時計は資産？ロレックス・オメガの価値変動を追う ｜ 函館山の手店
はじめに
高級時計は単なる「時間を知るための道具」ではなく、資産としての側面も注目されています。
特にロレックスやオメガは世界的に人気が高く、中古市場でも安定した需要があります。
しかし、「本当に時計は資産になるのか？」「どのブランドやモデルなら価値が落ちにくいのか？」と疑問に思う方も多いでしょう。
本記事では、ロレックスとオメガを中心に、高級時計の価値変動と資産性について解説します。
時計が資産とされる理由
① 長期的に価値が保たれやすい
ロレックスやオメガのような一流ブランドの時計は、製造数が限られている上に世界的な人気が高いため、需要が常に存在します。
そのため中古市場でも安定した価格で取引されやすく、「値崩れしにくい資産」と見なされます。
② 希少性とブランド価値
限定モデルや生産終了モデルは年々流通量が減り、希少性が高まることで価格が上昇することがあります。
ブランドイメージの強さや長い歴史も、資産性を裏付ける大きな要素です。
③ 実物資産としての安心感
株式や仮想通貨などの金融資産と異なり、高級時計は実物として手元に残る資産です。
景気や為替に左右されることはあっても、突然「無価値」になるリスクが低い点が投資家にも支持されています。
ロレックスの価値変動
① 安定性とブランド力
ロレックスは中古市場で最も値崩れしにくいブランドとされています。
デイトナやサブマリーナー、GMTマスターIIなどのスポーツモデルは世界的に人気が高く、定価を上回る「プレミア価格」で取引されることも多いです。
② 限定性と生産数のコントロール
ロレックスは意図的に生産数を制限する戦略をとっており、市場に出回る数が少ないことで希少性を保っています。
この「供給を絞る戦略」が中古価格の維持につながっています。
③ 長期保有で値上がりする傾向
特定モデルは年を追うごとに相場が上昇しているケースもあります。
数年前に新品で購入したロレックスが、現在では購入価格以上で売れることも珍しくありません。
オメガの価値変動
① 技術力と歴史に支えられた人気
オメガはロレックスに次ぐ知名度と信頼性を持つブランドで、スピードマスターやシーマスターなどの定番モデルは根強い需要があります。
精度の高さや耐久性にも定評があり、実用性と資産性を両立しています。
② ロレックスほどの値上がりは少ない
オメガは市場での流通量が多く、ロレックスに比べると価格の上昇幅は緩やかです。
ただし、限定モデルやコラボモデル（ジェームズ・ボンド記念モデルなど）はプレミアがつきやすい傾向があります。
③ 長期保有で価値を維持しやすい
オメガの時計はロレックスほど爆発的な値上がりは期待しにくいものの、しっかりメンテナンスしていれば価値を保ちやすい資産です。
時計を資産として考える際の注意点
① メンテナンスと保管
高級時計は精密機器であり、定期的なオーバーホールや防水点検が必要です。
適切に管理されていないと価値が大きく下がるため、資産として持つならメンテナンス費用も考慮すべきです。
② 付属品の有無
箱・保証書・コマなどの付属品が揃っていると査定額が上がる傾向があります。
逆に、付属品がないと希少モデルでも評価が下がる場合があります。
③ 相場変動リスク
景気や為替の影響を受けるため、短期的に価格が変動するリスクもあります。
特にロレックスは投機的な人気で価格が高騰している面もあるため、「必ず値上がりする」と考えるのは危険です。
まとめ
ロレックスやオメガといった高級時計は、実用性と資産性を兼ね備えた特別なアイテムです。
ロレックスは圧倒的なブランド力と供給制限により、資産としての価値が非常に高く、長期保有で値上がりするモデルも多く存在します。
オメガはロレックスほど急騰はしないものの、定番モデルの人気が安定しており、価値を長く維持しやすい堅実な資産といえます。
ただし、メンテナンス・保管・相場の動きなど、資産として考える上での注意点も忘れてはいけません。
高級時計は「身につけて楽しみながら保有できる資産」であり、自分に合ったブランド・モデルを選び、長く大切に使うことが何より重要です。
