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海外の金刻印(ホールマーク)の種類について | 高岡戸出店

2025年12月23日

こんにちは!買取大吉 高岡戸出店です!

海外の金刻印(ホールマーク)は、国によって表記方法やデザインが異なります。

以下の国々における金刻印の表記方法や意味を紹介します。

  • アメリカ
  • イギリス
  • フランス
  • ドイツ
  • イタリア
  • スイス
  • ヨーロッパ圏
  • 中国
  • 台湾
  • タイ

 

お手持ちの金製品の製造国や純度を確認するための参考にしてみてください。

 

アメリカ

アメリカでは、「18K」「14K」のように「数字+アルファベット」の組み合わせが多用されています。

 

アメリカでは14Kが最も人気の純度なため、14Kと刻印されている場合は、アメリカ製の可能性があります。

 

また、アメリカで刻印を打刻する制度が正式に始まったのは1906年のため、以前のアンティークアクセサリーには刻印がありません。

 

イギリス

イギリスでは、金の使用量が1g未満の製品を除き、刻印(ホールマーク)の打刻が法律で義務付けられています。

 

刻印には「王冠のデザイン+純度を表す数字」が用いられており、その他にも以下の情報が記号・イラスト・アルファベットで刻印されています。

 

<刻印から読み取れる情報>

  • 製造元(スポンサーマーク・メーカーズマーク)
  • 金属の種類・純度
  • 検査した機関(アセイマーク)
  • 製造した年代

 

製造元は、2〜4文字のアルファベットで表します。

 

金属の種類や純度は「モチーフ+数字」の組み合わせで、金の場合は王冠が打刻されています。

 

1974年以降に打刻されたものに1000分率、1975年より前のものには24分率が用いられているのも特徴です。

 

続いて、検査した機関のモチーフが施されています。モチーフごとの意味は以下のとおりです。

 

モチーフ 検査した機関(場所)
ロンドン
碇(いかり) バーミンガム
ヨークローズ シェフィールド
お城 エディンバラ

 

製造した年は、アルファベット1文字によって表現されます。各年にフォントが異なるアルファベット1文字が振り分けられる仕組みです。

 

上記の刻印のほか、CCM共通管理マークと呼ばれる刻印が施されている場合もあります。

 

フランス

フランスでは、18金(純度75%)以上の金製品に刻印(ホールマーク)の打刻が義務付けられています。

 

刻印は鷲のマークひとつだけです。過去に3回、細かなデザインが変更されていますが、共通して右向きの鷲が刻印されています。

 

フランスの刻印に関する法律は厳しく、純度が18金以下のものは金製品として認められていません。

 

そのため、鷲の刻印がある場合は確実に18金以上と判断してよいでしょう。

 

また、1838年以前の金製品には鷲以外の刻印が用いられています。以下のモチーフが打刻されている場合は、貴重なフランスアンティークジュエリーの可能性があります。

 

  • 馬の頭
  • サンジャック貝(ホタテ貝)
  • ミツバのクローバー
  • 正面を向いたフクロウ

 

ただし、フクロウの場合はアンティークジュエリーであるものの、製造元がフランスでないケースがあります。

 

ドイツ

ドイツでは、数字とアルファベットの組み合わせが多く見られます。

 

18金の場合は「18K」「18ct」、14金の場合は「14K」「14ct」のような形式です。

 

「K」と「ct」は同じ意味を持ち、ヨーロッパ圏では「K」と同じくらい「ct」が使われます。

 

なお、数字とアルファベットの表記と一緒に「GERMANY」と刻印されているケースも見られます。

 

イタリア

イタリアのホールマーク

イタリアでは、刻印(ホールマーク)によって以下の情報が読み取れます。

 

<刻印から読み取れる情報>

  • 金属の種類
  • 純度
  • 貴金属業者の番号
  • 製造地域

 

金属の種類はアルファベットで表記され、金の場合は「Au」と打刻されます。純度の表記は1000分率です。

 

金の種類・純度と続いて、イタリアの共通マークである星型が打刻されるのが特徴です。

 

星の後には、貴金属業者が国に認証された際に割り振られる番号が打刻されます。

 

最後に製造場所の頭文字をとったアルファベットが刻印されます。「FI」ならフィレンツェ、「TO」ならトリノといった形です。

 

例えば、画像の刻印だと「18金で1番の番号が割り振られた業者によってフィレンツェで製造された」という意味になります。

 

なお、刻印(ホールマーク)の打刻は任意です。

 

スイス

スイスでは、モチーフが打刻されています。

 

2000年以前のものにはスイスの女神であるヘルヴィティアの横顔が用いられており、18金を意味します。

 

2000年以降は、スイスの原産のセントバーナードで、モチーフによっておおよその製造年がわかるのも特徴です。

 

なお、女神・セントバーナードの刻印とともに、CCM共通マークも刻印されています。

 

CCM共通マークについては次項をご参照ください。

 

ヨーロッパ圏

ヨーロッパ圏では、CCM共通管理マークと呼ばれる刻印が施されている国があります。

 

CCM共通管理マークとは、貴金属製品を共通の刻印で運用するための制度です。

 

「ホールマーク条約(ウィーン条約)」に加盟している国々で製造された金製品に打刻が義務づけられています。

 

金の刻印は、円を重ね合わせたような輪郭のなかに天秤が描かれており、中央に1000分率で純度が表記されているデザインです。

 

加盟国は以下のとおりです。

ホールマーク条約(ウィーン条約)加盟国の一覧

中国

中国の刻印(ホールマーク)には「〜足金」という表記が用いられています。純度は以下表のとおりです。

 

刻印 純度
足金(そくきん) K20相当
千足金(せんそくきん) K22相当
万速金(まんたるきん) K24相当

 

読み取れるのはおおよその純度のみで、刻印だけでは正確な割合はわかりません。

 

また、中国の金製品は支那金(シナ金)という種類の金が多用されており、一般的な金製品と比較してレモン色に近いのが特徴です。

 

なお、支那金は中国だけでなく東南アジアでも流通しています。

 

台湾

台湾では、以下いずれかの刻印(ホールマーク)を使用します。

 

  • 中国と同じ「〜足金」
  • 「純度を表す数字」+「重量」

 

「〜足金」の表記や純度は、中国と同様です。

 

「純度を表す数字」+「重量」の場合は、「999.9_100g」(意味:100gの純金)のように表記します。

 

また、台湾では金を取引する際の単位がグラム(またはオンス)ではなく「錢」なのも特徴です。

 

「錢」は日本の「匁(もんめ)」に相当するため、台湾で金を取引する際は、1錢=1匁(3.75g)と換算しましょう。

 

タイ

タイでは、一般的な刻印(ホールマーク)と同じく「数字+K」で打刻します。

 

合わせて、22金以上の品には「振和興」や「和成興」と記されるのが特徴です。

とはいえ、タイの場合は「振和興」や「和成興」と記されていても実際の純度は22金以下の可能性があります。

国際基準では純度91.6%以上が22金とされていますが、タイでは純度90%をもって22金と表記するケースもあるためです。

また、タイでは23金(純度96.5%)が主流のため、購入先がタイの場合は23金の可能性があります。

金のご相談ならいつでもご連絡ください。

今日も、店舗にてご来店お待ちしております。

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買取大吉 高岡戸出店

住所:富山県高岡市戸出町5丁目1‐6 ルモンNt

電話:0766‐73‐2378

営業時間 10時~19時

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