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世界最大のダイヤモンドを輝かせる

507_大きい 宝石

宝石の価値を測る基準はいろいろで、宝石の色、透明度、希少性など一般の人では知識がないため判別が出来ないような部分でその価値が判断されています。
しかし、宝石の知識があまりない一般人でも簡単にその価値を判断できる基準と言えば『宝石の大きさ』もあります!天然の宝石と言えば特定の環境下で長い時間をかけて宝石に成長していくもので、ある一定以上の大きさとなるとまさに奇跡の様な確率でしか出来上がりません。そういった理由があり、やはり大きな宝石は同じ品質の小さな物より高額になります。
今回は、世界最大のダイヤモンドとそれを輝かす使命を担った職人たちをご紹介いたします。

世界最大のダイヤモンド

世界最大のダイヤモンドは、1905年1月26日に南アフリカのカリナン鉱山で発見されたダイヤモンドの原石で、3106.75カラット(621.35g)という大きさを誇っています。鉱山の所有者サー・トーマス・カリナンの名前にちなんで『カリナン』と命名されました。カリナンは大きな原石の一部であると考えられていますが、未だその残りは発見されていないそうです。こんなに貴重で価格が付けられないほどの価値があると言われるダイヤの原石は一体いくらぐらいするものでしょう。 その答えは、なんと24億ドル以上です。日本円で約2,600億円価値があるとのことです。 カリナンは採掘後、南アフリカのトランスヴァール政府に売却され、1907年11月9日イギリス国王エドワード7世へ66歳の誕生日の贈り物として贈呈されています。

ロイヤル・アッシャー

この世界最大のダイヤモンドをカットすることになったのが、ロイヤル・アッシャー社です。ロイヤル・アッシャー社は、ダイヤモンド業界の職人だったジョセフ・アイザック・アッシャーがオランダ・アムステルダムで1854年に設立しました。運河の美しさで知られるアムステルダムは、実は約400年前からダイヤモンドの研磨技術に秀でており、世界各国の王室のダイヤモンドを研磨してきた歴史がある、いわば“ダイヤモンドの聖地”です。今では研磨工場やダイヤモンド博物館を巡る観光ツアーもあるほどです。16世紀末、ユダヤ人が迫害から逃れるために信仰の自由を認めていたオランダに移住し、それから原石取引と研磨で発展していったという背景があります。そのロイヤル・アッシャー社でカリナンのカットを率いたのが、ジョセフ・アッシャーです。彼はジョセフ・アイザック・アッシャーの息子で、アッシャーダイヤモンド2代目の弟として生まれます。兄弟のアブラハムとジョセフは”アッシャーブラザーズ”と呼ばれ二人とも天才ダイヤモンドカッターとして活躍していました。後にアブラハムは政治の道へ進みジョセフはダイヤモンド加工の道で成功することに成ります。父のもとで修業を積みダイヤモンドカッターとして研鑽を積んだジョセフ・アッシャーは1902年に自身の開発した変形カットダイヤモンドの特許申請をしています。その時申請されたのは8角形のオールステップカット”アッシャーカット”です。これは世界初のダイヤモンドシェイプの特許申請でした。そして1903年には997カラットの原石「エクセルシオー」のカットを成功させました。

ロイヤルアッシャーによるカット

カリナンは大切に保管されていましたが、ダイヤは原石のままでは輝きません。『輝いてこそダイヤモンド』と提唱していたアッシャー社にカットが依頼され、アッシャー率いる3人の研磨職人がカットを行いました。カットを施す前の段階のダイヤモンドの分析だけで数ヶ月もの月日を費やしたと言われています。ダイヤモンドは「天然の物質の中」では最高クラスのモース硬度(摩擦やひっかき傷に対する強さ)10を誇りますが、靭性に関しては水晶とほぼ変わらないと言われていて一定の方向からの衝撃に対しては弱い性質があります。 そしてついに1908年に、最初の分割作業が行われたのです。しかしながら、割るために使った工具のほうが先に壊れてしまいます。それでも諦めることなく毎日この分割作業が行われましたが失敗の連続でした。職人達は緊張の連続で、ストレスが溜まっていき、数ヶ月後にようやく最も良い形に割ることができましたが、指揮をとっていたアッシャーはあまりの疲労と緊張で気絶してしまったという話も残っているほどです。晴れて9つの大きなダイヤモンドと96個の小さなダイヤモンドが切り出されました。9つの石にはそれぞれカリナンIからIXの名が与えられ、すべてイギリス王室又は王族個人が所有しており、いくつかはロンドン塔で永久展示されています。

カリナンⅠ~Ⅸ

■カリナンI 530.20 ct

「偉大なアフリカの星 (The Great Star of Africa)」と呼ばれています。当時世界最大のカットダイヤモンドでした(現在は世界第2位)。王笏 (Royal Scepter) に飾られています。現在もイギリス王室が所有しており、ロンドン塔で永久展示されています。

■カリナンII 317.40 ct

大英帝国王冠 (Imperial State Crown of Great Britain) に飾られています。

■カリナンIII 94.40 ct

■カリナンIV 63.60 ct

メアリー王妃の王冠 (Queen Mary's Crown) に飾られており、2つを合わせてペンダントとして使うこともできます。
■カリナンV 18.80 ct

メアリー王妃のブローチに飾られていますが、新たな王冠を作るためにメアリーの王冠からコ・イ・ヌールが外されたため、その代わりにはめられることもあります。

■カリナンVI 11.50 ct

エドワード7世が妻アレクサンドラに贈り、現在ではエリザベス2世所有のネックレスの一部となっています。

■カリナンVII 8.80 ct

■カリナンVIII 6.80 ct

合わせてひとつのブローチとして使われています。

カリナンIX 4.39 ct

メアリー王妃のために作られた指輪に飾られています。

まとめ

このようなストーリーを聞くと、ダイヤモンドの希少性やカットを施すことの難しさ、そしてそこから生まれる永遠の輝きは本当に奇跡が積み重なり生まれるものだと言えます。

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