた実用性が高いバッグなのです。

どんなコーデにも合うデザイン

洗練されたデザインのシティは、どんなコーディネートにもぴったり合います。

エレガントでありながら格好良さも兼ね備えたこのバッグは、大人のモードファッションを楽しむために欠かせないアイテムです。

カジュアルなデニムスタイルから、オフィスでのビジネススタイルまで、どんなスタイリングにも自然に溶け込むため、多くのファッショニスタに愛用されています。

シーズンやトレンドに左右されず、いつでもスタイリッシュな装いを楽しむことができるのが魅力です。

バレンシアガ「シティ」の定価は?

2025年11月時点で、バレンシアガ公式サイトに掲載されているシティーシリーズの税込定価をまとめました。あわせて、2024年に公開されていた価格も記載しています。価格は改定されることがあるため、最新の情報は公式サイトやブティックで確認してください。

CITY ラインナップ 2024年 2025年
NEO CAGOLE CITY ハンドバッグ 390,500円 -
NEO CAGOLE CITY スモール ハンドバッグ 365,200円 -
LE CITY ミディアム バッグ メタライズド 389,400円 440,000円
LE CITY ミディアム バッグ 381,700円 434,500円
LE CITY スモール バッグ メタライズド 323,400円 372,900円
LE CITY スモール バッグ 313,500円 367,400円
LE CITY ポーチ ストラップ付き - 158,400円

バレンシアガ「シティ」のサイズ展開

シティバッグには、3つのサイズがラインナップされています。それぞれ機能性は変わりませんが、収納力に違いがあるため、自分の使い方に合ったサイズを選ぶことが大切です。

バレンシアガ「シティ」ミニ

〈約 高さ16cm × 幅約24cm × 奥行9cm〉

最も小さなサイズがミニで、コンパクトなためスタッズが目立つデザインです。ボディストラップの肩に当たる部分は広く作られており、長時間使用しても肩が疲れにくい工夫がされています。

内部には2つのコンバートメントがあり、スマホやコスメもきちんと収納できます。パンツに合わせればスタイリッシュに、ワンピースやスカートに合わせれば、ふんわりとしたフェミニンな印象を演出します。

バレンシアガ「シティ」スモール

〈約 高さ19cm × 幅約29cm × 奥行10cm〉

ミニよりも一回り大きいサイズのスモールは、B5サイズのノートや書類をすっきり収納できます。

長財布はもちろんのこと、コスメポーチや、小さな日用品なども収納できる十分なスペースが確保されています。

小型ながらも、荷物がきちんと収まります。大きすぎるバッグを持ち歩きたくないと思う方にとって、ちょうどいいサイズ感のバッグでしょう。

バレンシアガ「シティ」ミディアム

〈約 高さ24cm × 幅約38cm × 奥行14cm〉

ミディアムサイズは、縦横が広く、A4サイズの雑誌や書類がスムーズに収まる大きさです。さらに、奥行きが約14cmあるため、ノートパソコンなども一緒に持ち運ぶことができます。

バッグの横幅よりも長いトップジップがついているため、大きくバッグが開きます。そのため、荷物の出し入れがスムーズにできるでしょう。エディターズバッグとしてだけでなく、旅行やカジュアルなシーンでも便利です。

バレンシアガ「シティ」のライン展開

エディターズバッグは地味に見えがちですが、シティは豊富なカラーバリエーションとデザインの選択肢があり、それぞれのアイテムによって異なる印象と魅力があります。

シティ クラシック

シティラインのなかでも、クラシックは定番の人気モデルです。柔らかなラムスキンを用いた素材が特徴で、さまざまなカラーバリエーションが展開されています。自分のスタイルや好みに合わせて、お気に入りのカラーを見つけてください。

さらに、取り外し可能なショルダーストラップがついており、ショルダーバッグとしても使用することができます。

シティ メタリックエッジシティ

メタリックエッジシティは、比較的新しいアイテムながら多くのファンを獲得しています。

フォルムはクラシックと変わりませんが、子羊革ではなく成山羊革であるゴートスキンを使用しています。ラムスキンに比べると革質が硬いのですが、弾力性があり、摩擦、型崩れに強い特徴があります。

加工によってガラスのような美しい光沢が出るため、バッグ自体がジュエリーのようにきらめき、日常コーデにラグジュアリーな印象をプラスしてくれるでしょう。

シティ ジャイアント12

ジャイアント12は、シティラインのなかでも、特に男性に人気があるモデルです。機能的で使いやすいデザインのため、主にビジネスバッグとして使用されています。

クラシックモデルよりも、やや大きめのスタッズがつけられ、長いジッププルはついていません。このクールな装飾が、クラシックとは異なる独特の雰囲気を生み出しています。

シティ ルカゴール スモールショルダーバッグ

「ルカゴール(Le Cagole)」とは、フランス語で大胆なファッションの女性を表します。シティを進化させたアイテムで、外側についているハート形のミラーや、ちょっとした小物類を入れるポーチがついています。

さらに、ブラックやホワイトといった使いやすいカラーから、ビビッドなネオンイエローやピンクなど、豊富なカラー展開があり、特に20代の若い世代に人気があります。

シティ ルカゴール XSバケットバッグ

2022年に登場したルカゴールXSバケットバッグは、バレンシアガシティのスタッズ要素はそのままに、小ぶりでコロンとした可愛らしいバケットスタイルが特徴です。

財布やスマートフォンなど、必要最低限の荷物だけを持ちたい時に便利なサイズ感です。ちょっとしたお出かけやカジュアルなデート、友人とのランチなどで活躍するバッグでしょう。

シティ ネオカゴールシティ

ネオカゴールシティは定番の人気アイテムですが、2025年11月現在は公式サイトでの掲載が確認できませんでした。

ラムスキンを使用した柔らかな質感に、バレンシアガらしいスタッズがちりばめられたデザイン、実用性の高さなど、基本的な特徴はクラシックと大きな違いはありません。

取り外し可能なショルダーストラップがついており、シーンに合わせて使い方を変えられる2way仕様になっています。

バレンシアガ「シティ」の人気カラー

デザインはシンプルなシティですが、カラーバリエーションは実に豊富です。そこで、人気の定番カラー2色と、周りとちょっと差をつけたい個性的なカラーをご紹介します。

ノアール

「ノアール」とは、フランス語で「黒」を意味します。上質なラムスキンの柔らかな風合いを一層引き立て、どんな色にも調和するカラーです。

単色で統一されたコーディネートに合わせれば、洗練されたモード系ファッションの雰囲気を演出します。特に、黒一色でまとめたスタイルは、シックで高級感のある印象を与えてくれるでしょう。

ノアールは年齢や性別を問わず、時代やトレンドが移り変わっても、さまざまなシーンでその魅力を発揮します。

ベージュサーブル

「ベージュサーブル」は、ノアールと並ぶ定番の人気カラーです。クリーム色に少し深みを加えたような、明るめのベージュです。

穏やかで温かみがある色合いは、女性らしく優しい印象を受けます。

スーツなどかっちりとしたパンツスタイルに合わせても、全体に柔らかな印象です。そして、スカートと合わせれば、さらに女性らしくフェミニンな雰囲気を引き出します。

ツートンカラー

「ツートンカラー」は、光沢のあるラバー加工を施したラムスキンと、カジュアルなキャンバス生地を組み合わせたバッグです。耐久性があるため、デイリーユースにも適しています。

上品でシンプルなシティとはひと味違う、カジュアルな雰囲気を楽しみたい方におすすめです。ジーンズとのコーディネートもバッチリ合うでしょう。

バレンシアガ「シティ」を愛用している芸能人

シティバッグは、国内外を問わず、数多の有名人や海外セレブを魅了しています。日本では、本田翼さんや中村アンさん、ローラさん、そして陣内智則さんなどが愛用しています。

海外では、アメリカの有名女優コタ・ファニングやヴァネッサ・ハジェンズ、世界的な歌手のクリスティーナ・アギレラ、ヒルトン姉妹のニッキー・ヒルトン、そしてリンジー・ローハンなど、多くの海外セレブも愛用しているようです。

フェンディ「シティ」の買取相場価格

バレンシアガのシティの買取価格は、約5~11万ほどとなっています。状態や使用頻度、付属品の有無によって変動しますが、使用感のある状態のよくないものでも、1~3万程度で買い取りされている実績がみられます。

シティは、再び人気が高まり、注目を集めています。シティに限らず話題性のあるブランド品は、高い評価を受けやすい傾向にあり高額査定を狙えるでしょう。

もし、使わずに家に眠っているシティバッグがあるなら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、バレンシアガの「シティ」についてご紹介しました。ファッショントレンドは巡り巡ってくるものですが、シティもSNSの影響で再び人気を集めています。

シティはモダンで洗練されたデザインが特徴で、カジュアルからフォーマルなスタイルまで幅広くマッチします。ファッション性を追求しつつ、実用的なバッグを探しているなら特におすすめのバッグです。

上田 勝太(うえだ しょうた)
記事の監修者
AACD協会基準判定士(ブランド品、時計の真贋及び輸入検品など)
上田 勝太(うえだ しょうた)

2024年4月にAACD協会基準判定士の資格を取得し、ブランド品や時計の真贋判定、輸入検品に精通。
豊富な経験と確かな鑑定眼で信頼性の高い情報を発信しています。

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