未経験からでも起業できる?起業の仕方や手順を紹介

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未経験からでも起業できる?起業の仕方や手順を紹介

未経験で起業したいけれど、不安を感じている人も多いかもしれません。

しかし、最近ではインターネットを活用することで、誰でも低資金でビジネスを始めることができます。そのため、まったくの未経験から趣味で始めたブログやYouTube、動画配信が本業になる事例も増えています。

もちろん、こういった起業形態に限らず、未経験者でもさまざまな方法で起業は可能です。そこで今回は、未経験者におすすめの起業方法やその手順についてご紹介します。

未経験でも起業はできる?

3_未経験起業_未経験でも起業はできる?

前述のとおり、未経験からでも起業は可能です。

例えば、買取専門店やハウスクリーニング、学習塾などのビジネスを立ち上げる際には経営ノウハウが必要ですが、フランチャイズに加盟すれば、すでに確立された商品の仕入れルートや販売方法を提供してもらえる場合があります。

このように、ブランド力を活用できるため、集客がしやすく、初心者でも起業しやすくなります。

また、経験がない場合でも、人脈が豊富であれば「販売代理店」ビジネスを始める方法もあります。一般的にフランチャイズと比べて、制約が少なく自由度が高い点が特徴で、販売研修を行っているメーカーも存在します。

さらに、インターネットを使ったビジネスであれば、パソコンとネット環境さえあればどこでも仕事ができるため、未経験者でも取り組みやすいです。特に、このビジネスは、少ない資金で始めることができる点は、大きなメリットです。

未経験から起業するメリット

未経験で起業するメリットの1つは、従来の常識にとらわれず、柔軟な発想でビジネスを展開できる点です。

知識に制限がないため、常に新しい視点や俯瞰的な視点でビジネスを観察でき、問題に直面した際にも斬新なアイデアや新しい切り口で解決策を見つけられることもあります。

このように、常識にとらわれず独自の視点でビジネスを立ち上げたり、消費者目線で新しいアイデアやサービスを提供したりすることができるでしょう。

例えば、人気のWebサービスを立ち上げた社長たちの中には、学生時代やアルバイト時代に起業し、数年後に大きく成功したというケースもあります。

もちろん、一般の人がそのまま真似できるわけではないかもしれませんが、まっさらな状態だからこそ成功した典型例と言えるかもしれません。

ただし、自分の考えを実現するためには多くの学びが必要です。「学ぼう」という姿勢を持ち続ければ、次第にサポートしてくれる人も増えていくでしょう。

未経験から起業するデメリット

未経験で一から起業する際のデメリットとして、業界に関する情報収集や知識習得に多大な時間がかかる点が挙げられます。

具体的には以下のようなデメリットがあります。

・情報収集や知識習得に時間がかかる

どの業界でも共通して言えることですが、一からスタートする場合、ひとつひとつのことを学びながら進めていかなければなりません。

そのため、既に経験がある状態で始めるよりも、未経験者の方が準備に時間や労力、費用がかかることが多くなります。

・人脈がない

業界に知り合いが少ない、またはまったくいない状態でビジネスを始める場合、人脈を一から作り上げていく必要があります。

新規顧客を獲得する際に、特にビジネスモデルによっては、紹介などの人脈を活用することが有利な場合も多いです。未経験の場合、この人脈作りが大きなハードルとなることがあります。

・創業融資が受かりにくい

創業融資の審査では、これまでの実績や経験が重視されることが多いです。

融資を受けるためには、申請前に少しでも売上実績を作ることや、協力してくれる人をリスト化して確実な販路があることをアピールするなど、事前に対策を考えておく必要があります。

以上のように、未経験で起業する場合、準備に多くの時間と努力が必要ですが、これらのデメリットを克服することで、着実にビジネスを軌道に乗せることができるでしょう。

初めてでも経営しやすい起業形態とは?

3_未経験起業_初めてでも経営しやすい起業形態とは?

特別な経験や知識がなくても取り組める起業形態は、初めての経営にも適しています。そこで、今回はこの条件を満たすビジネスとして、「フランチャイズ」「IT・フリーランス」「ECショップの運営」の3つをご紹介します。

フランチャイズ

フランチャイズは、初心者や未経験者に向いている起業形態です。

フランチャイズに加盟すると、既存のブランドや看板を背負うことができ、成功を収めた経営ノウハウや戦略を指導してもらえる会社も多いです。ブランド力が強いほど、集客力も期待できます。

また、フランチャイズには、コンビニエンスストアやファストフード、居酒屋、ベーカリーショップなどの飲食店、さらにハウスクリーニングや学習塾など、サービス系を含む幅広い業種があります。自分が興味を持てるジャンルを選ぶことで、ビジネスを続けやすくなるでしょう。

ただし、注意点もあります。

開業時の建物や設備費用を本部が負担してくれる場合もあれば、店舗物件の探しは自分で行わなければならない場合もあります。さらに、中には指導が十分でないこともあるため、注意が必要です。

いずれにしても、本部によって条件が異なるため、事前にしっかりと調べて比較検討しておくことが重要です。

IT・フリーランス

IT系のフリーランスは、全般的に低コスト・低リスクで始められるため、未経験者に向いている起業形態と言えるでしょう。

特に、初心者や未経験者に人気があるのはWebライターです。

クラウドソーシングサービスやSNSなど、多くの媒体でライターを募集しており、ライティング案件を集めたマッチングサイトも数多く存在します。そのため、初心者でも仕事を見つけやすいというメリットがあります。

ただし、実績がないうちにいきなり高単価の仕事を受けるのは難しいため、最初は下積みとして数をこなし、実績を積んでいくことが大切です。

一定の実績ができれば、高単価の案件を受けるチャンスや、紹介で仕事が回ってくることもあります。

また、プログラマーやデザイナー、動画編集者などもITフリーランスの1つです。

短期的に技術を学べる講座も多いため、事前にスキルアップを図っておくと、より成功に近づくことができるでしょう。

ECサイトの運営

ECサイトの運営は、未経験者でもスタートしやすい起業形態の1つです。

ECサイトは、インターネット上で商品を販売するオンラインショップの運営です。実店舗を借りる必要がなく、パソコン1台でビジネスを始めることができるため、比較的低資金で運営が可能です。しかし、運営には工夫が必要です。

例えば、以下のようなことが挙げられます。

・綺麗な商品写真を使う

・説明文を魅力的にする

・売れる商品のリサーチを行う

・迅速な顧客対応を心がける

・インターネット集客を活用する

・ECサイトを最適化する

このように、ECサイトは未経験者でも始めやすい起業形態ですが、成功させるためには工夫と努力が必要です。

未経験から起業するための手順

3_未経験起業_未経験から起業するための手順

未経験から起業するための一例として、以下の5つのステップをご紹介します。

STEP 1:目標を明確にする

STEP 2:事業アイデアを考える

STEP 3:実現の可能性が高いものを選ぶ

STEP 4:集客・販売方法を考える

STEP 5:実際に起業する

ここでは、STEP 1~STEP 5までをそれぞれ詳しく解説していきます。

目標を明確にする

起業の第一歩として、実現したいことや具体的な目標を設定することは非常に重要です。

目標が明確であればあるほど、起業における困難に直面した際にもモチベーションを維持しやすく、継続する力を保つことができます。

反対に、目標をしっかり定めていないと、途中で挫折したり、他のビジネスに目移りしたりしてしまうことがあり、悪影響を及ぼすことがあります。

例えば、転売が儲かると聞いて始めたものの、友人がアフィリエイトで自分よりも大きな金額を稼ぎ始めたとしましょう。この場合、目標設定が不十分だと、「アフィリエイトの方が稼げるのでは?」と気持ちが揺れてしまうことがあります。

そのため、漠然と「いくら稼ぎたい」というだけでなく、具体的な目標を設定することが起業において非常に重要だと言えます。

事業アイデアを考える

起業の目標を明確にした後は、ビジネスアイデアを考えましょう。

ビジネスアイデアは、日常生活で感じる不便さや、趣味、習慣的に行っていることからヒントを得ることができるかもしれません。

また、既存のサービスを改善したり、別の視点からアプローチしたりすることで新たなアイデアが生まれることもあります。

例えば、エアコンクリーニングのサービスが挙げられます。家事の範囲ではエアコンの内部フィルターまで清掃するのは難しいため、フィルターの掃除や交換を専門的に行うサービスも展開されています。

さらに、集客に困っている内装職人と、内装の依頼をしたい顧客をつなげるマッチングサイトを構築し、手数料で利益を得るビジネスモデルも1つのアイデアです。

このように、少しのアイデアからさまざまなビジネスが生まれています。

そのため、日常的に良いアイデアを見つけられるようアンテナを張り、常に新しい発想を意識しておくことが大切です。

実現の可能性が高いものを決める

複数のアイデアが思いついた場合、その中で最も再現性の高いものを選ぶことが重要です。

再現性の高いビジネスを選ぶためには、以下のポイントを押さえると効果的です。

・市場調査

商品やサービスを世の中に出す前に、本当に需要があるのかを確認するために市場調査を行うことが不可欠です。市場のニーズや競合状況を把握し、ターゲット層に適したアプローチを見つけましょう。

・フィールドワークを行う

実際の事業に関連する環境や場所、サービスに触れることで、事業の再現性を高めることができます。現場で得たリアルな情報をもとに改善点や新たなアイデアを見つけ出すことが、ビジネス成功へのカギとなります。

・世間のニーズを把握する

世間のニーズを肌感覚で感じ取り、それに応えるアイデアを選ぶことが、起業の成功率を高めるポイントです。人たちが本当に必要としているものを見極め、そこに焦点を当てたビジネスを展開することが重要です。

このように、商品やサービスを誰に、どのような形で提供するのか、また、いつ収益が上がるのかという視点を持ちつつ、選んだビジネスモデルを実行することで、成功の可能性を高めることができます。

集客・販売法を考える

商品やサービスの内容がある程度決まったら、次にどのように集客と販売を行うかを決めましょう。

初期段階で認知度や集客力が不足している場合、インターネット広告やクラウドソーシングサイト、スキルシェアサイトを活用するのも効果的です。

しかし、利益率や持続性、安定性を考えると、自社サイトやYouTube、SNSでの集客を成功させることが重要です。

さらに、一度集客やマーケティングで成功すれば、その知識や経験、ノウハウを活かして、他の法人や個人をサポートするコンサルティングサービスやオンラインスクールを立ち上げ、収入源を増やすことも可能です。

実際に起業する

サービスや商品設計から集客、販路まで構築できたら、実際に商品を販売して収益化に挑戦してみましょう。

ただし、起業してすぐに成功するわけではありません。集客がうまくいかない、商品が売れない、成約率(※)が低いなど、必ず何かしらの問題が発生することを覚悟しておくべきです。

大切なのは、こうした問題に直面したときにすぐにあきらめるのではなく、その都度改善点を見つけてトライアンドエラーを繰り返すことです。

例えば、成約率が低い場合、広告の運用や販売サイトの内容、または商品・サービスに問題があるのかを分析する必要があります。改善点を見つけることで、少しずつ成果を上げることができるでしょう。

また、初めのうちは、一度モニター募集を行ってリアルな声を収集し、商品をブラッシュアップすることも重要です。実際に試してもらい、フィードバックを得ることで、さらに良い商品やサービスへアップデートさせることができます。

このように、まずは実際に行動してみて、うまくいかなかったら改善点を見つけて修正していくことが、起業成功への重要なステップとなります。

(※)CVR(コンバージョン率)とも言われ、ウェブサイト訪問者が購入、問い合わせ、メール登録などの望ましい行動をした際に計算される指標のことです。

初めての業界に挑戦する際の注意点

3_未経験起業_初めての業界に挑戦する際の注意点

未経験で起業する際には、以下の点に注意しましょう。

・リサーチを怠らない

ライバル企業や業界全体の状況をリサーチすることは非常に重要です。事前にしっかりと情報を集め、リサーチを怠らないようにしましょう。

・マーケティングを学ぶ

ビジネスやマーケティング、営業に関する知識も必要です。これらの分野について、しっかりと学んでおくことをおすすめします。

・人脈を大切にする

初めての業界に参入する場合でも、これまで関わってきた業界のつながりが、別の形で新しい事業をサポートしてくれる可能性は十分にあります。ビジネスを成功させるためには人脈が非常に重要です。そのため、新旧問わず出会いや人とのご縁を大切にしましょう。

スキルがない状態から起業するポイント

3_未経験起業_スキルがない状態から起業するポイント

スキルがない場合は、まず副業から始めるのが良いでしょう。

初期費用を抑え、将来的にも一定の需要が見込める業種に参入することで、安定した売上が期待できます。そこで、ここではスキルがない状態から起業するためのポイントについて解説します。

副業から始める

本業と並行して副業を行うことで、リスクを抑えつつ、起業に必要な経験を積むことができます。

例えば、動画編集者として起業を目指す場合、まずは、オンラインスクールなどで動画編集を学びます。その後、副業として動画編集の仕事を受けながら、自分のブログやYouTube、SNSで情報発信を行います。

一定の実績が積み重なったら、初心者向けに動画編集のノウハウを販売したり、アフィリエイトを行ったり、複数の収益源を作ることが可能です。

仕事後や休日を活用して、着実にスキルや実績を積み重ねていきましょう。

初期投資が少ない職種を選ぶ

最初から大きな資金を必要とするビジネスに参入するのはおすすめできません。

その理由は、事業が軌道に乗る前に資金が尽きてしまい、途中で撤退せざるを得なくなる可能性があるからです。そのため、最初は低資金で始められるビジネスをコツコツと取り組むことが重要です。

例えば、Webライターや動画編集者、アフィリエイト、転売などは、比較的低資金で始められ、特別なスキルがなくても挑戦できます。

こうしたビジネスで実績や経験を積みながら、得た収益を元手に事業投資を行い、リスクを抑えつつ高収入を目指すステップを踏むことが可能です。

需要のある業種を選ぶ

長期的な視点で考えるなら、将来的にも需要が見込まれるビジネスを選ぶことが重要です。

自分の興味だけで業種を選ぶと、どれだけ優れたサービスでも将来的に需要がなくなり、収益を上げることが難しくなる可能性があります。

そのため、まずは市場調査を行い、今後成長が期待できる業界に目を向けることが、早い段階で収益を上げるために大切です。

例えば、インターネットで利用者が増えているサービスや商品を調べ、需要が高まりそうな分野を探してみましょう。

さらに、すでに起業している先輩方から情報を得るために、交流会やオンラインコミュニティに参加することも、非常に効果的な方法となります。

起業後に収益を上げるポイント

3_未経験起業_起業後に収益を上げるポイント

起業後に収益を伸ばすためのポイントとして、以下の3つが挙げられます。

・顧客の声や実績を集める

・希少性を高める

・市場価値を高める

ここでは、これらの3つのポイントについて詳しく解説します。

顧客の声や実績を集める

顧客の声を集めることで、サービスの信頼性が高まり、集客にもつながります。

情報があふれる現代では、購入を検討している人たちの中には、口コミやレビューを参考にして判断する人が少なくありません。

さらに、購入者からの意見はビジネスの成長にとって非常に貴重であり、商品やサービスの改善に役立ちます。

そのため、販売後にアンケートを実施したり、SNSやGoogleなどに口コミを投稿してもらったり、書いてもらった感想を自身のSNSやホームページに掲載するなど、顧客の声を積極的に集めることが重要です。

希少性を高める

希少性や独自性を高めることで、他の商品やサービスと差別化することができます。

これまでの経験や新たに身につけたスキルを活かして、魅力的なサービスを作りましょう。

その結果、既存のサービスに埋もれることなく、価格や知名度の競争に巻き込まれずに事業を展開できるようになります。

ただし、前述の通り、世の中のニーズに合わなくなると、売れなくなるリスクがあるため、その点には十分注意が必要です。

市場価値を高める

商品やサービスの販売実績が積み重なってきたら、市場価値を高め、さらに収益性の高いビジネスを構築しましょう。

例えば、動画編集者として一定の実績を積んだ後、次のステップとして編集業務からスキル販売に進むのも1つの方法です。

自分が動画編集で稼いでいる方法や集客方法を販売したり、その購入者に対してコンサルティングを提供したりすることもできます。

また、指導者として活動しなくても、魅力的なポートフォリオや実績を持っていれば、動画編集者としての単価を上げることも可能です。

ただし、市場価値を高めるためには実績が不可欠です。まずは目の前の小さな仕事に真摯に取り組むことが重要です。

起業するときに必要な手続き

3_未経験起業_起業するときに必要な手続き

起業の際の手続きは、個人事業主と法人では異なります。個人事業主は比較的簡単に開業できるというメリットがあります。

一方で、法人は手続きが複雑で開業資金も必要となるデメリットがありますが、税制面で有利になるというメリットもあります。そこで、ここでは個人事業主と法人それぞれの開業手続きについて解説します。

個人事業主の場合

個人事業主として開業する際には、一般的に以下の手続きが必要です。

1.必要書類の準備

開業届などの必要書類を準備します。詳細については、地方自治体や国税庁のウェブサイトで確認できます。

2.税務署への開業届出

開業から1ヶ月以内に、最寄りの税務署に開業届を提出します。

3.申告方法の選択

青色申告は税制上の優遇がありますが、白色申告と比較して手続きが複雑です。そのため、自分で申告を行う場合は、税金を抑えたいのか手間をかけたくないのかを考え、自分に合った申告方法を選ぶと良いでしょう。

一方、すべて税理士に依頼するのであれば、税制面で優遇される青色申告を選ぶのがおすすめです。

法人の場合

法人化する場合、個人事業主と比べて手続きが複雑になりますが、その分ビジネスの信頼性が高まり、税制面でも大きなメリットがあります。

事業を拡大する際には、以下の手順に従って法人化の手続きを行いましょう。

1.事業計画と会社形態の選択

株式会社や合同会社など、目的に合った会社形態を選びます。

2.資本金の準備

新会社法により、資本金0円でも会社を設立することは可能ですが、定款の作成や会社情報の登録にかかる費用など、実際にはある程度の資金が必要です。開業時には税理士に相談することをお勧めします。

3.設立登記書類の作成

定款の作成や登記申請書類を準備します。

4.公証人役場での定款認証と法務局への登記

定款を公証人役場で認証後、法務局で設立登記を行います。

資金調達の方法

3_未経験起業_資金調達の方法

事業を立ち上げる際、資金調達が必要になる場合もあります。

ただし、いきなり資金調達を考えるのではなく、自身のビジネスがある程度軌道に乗った段階で考えるのが理想的です。そこで、ここでは起業時における理想的な資金調達のタイミングと、資金調達の方法について詳しく解説します。

資金調達を始めるタイミング

事業規模によって必要な資金は異なります。

副業時代などの初期段階では、自分のスキルを高めたり、モニターを募集したりする程度で進めることができるため、貯金の範囲でやりくりすることも十分可能です。

売上が安定し、他の事業を展開できると感じたときが、実際に資金調達を考えるタイミングです。

また、創業融資を受ける場合、過去の実績や自己資金がある方が、融資を受けやすくなります。そのため、まずはスモールスタートで無理のない範囲で事業を拡大していくことが大切です。

資金調達の方法

資金調達にはさまざまな方法があります。ここでは代表的な4つの方法をご紹介します。

1.エンジェル投資家からの融資

エンジェル投資家は、将来有望なアイデアやチームに投資し、資金提供だけでなく、ビジネスに役立つ知見や人脈も提供してくれることが多いです。

エンジェル投資家との接点を持つための方法としては、ビジネスコンテストへの参加やマッチングサイトの活用が挙げられます。ただし、融資や投資を受けるためには、しっかりとした事業計画が欠かせません。

2.クラウドファンディング

製品やプロジェクトへの資金調達手法で、MakuakeやCAMPFIREなどのプラットフォームが有名です。基本的には多くの小口投資を集める方法で、製品やサービスの事前販売としても機能します。

3.銀行・公庫の融資

銀行からの借り入れを行う場合、信用や事業計画が銀行の審査基準を満たす必要があります。また、日本政策金融公庫や地方銀行などでは、スタートアップ向けの融資プランを提供しています。

起業時に使える補助金

国や地方自治体が提供する補助金は、返済義務がない場合が多いため、経営者にとって大きなメリットがあります。

ただし、補助金には特定の条件があり、使用制限が設けられていることが一般的です。また、申請手続きは複雑で競争も激しいため、事前に十分な調査を行い、計画を立てることが重要です。

さらに、各都道府県や市町村の商工部門では、地域特有の補助金制度に関する情報を提供していますので、お住まいの地域で利用可能な補助金がないか調べてみると良いでしょう。

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3_未経験起業_買取専門店のフランチャイズなら「買取大吉」にお任せください!

未経験者でおすすめの起業形態の1つとして「フランチャイズ」をご紹介しました。

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※2023年10月~2024年9月のデータです。

まとめ

今回は、未経験者のための起業方法や手順についてご紹介しました。

起業したいけれど、障壁の高さに悩んでいる方も多いかもしれません。

しかし、インターネットを活用したビジネスやフランチャイズ加盟などでは、まったくの未経験者でも起業に成功している事例が少なくありません。

未経験者は、余計な知識がない分、柔軟に行動できる点が逆に強みとなります。ただし、突き進むあまり危険なビジネスに手を出さないよう、わからないことは信頼できる専門家に相談することをおすすめします。

もし、未経験での起業を検討されているのであれば、今回の記事を参考にしてみてください。