安心の全国チェーン店 お見積もり無料!その場で現金買取!

お問い合わせはこちら

トップ画像

カテゴリ

人気記事

最新記事

検索

以前の記事

買取大吉» 店舗紹介» 函館山の手店» 函館山の手店 店長ブログ» 陶磁器の世界:有田焼と伊万里焼の違いとは?

買取専門店 大吉  店長ブログ

>> 店舗ブログ一覧へ戻る

陶磁器の世界:有田焼と伊万里焼の違いとは? | 函館山の手店

2025年01月24日

日本を代表する陶磁器のひとつである有田焼伊万里焼は、見た目が似ていることから混同されることがありますが、実はその成り立ちや特徴に違いがあります。ここでは、有田焼と伊万里焼の違いについて詳しく解説します。

1. 起源と歴史の違い

有田焼は、17世紀初頭(江戸時代初期)に佐賀県有田町で誕生しました。朝鮮半島から連れてこられた陶工、**李参平(りさんぺい)**が泉山で磁石(磁器の原料)を発見し、日本初の磁器が焼かれたのが始まりです。以降、有田町を中心に生産され、多くの名窯が誕生しました。

伊万里焼は、有田焼と同じく有田町で生産された陶磁器ですが、伊万里港から国内外に出荷されたため「伊万里焼」と呼ばれるようになりました。特に、17世紀後半にはオランダ東インド会社を通じてヨーロッパへも輸出され、世界的な人気を博しました。

2. デザインと特徴の違い

有田焼は、白磁に青の染付や赤・金彩を使った絢爛な装飾が特徴です。精緻で繊細な絵付けが多く、主に高級食器や装飾品として親しまれています。特に、柿右衛門様式鍋島焼などの華やかな様式が有名です。

伊万里焼は、初期は有田焼と同様に青の染付が多かったものの、次第に庶民向けの実用的な器が増えていきました。装飾もシンプルで力強いデザインが多く、日常使いの器として広く愛用されていました。特に、古伊万里と呼ばれる時代の作品は、素朴で温かみのある風合いが特徴です。

3. 用途と流通の違い

有田焼は、主に高級品として扱われ、贈答品や装飾品、格式の高い食器として使用されてきました。繊細な装飾や形状から、美術品としても高く評価されています。

伊万里焼は、伊万里港から大量に出荷されたことから、国内外に広く流通しました。特に庶民向けの手頃な価格の食器や日用品が多く作られ、実用性が重視されました。

まとめ

有田焼と伊万里焼は、同じ地域で生まれた磁器でありながら、その歴史デザイン用途に明確な違いがあります。有田焼は高級感と繊細さを兼ね備えた芸術品として、伊万里焼は実用性と親しみやすさを持つ日常の器として、それぞれの魅力を放っています。この違いを知ることで、陶磁器の世界をより深く楽しむことができるでしょう。

 

このページの先頭へ

お見積り無料!満足の高価格買取!その場で現金買取!大吉にお売り下さい!

【買取専門店 大吉は、地域のコミュニティセンターを目指しています。】
大吉はどんな方にも気兼ねなく入っていただける店舗づくりを行っています。
目指すはカフェやその街の地域のコミュニティセンター的な存在になること。
目にまぶしい色や貴金属の派手な装飾は避け、青と白を基調にした落ち着いたデザインは、
はじめてお越しの方にもリラックスして頂けると好評です。