働き方の選択肢が広がり、リモート・在宅で働ける副業への関心が高まっています。
この記事では、リモートワークができる、15種類の副業を厳選してご紹介します。成功のポイントや注意点についても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
リモートワークの副業に失敗してしまう原因とは？
リモートワークでの副業は、時間や場所に縛られず、自分のペースで働ける反面、高い自己管理能力が求められるため、失敗してしまったという話もよく耳にします。
ここでは、リモートワークの副業でよくある失敗の原因を4つ、ご紹介します。
マルチタスクが苦手
マルチタスクが苦手な人は、リモートワークの副業で苦労する可能性があります。
副業は本業と並行しつつ、時間配分を考えながら進めなければなりません。特に副業を始めたばかりの頃は、慣れない作業に時間がかかり、予定どおりに進まない傾向があります。
そのため、納期に間に合わなくなったり、クオリティが低下したりするおそれがあります。
多くのタスクを要領良くこなすことが求められるため、マルチタスクが苦手な場合、失敗するリスクが高まるでしょう。
オンラインでのコミュニケーションが苦手
リモートワークの副業では、直接顔を合わせることが少なく、テキストやビデオ通話などのコミュニケーションが中心です。
特に、テキストでのコミュニケーションは、表現する方法が文章に限られています。そのため、自分の言いたいことをわかりやすく伝えたり、相手の考えをテキストから読み取ったりしなければなりません。
また、ビデオ通話は相手の表情やニュアンスを読み取りにくい側面があります。
このような違いがあるため、対面でのコミュニケーションに慣れている人は、オンラインでのやり取りに苦労するかもしれません。
プライベートとの切替えができない
リモートワークは自宅で行うことが多く、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。
いつでも仕事ができる環境にあるため、オンオフの切替えが難しく、心身ともに疲弊してしまうおそれがあります。
リモートワークの副業に取り組むためには、仕事とプライベートを上手に切替えることが重要です。
例えば、仕事とプライベートの時間を明確に区切ったり、仕事専用の部屋を用意して、働く環境を整えたりするとよいでしょう。
1人での作業が苦手
リモートワークは基本的に1人で作業を進めるため、孤独を感じやすい働き方です。
オフィスのように同僚と雑談や相談をする機会が少ないため、1人での作業が苦手な方は、モチベーションを維持するのが難しいかもしれません。
そのため、短時間の副業を選んだり、コミュニティに参加したりするなどの対策をしておきましょう。
リモートワークの副業を成功させる4つのポイント
リモートワークでの副業を成功させるには、いくつかの重要なポイントがあります。これらを意識することで、本業との両立を図りつつ、副業で成果をあげやすくなるでしょう。
ここでは、リモートワークの副業を成功させるための4つのポイントについて、詳しく解説します。
自己管理の徹底
リモートワークの副業を成功させるためには、自己管理能力が重要です。
オフィス勤務とは異なり、リモートワークでは上司や同僚の目が届きません。自分でタスクを管理し、進捗状況を把握する必要があります。
そのため、まずは1日のスケジュールを明確にしましょう。タスクリストを作成し、優先順位をつけて取り組むと、仕事を順調に進められるでしょう。
前向きな気持ちで取り組む
リモートワークの副業は、常に前向きな気持ちで取り組むことが大切です。
ネガティブな感情にとらわれてしまうと、モチベーションが低下し、副業を続けることが難しくなるおそれがあります。
そのため、ポジティブな姿勢が副業継続の力となります。副業で得られる経験やスキルアップ、収入増加といったメリットに目を向け、困難を乗り越えるためのモチベーションにつなげましょう。
スキマ時間の有効活用
副業と本業を両立させるためには、スキマ時間を最大限に活用する必要があります。
スキマ時間にできるタスクを洗い出し、効率的に作業を進めるための計画を立てましょう。
リモートワークの利点をいかすと、通勤中の電車内で情報収集をしたり、本業の休憩時間に簡単なタスクをこなしたりするなど、工夫次第でスキマ時間を副業に充てられます。
チャレンジする気持ち
リモートワークの副業を成功させるためには、常に新しいことへチャレンジする気持ちが大切です。
現状維持にとどまると、世間の需要や技術の変化についていけず、仕事が減ったり、単価が下がったりするおそれがあります。
新しい挑戦には不安や困難がつきものですが、それを乗り越えることで、自己成長につながるでしょう。
リモートワークの副業人気15選
一口にリモートワークの副業と言っても、その種類はさまざまです。ここでは、リモートワークが可能な副業の中から、人気のあるものを15種類ご紹介します。なお、仕事に関するやり取りはインターネット上で行うことが多いため、パソコンとネット環境を要求されることが一般的です。
（1）エンジニア（プログラマー）
プログラマーは、システムやアプリケーションの開発・運用に携わるエンジニア職の1つです。
リモートワークに適した副業として人気があり、案件によっては、週1～3日や土日限定といった働き方もできます。
プログラミングの専門知識やスキルが求められる分、高単価の案件が多く、スキル次第では大きな収入も期待できます。
一定の学習時間や努力は必要ですが、最近ではオンライン学習サービスも充実しており、未経験からでも挑戦しやすい環境が整ってきています。
また、エンジニア職は需要が高いため、技術を磨くと長期的に活躍できるでしょう。
（2）イラスト・アニメ・漫画・ロゴ制作
クライアントから依頼を受け、キャラクターデザインや漫画、ロゴなどを制作する仕事です。一般的にイラストレーターと呼ばれ、依頼の中には簡単なアニメーション制作もあります。
依頼の受諾から作品の納品まで、全てオンラインで完結するため、リモートワークの副業にすることができます。
ただし、リモートでイラスト制作を行う場合、性能の良いパソコンや液晶タブレットなどの専用機材、さらに、PhotoshopやCLIP STUDIOなどのグラフィックソフトが必要になることが多いです。
また、ポートフォリオと呼ばれる作品集を充実させることで、単価の高い案件や継続的な依頼の獲得につながるでしょう。
（3）動画制作・編集
クライアントから依頼を受けて、動画の制作や編集を行う仕事です。
一般的に、企画の立案から撮影、編集までの一連の工程を担う案件は動画制作として依頼されます。一方で、クライアントが用意した素材を組み合わせたり、撮影済みの映像にテロップや効果音などを挿入したりして、一本の動画を作る場合は動画編集として依頼されることが多いです。
動画編集を行うためには、高性能のパソコンと動画編集ソフトが必要です。撮影も請け負う場合は、カメラ機材やキャプチャソフトも用意する必要があります。
（4）YouTuber
YouTuberは、自分で企画・撮影・編集した動画をYouTubeに投稿し、主に広告収入によって収益を得る仕事です。また、ライブ配信中にスーパーチャット（投げ銭）を通じて収益を得ることもできます。
YouTuberの魅力は、好きなことや得意なことをテーマに、自由な発想でコンテンツを制作できることです。
人気が出れば、大きな収入を得られる可能性もありますが、収益化するためにはチャンネル登録者数や総再生時間など、一定の条件をクリアしなければなりません。
成功するためには、動画制作のスキルはもちろん、視聴者をひきつける企画やトーク力、そして継続的にコンテンツを発信し続ける粘り強さが重要となります。
（5）ライター
ライターは、Webメディアの記事やメールマガジン、広告文など、さまざまな文章を作成する仕事です。
パソコンとインターネット環境があれば始められるため、副業初心者にも人気があります。なお、ライターの仕事にはシナリオの執筆依頼もありますが、今回は副業として選ばれやすいWebライターに焦点を当てて紹介します。
特別な資格は必要ありませんが、金融や不動産など、専門分野の知識があると、高単価の案件を獲得しやすくなります。さらに、SEO（検索エンジン最適化）を意識することで、検索結果で上位に表示される効果的な文章を作成できるようになります。
クラウドソーシングサイトにはさまざまなジャンルの案件が掲載されており、自分の興味や得意分野に合わせて仕事を選びやすい点も魅力です。
（6）Webデザイナー
Webデザイナーは、広告バナーのデザインやホームページ制作などを行う仕事です。
多くの場合、PhotoshopやIllustratorなどを使用するデザインスキルや知識が求められます。さらに、サイトの構築ではHTMLやCSS等のプログラミングのスキルも必要です。
実績がない場合、仕事を受けることは難しいことが一般的であるため、最初は成果物をまとめたポートフォリオなどで実力をアピールするとよいでしょう。
（7）Webマーケター
Webマーケターは、Webサイトへの集客数を増やしたり、商品の売上を向上させたりするための戦略を立案・実行・改善する仕事です。
業務内容には、SEO対策やWeb広告・SNSの運用、アクセス解析ツールを使用したデータ分析などが含まれます。
幅広い知識と実務経験が求められますが、企業のオンライン事業にとって不可欠な存在であるため、需要が高まっています。
また、週1～3日程度の柔軟な働き方ができる案件もあるため、本業と両立しやすいでしょう。
（8）アフィリエイター
アフィリエイターは、自身のブログやSNSで企業の商品を紹介し、商品の購入や申込みなどの成果に応じて報酬を得る仕事です。
パソコンとインターネット環境があれば始められますが、成果が出るまでに半年から1年程度かかるといわれています。
また、アフィリエイトで成功するためには、魅力的なコンテンツを作成する能力に加え、SEOやWebマーケティングの知識、アクセス数などの継続的な分析・改善が求められます。
自分のペースで取り組める反面、地道な努力が必要な副業と言えるでしょう。
（9）ナレーション
ナレーションも、副業として取り組める仕事の1つです。自宅に静かな録音環境を整え、性能の良いマイクや録音・編集ソフトを用意すれば、リモートでも働くことができます。
具体的な業務内容は、企業説明や製品紹介などの広告動画に加え、YouTubeやSNS動画のナレーションも含まれます。
そのほかにも、多くの場面でナレーターが求められているため、需要の高い仕事と言えるでしょう。
（10）作曲、オンライン音楽講師
音楽に関するスキルや経験をいかせる作曲やオンライン音楽講師は、リモートワークで人気の副業です。
作曲では、企業のオリジナルソングや動画に使用するBGMの制作など、さまざまな依頼がインターネット上でやり取りされています。
一方、オンライン音楽講師は、ビデオ通話を活用することで、自宅にいながら、楽器の演奏方法や歌唱テクニックなどを生徒に指導することができます。
このように、音楽のスキルをいかして収入を得たい方におすすめの副業です。
（11）翻訳
翻訳は語学力をいかしたい方におすすめです。文脈の理解や自然な訳文の作成ができると、よりスムーズに仕事をこなせるでしょう。
パソコンとインターネット環境があれば、国内外のクライアントから依頼を受けられるため、リモートでも作業を進めることができます。
翻訳の仕事は、ゲームのテキストや動画のテロップなど多岐にわたります。さらに、ITや医療などの専門分野の知識があると、高単価の案件を受けやすくなるでしょう。
（12）占い、お悩み事相談
占いのスキルや心理カウンセリングの知識をいかせる副業です。
メールやチャット、ビデオ通話を利用したオンラインサービスもあるため、リモートワークでも取り組めます。
副業として始める方法には、占いサービスを提供するWebサイトに登録する方法や、個人でカウンセリングサービスを提供する方法があります。
利用者の悩みに寄り添い、リピート顧客を増やすことで、安定した収益が期待できます。
低リスクでおすすめのフランチャイズをご紹介
副業に対して「失敗するかもしれない」、「稼げるかどうかわからない」と感じている方もいるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが、近年注目を集めている買取ビジネスです。
リモートワークではありませんが、フランチャイズに加盟すれば、副業として気軽に始められます。また、充実したサポートを受けられるため、失敗するリスクを最小限に抑えることも可能です。
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※ 2023年10月～2024年9月のデータです。
まとめ
今回は、リモートワークができる副業についてご紹介しました。
リモートワークの副業は、会社のように周囲の目線がないため、誘惑に負けない自己管理能力が求められます。また、副業に使える時間が限られていることから、スキマ時間を効率良く活用することも重要です。
今回ご紹介した内容を参考に、自分に合う副業を探してみてはいかがでしょうか。
