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計り知れない価値をもつブルーダイヤモンド、「ホープダイヤモンド」

アイキャッチ

ダイヤモンドは宝石の中でも随一の価値をもつ石です。しかし、その中でもホープダイヤモンドは特別な存在です。タイタニックの碧洋のハートのモデルにもなり、ルイ14世からハリーウィンストンまで多くの人を魅了してきました。あまりに稀有な存在であるため、数奇な運命をたどった宝石でもあり、持つ者を不幸にするブルーダイヤモンドとも言われます。今回はそんなホープダイヤモンドについて紹介します。

いわくつきのブルーダイヤモンド「ホープダイヤモンド」

ホープダイヤモンドは世界でも最大級のブルーダイヤモンドであり、最も有名なダイヤモンドの一つです。その稀有な美しさとともに、所有者の死や不幸と結びつけられたエピソードが数多く存在することから「呪いのダイヤ」としても知られます。ダイヤモンドは炭素を構成要素に持つ鉱石ですが、ホープダイヤモンドはホウ素がインクルージョン(不純物)として含まれることから、唯一無二の青色を帯びています。なお、ダイヤモンドが自然界で生成される地中深くでは、ダイヤモンドにホウ素が混ざり合う環境は地質学的に考えにくいと言われており、ホープダイヤモンドがどのように生成されたのかはホープダイヤモンドにまつわる謎の一つとなっています。

王や富豪、宝石商を虜にしたホープダイヤモンド

この45.52カラットのグレーブルーの色合いをもつファンシーダイヤモンドは、そのようなユニークな特性と、他に類を見ないエピソードを兼ね備えています。その長い歴史の中で、ルイ14世からルイ16世までのフランスの君主たち、資産家やジュエリー界で最も有名な人物、ピエール・カルティエやハリー・ウィンストンが所有していました。

ホープダイヤモンドの名前は、所有者の1人であるヘンリー=フィリップ・ホープにちなんで名付けられました。彼はイギリスの裕福な銀行家であり、宝石や絵画の熱心な収集家でした。彼が亡くなったとき、ダイヤモンドは彼の財産の一部でした。1901年に宝石商に売却されるまで、家族に受け継がれました。1912年にアメリカの資産家エヴァリン・ウォルシュ・マクリーンが購入するまで、何度か所有者が変わりました。ハリー・ウィンストンは、1958年にホープダイヤモンドをスミソニアン協会に寄贈するまで、11年間所有していました。

ホープダイヤモンドの歴史は絶対王政時代のフランスに遡ります。このダイヤモンドは商人で旅行家であったジャン=バティスト・タヴェルニエが、インドからフランスに持ち込んだ115カラットのブルーダイヤモンドで、1673年に「太陽王」ルイ14世が購入しました。その後、王の好みに合わせ、宝石職人のピトーによって69カラットにカットされ、「フレンチブルー」と呼ばれるようになりました。このカットには秘密があり、それはダイヤモンドが金で覆われたとき、中央に太陽が輝くようにダイヤモンドを成形しました。これは太陽王と呼ばれたルイ14世への粋なオマージュでした。

ホープダイヤモンドの消失

この壮大なブルーダイヤモンドは、1792年、フランス革命の騒乱のなかで盗まれました。その約20年後、ロンドンで45カラットのブルーダイヤモンドが発見されました。しかし、この宝石を新しいサイズにカットした人物を特定できる情報はほとんどありません。長い間、失われた「フレンチブルー」と「ホープダイヤモンド」が同じ石であると推測されてはいましたが、説得力のある証拠は2000年代半ばまで提示されませんでした。

ジャン=バティスト・タヴェルニエからルイ14世に贈られた、115カラットのブルーダイヤモンド「タヴェルニエブルー」と、ルイ14世の宝石職人によってカットされた69カラットの「フレンチブルー」のリアルなレプリカが作成されました。さらに、ホープダイヤモンドがフレンチブルーから削り出されていることを確認するために、3つのダイヤモンドのCGが作成されました。非対称の形状など、ホープダイヤモンドのカットの特徴のいくつかは、69カラットのフレンチブルーのカットと共通していることがわかりました。さらにこれらのCGは、ホープダイヤモンド、フレンチブルー、タヴェルニエブルーが重なることを示しています。これらはすなわち、ホープダイヤモンドがルイ14世が所有したフレンチブルーに由来するという、これまでで最も説得力のある証拠です。

なぜホープダイヤモンドはそれほどに特別なのか

では、ホープダイヤモンドの何が特別で、これほど重要かつ王室の注目を集めたのでしょうか?ホープダイヤモンドは、1988年と1996年に4Cを定めたダイヤモンドの権威、GIAによって鑑定されました。この45.52カラットのダイヤモンドは、見事なアンティーククッションシェイプとVS1のクラリティを備えています。そのカラーグレードは「ファンシーディープブルーグレー」です。この深い青色は、天然とは信じ難いほどの濃度です。

本記事の冒頭で触れたように、ホープダイヤモンドには青色の要因であるホウ素不純物が多く含まれています。その検出値は、約1.7ppmです。他方、大多数の天然ダイヤモンドにはホウ素の含有量が少なく、ほとんどが0.5ppm未満の濃度です。したがって、このような量のホウ素を含む天然ダイヤモンドは非常にまれであり、さらにこのサイズのダイヤモンドに存在するという事実は、この宝石を極めて希少なものにしています。

ホープダイヤモンドのもう1つの並外れた特徴は、燃えるような赤いリン光です。ダイヤモンドが紫外線(UV)にさらされると、1分以上も燃えるように輝きます。赤いリン光も、青色と同様に、内包されているホウ素に関連しています。紫外線にさらされると、これらのホウ素原子がダイヤモンド内の他の不純物と相互作用し、宝石が可視光を放出します。

最後に

ホープダイヤモンドは、計り知れない価値をもつ唯一無二のブルーダイヤモンドです。大きさもさることながら、天然ダイヤモンドとしては奇跡のような深い蒼色を湛えており、ルイ14世やカルティエ、ハリーウィンストン、ヘンリー=フィリップ・ホープなど多くの人の間を渡り歩き、持つ者を不幸にするなどの逸話が生まれました。現在はアメリカのスミソニアン博物館に収蔵されており、今も変わらず多くの人々を魅了し続けています。

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