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カメレオン ダイヤモンドの神秘的な世界

1312_カメレオン ダイヤ

ダイヤモンドと聞くと、「白くて丸い、まばゆい輝きを放つ宝石」というイメージが支配的であると思います。そんな中、カメレオン ダイヤモンドは緑色やオリーブ色のカラーダイヤモンドです。そして、カメレオンと呼ばれるからには、このダイヤモンドの特徴的はそれだけではありません…。

カメレオン ダイヤモンドとは

自然界で産出されるダイヤモンドで、無色透明なものは非常に希少です。そのためダイヤモンドにおける国際基準である「4C」でも、無色透明に近いものほど価値が高いとされています。一方で有色のダイヤモンドでも、その色味が鮮やかで美しいものは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれ、ホワイトダイヤモンドとは異なる価値観で評価されます。カメレオン ダイヤモンドも、どちらかと言えばファンシーカラーダイヤモンドの部類に属するものですが、その特徴はカメレオンの名が暗示するように、特定の条件下で色が変化するというものです。

ダイヤモンドとは

そもそもダイヤモンドとは、炭素を元素とする鉱物で、日本では「金剛石」の異名を持ちます。金剛石の名に連想されるように、非常に硬い鉱石としても知られ、鉱物の硬さを示すモース硬度は最高値である「10」です。地中100㎞程のマントルで、高圧な環境下で生成されると考えられており、キンバレー岩と呼ばれる火成岩に含まれており、多くの場合キンバレー岩が風化したものがダイヤモンド鉱床となります。またキンバレー岩は、チタン鉱物を含むことでも知られています。

ダイヤモンドの硬さは「共有結合」という原子の結合に由来しています。簡単に言うと共通結合とは、となり合った原子同士が手を取り合うように、隙間なく互いに結びついた結合している状態のことです。一方で世界最“硬”のダイヤモンドは、意外に簡単に壊れるという事実もあります。どういうことかというと、一定の方向に結合の弱い箇所があり(これを「へき開性」といいます)、ここに力を入れるとダイヤモンドの結晶は簡単に割れてしまいます。なので昔はダイヤモンドを割ることはできても、磨くことはできませんでした。しかし15世紀、当時腕利きの宝石職人として知られたルドウィック・ヴァン・ベルケムによって、「ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く」という研磨法が発見されて以降、その眩い輝きで王侯貴族を虜にします。ちなみにベルケムの発明した研磨機「スカウフ」は現在でもダイヤモンド研磨の場で活躍しています。

眩い輝きもダイアモンドのもつ特性の一つで、光学的にみても光の屈折率や反射率、分散率が高い鉱物です。ベルケムが研磨したダイヤモンドは、バラのつぼみのようにカットする「ローズカット」が有名でしたが、その後20世紀になってダイヤモンド職人の名家トルコウスキーのマルセル・トルコウスキーが「ラウンド ブリリアント カット」を発明します。これは57または58面体にカットするダイヤモンドのカッティング方法で、光学的にもっとも効果的にダイヤモンドの反射を引き出すカットでした。現在ラウンドブリリアントカットが特にポピュラーなものとして普及していますが、ダイヤモンドジュエリーがより広い層の人々に購入される現在、ダイヤモンドジュエリーの表現も多様化し、ローズカットをはじめ様々なカッティング方法で親しまれています。

カメレオン ダイヤモンドの特徴

カメレオン ダイヤモンドには、緑や褐色がかったオリーブ色のものなどが多くみられ、温度の変化によってそれらの色が黄色やオレンジ色に変化します。ここにみられる色変化のメカニズムは、まだはっきりとは解明されていませんが、原子結晶の欠陥によるものであり、ダイヤモンドに含まれるニッケルや、窒素と水素の複合体によるものであると考えられています。また、研究者の中にはカメレオン ダイヤモンドにルミネセンス(物質が吸収したエネルギーの一部または全部を、光として放出する発光現象)を認める人もいます。

カメレオン ダイヤモンドの発見

カメレオン ダイヤモンドが認知されるようになったのは、1943年のGIA(米国宝石学会)の発見がきっかけです。GIAは宝石界の権威ともいえる存在で、創設者ロバート・シプレー博士は、ダイヤモンドの世界共通のグレーディング基準である4Cを確立した人物として知られています。GIAの研究者は、同じようなグリーン~オリーブの色を呈した29個のダイヤモンドに様々な実験を行いました。これらのテストによって、通常の緑色をしたカラーダイヤモンドが高熱で色が変化すると、冷めてももとの色に戻らないのに対して、おなじような緑色のカメレオン ダイヤモンドは高温で色が変化した後、冷めると元の色にもどるということを証明しました。当然と言えば当然のことですが、この発見以前はカメレオン ダイヤモンドと通常のカラーダイヤモンドの区別はつけられていませんでした。

有名なカメレオン ダイヤモンド

カメレオン ダイヤモンドで特に知られる存在なのが、ショパールのカメレオン ダイヤモンドです。これは2007年にスイスの名門ジュエラーであるChopardが入手し、翌年2008年にバーゼルワールドで発表されました。このカメレオン ダイヤモンドはショパールのアーティスティックディレクターで社長のキャロライン・ショイフレの手によってカットされ、中央に配された 22.28カラットの圧倒的存在感を放つカメレオン ダイヤモンドを囲むように、細かいパヴェダイヤが配された、大胆さと繊細さが共存したリングに仕立て上げられました。

まとめ

カメレオン ダイヤモンドは、カメレオンのように温度によって色を変えるカラーダイヤモンドです。その色の変化は現代科学をもってしても完全には解明されておらず、自然の神秘を感じさせます。人工のダイヤモンドの質が向上している昨今ですが、カメレオン ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドの魅力を感じさせてくれる大きな存在と言えます。

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