使わない指輪の話 | 喜多町プラザ店
今日、1個の指輪がつぶやきました。
「やっと、また誰かに会えるのかな。」
本日お持ち込みいただいた金の指輪。
長い間、引き出しの奥で眠っていたそうです。
持ち主の方は、こうおっしゃいました。
「もう使わないけど、なんだか捨てられなくて。」
――わかります。
モノには、思い出が染み込んでいます。
僕たちの仕事は、“値段をつけること”ではありません。
もちろん査定はします。
相場も確認します。
1円でも高くご提示したい。
でも本当は、
その品物の“次の居場所”を見つける仕事だと思っています。
金は、ただの金じゃない。
指輪は、ただのリングじゃない。
それは
プロポーズだったかもしれないし
就職祝いだったかもしれないし
お母さまの形見かもしれない。
だから私は、必ずお聞きします。
「どんな想い出があるお品ですか?」
喜多町で、モノのバトンをつなぐ。
買取は「手放す」ことではありません。
次の誰かへ「渡す」こと。
喜多町プラザ店は、
モノのリレー中継地点でありたいと思っています。
高く売るだけなら、ネットでもいい時代。
でも、
安心して話せる場所
想いをちゃんと聞いてくれる場所
それが、私たちでありたい。
今日も、1個の指輪が
次の出番を待っています。
引き出しの奥で眠っているその子も、
そろそろ外の空気、吸いたがっていませんか?
喜多町プラザ店 店長 大倉
















