日本の古き良き文化「お盆」とは | いなげや所沢西武園店
2026年08月15日
お盆は、ご先祖様の霊を我が家にお迎えして、感謝ともてなしの気持ちを捧げる日本の伝統的な行事です。仏教の教えと日本古来の習慣が融合したもので、現代でも家族が集まる大切な帰省の時期となっています。
お盆の由来
お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。仏教の「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」というお経が由来とされています。
お経の中では、お釈迦様の弟子である目連(もくれん)が、あの世で苦しむ母親を救うために修行僧たちへ多くの供え物をしました。その功徳によって母親が救われたという物語が残されています。
この仏教行事が、日本に昔からあった「夏に先祖の霊を祭る習慣」と結びつき、現在のお盆の形になりました。
お盆の時期
お盆は毎年13日から16日までの4日間に行われます。時期は地域によって主に2つに分かれます。
- 7月盆(新盆):東京や横浜など、一部の都市部で行われます。
- 8月盆(月遅れ盆):全国の多くの地域で行われます。農繁期を避けるために1ヶ月遅らせたのが始まりです。
4日間の出来事と風習
お盆の期間中、ご先祖様を心地よくおもてなしするために、日ごとに決まった風習を行います。
- 13日(迎え盆)
お盆の初日です。夕方に門口や庭先で「迎え火」という火を焚きます。これはご先祖様が迷わずに我が家へ帰ってこられるようにするための目印です。また、仏壇の前には「精霊棚(しょうりょうだな)」という特別な飾り棚を作ります。 - 14日・15日(中日)
ご先祖様が家に滞在している期間です。家族と同じ食事をお供えしたり、お墓参りに行ったりします。仏壇には「精霊馬(しょうりょううま)」を飾るのが定番です。きゅうりの馬は「早く家についてほしい」、なすの牛は「お土産を乗せてゆっくり帰ってほしい」という願いが込められています。 - 16日(送り盆)
お盆の最終日です。夕方に「送り火」を焚いて、あの世へと戻るご先祖様を温かく送り出します。
各地の催しと現代のお盆
お盆の時期には、全国で様々な行事が催されます。
広場にやぐらを立てて踊る「盆踊り」は、あの世へ帰る霊を賑やかに送り出すための宗教的な意味がありました。また、川や海に灯籠を流す「灯籠流し(とうろうながし)」や、京都の「五山送り火(大文字焼き)」なども、すべて送り火の一種です。
現代のお盆は、離れて暮らす親族が集まり、故人を偲びながら絆を深める重要な文化として受け継がれています。
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