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買取できる古着とできない古着について

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古着の買取が盛んになってきたとはいえ、あらゆる古着が売れるわけではありません。10年前・20年前の古着では、売れる可能性の高い古着と、売れない可能性の高い古着が存在します。この記事ではそのような買取できる古着とできない古着はそれぞれどういったものなのか紹介していきたいと思います。

買取できる古着

買取の対象になるのは、基本的には世界的な高級ブランドや、国内有名ブランド以上の服になります。新品販売価格が数万~数十万円はするような服です。高値買取という点では、そのブランドが高級ブランドであれば高値買取になりやすく、高級皮革・高級毛皮・シルクなどの服、限定生産で稀少性があるような服も高値買取になりやすい傾向があります。

なお、10年前・20年前の時点でなく、現時点での人気や需要の高い服が、買取店の査定において高い評価を受けられます。購入当時に人気ブランドの高額商品だからといって、現在も高値で買い取ってもらえるとは限りません。

ファッションでは色やデザインなどにトレンドがあるため、一般的には新しい服ほど売れやすい。残念ながら服は経年劣化していきますが、服の状態は新品に近く良好な状態であればあるほど買取には望ましいです。なお、ヴィンテージ価値のあるものなら古くても高く売れることがありますが、たった10年前・20年前ではまだヴィンテージとは言い難いと言わざるを得ません。

買取できない古着

まず、ファストファッションやノーブランドの服は買い取ってもらえない可能性が高いです。新品が廉価で販売されているため、わざわざ古着で購入するメリットが少ないというのが主な理由です。また、それなりのブランドの服でも、10年前・20年前の流行遅れの色使いやデザインの服の買取は難しい傾向にあります。以下のように状態が悪いものは基本的に買取は難しいと言えます。

 

・破れや穴やほつれなどの傷みがひどいもの

・シミや汚れがひどいもの

・大きな伸び縮みや変形があるもの

・カビが生えているもの

・臭いがきついもの

 

また、名前を刺繍してあったりするような、所有者向けにカスタマイズされた服は買取が難しいです。また、制服やユニフォーム、剣道着や柔道着・水着なども、古着としては原則として買取対象になりません。ただ、例えばそのスポーツの専門店などであれば、それらを買い取ってもらえる可能性があります。

海外での古着の需要

買い取った古着のうち店舗で販売できない状態の商品や売れ残った商品を、廃棄せずに海外へ輸出している企業が年々増加傾向にあります。東南アジアやアフリカなどの発展途上国に需要があり、環境問題が騒がれるようになってからその動きがさらに活発化したと言われています。最近だと、ロシアのウクライナ侵攻によって発生した避難民の方々への支援として日本の古着が活用されています。

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