【梅屋敷駅前店】桐紋散し 赤銅魚子地小柄 | 梅屋敷駅前店

今回は「桐紋散し 赤銅魚子地小柄」をお買取りしました。
こちらは日本刀の「刀装具」にあたる小柄(こづか)。写真を見ると小さな金具に見えますが、実は日本刀の拵を語るうえではかなり奥深いアイテムです。
小柄は、刀の鞘に取り付けられた小刀の柄の部分。細工用の道具として使われたり、実用品として携帯されたりしていました。時代が進むにつれて装飾性も高まり、刀装具そのものが美術工芸品として鑑賞されるようになります。
今回のお品物で特に目を引くのが「赤銅魚子地(しゃくどうななこじ)」です。
赤銅は銅を主体とした合金で、刀装具では古くから使われてきた素材。独特の黒色が特徴で、そこに「魚子地」と呼ばれる非常に細かな粒状の彫りを施しています。魚の卵を並べたように見えることから「魚子」と呼ばれ、その粒がどれだけ細かく、均一に打ち込まれているかも刀装具を見るポイントのひとつです。
さらに今回の小柄には「桐紋散し」の意匠が施されています。
一見するとシンプルな黒地の小柄ですが、よく見ると小さな桐紋が散らされているのが分かります。この「小さな金具の中に、どれだけ細かな仕事が詰め込まれているか」というところが、刀装具の面白いところ。実物をルーペなどでじっくり見ると、魚子の細かさや紋様の作り込みがより分かりやすくなります。
そして今回、もうひとつ重要なのが「日本美術刀剣保存協會」の認定書が付属している点です。
日本美術刀剣保存協会は、刀剣だけでなく刀装・刀装具についても審査を行っており、同協会が発行した認定書・鑑定書などは、現在でも台帳照会や書き替えなどの管理が行われています。
刀装具の査定では、単純に「金属だから素材の価値だけを見る」というわけではありません。
作者や銘、意匠、技法、時代、保存状態、付属する箱や認定書・鑑定書など、さまざまな要素を確認します。特に今回のように、認定書が残っているお品物は資料としての意味もありますので、書類まで含めてしっかり確認することが大切です。
「家に古い日本刀の金具があるけど、何なのか分からない」
「刀はないけど、昔の刀装具だけ残っている」
「認定書や古い鑑定書も一緒に出てきた」
そんな場合も、処分する前に一度ご相談ください。
刀装具はサイズが小さいため、片付けの際に「これは何だろう?」とそのまま処分されてしまうこともあります。実際には、今回のように歴史的・美術工芸的な価値を持つものもあります。
当店では無料査定を行っております。もちろん1点から大歓迎です。
ご自宅の整理や遺品整理などで出てきた日本刀装具、古い小柄、目貫、鍔、笄、認定書・鑑定書など、「価値があるのか分からない」というものでもお気軽にお持ちください。まずは実物を確認して、どんなお品物なのか一緒に確認してみましょう。

















