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Diorのブランドイメージを作り上げてきたデザイナーたち

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Diorというブランドはクリスチャン・ディオールによって創始された、オートクチュールのメゾンが始まりです。創業以来ムッシュ・ディオールをはじめ、様々なデザイナーによって常にモダンなエレガンスを体現してきました。そんなブランドイメージを確立してきたディオールのデザイナー達に注目してみましょう。

Christian Dior

クリスチャン・ディオールは1905年にフランス北西部、ノルマンディーのグランヴィルに生まれました。彼の父は肥料や化学製品を製造する工場を運営しており、裕福な家庭環境で育ちます。生家はバラ色の漆喰とグレーの石で造られており、このローズピンクとグレーはムッシュ・ディオールが思い入れのある色で、彼のクチュール作品の大きなインスピレーションソースとなりました。その後ディオール一家はパリに移り住みますが、このドーヴィルの家は保養地として残り、現在はクリスチャン・ディオール美術館となっています。

クリスチャン・ディオールは、「レ・ザネ・フォル(狂乱の時代)」と呼ばれ両世界大戦間の文化的隆盛を誇ったパリで、ジャン・コクトーやマックス・ジャコブなどのアーティストとの親交を深めます。彼の芸術への愛は強く、2つのギャラリーを開くほどでした。ギャラリーではピカソやジョルジュ・ブラック、マティスやダリなどの、キュビストやシュールレアリストの作品を扱いました。クリスチャン・ディオールは自身でもイラストを手掛け、デザイン画は帽子店や、パトゥやスキャパレリ、ウォルトやバレンシアガなどのクチュールメゾン(オーダーメイドの高級仕立屋)にも販売しました。また、フィガロやジャルダン デ モードなどでも、イラストレーターとして働きました。

その後クリスチャン・ディオールは、クチュールメゾンのロベール・ピゲでモデリストとしてのキャリアをスタートさせます。モデリストとは簡単に言えば、デザイナーのアイデアを服として形にする人のことです。その後、ルシアン・ルロンでもモデリストとして活躍します。

そして1946年、パリの凱旋門につづくアヴェニューモンテーニュに、自身の名を冠したクチュールメゾンを設立します。1947年に発表された「花冠ライン」と「8ライン」は、ハーパーズ バザーの編集長カーメル・スノーに「ニュールック」と言わせるほどに気鋭なものでした。その後も「Hライン」などの革新的なルックを生み出し、世界進出や書籍の出版など実現し、時代の寵児となったムッシュ・ディオールですが、1957年心臓発作で突如としてこの世を去ります。

Yves Saint Laurent

ムッシュ・ディオールの突然の逝去に際し、その後を継いだのがイヴ=サン・ローランです。イヴ=サン・ローランは仏領アルジェリア出身のフランス人で、中流階級の家に育ちました。小さい頃から母親のドレスに興味を持つなど美的感性の優れる少年で、パリのクチュール組合のファッションスクールに在学している時から国際コンクールで優勝するなど、その才能は抜きんでていました。ヴォーグのエディターがムッシュ・ディオールと同じ線を描くイヴを、同氏に紹介し、ディオールのクチュールメゾンに入社します。その後、ムッシュ・ディオールの右腕として活躍していました。そんな矢先、突然のクリスチャン・ディオール急逝でしたが、このメゾンの危機において、イヴ=サン・ローランはトラペーズ(台形)ラインを発表し、ムッシュなきメゾンを救います。トラペーズラインはタイトなウエストから女性を解放した、革新的なデザインで、来たる1960年代を象徴するスタイルの一つとなりました。

Marc Bohan

マルク・ボアンはムッシュ・ディオールと同じく、ロベール・ピゲでモデリストのアシスタントとして働いたのち、ディオール ロンドンのアーティスティック ディレクターを務めます。1960年、アルジェリア独立戦争のため徴兵されたイヴ=サン・ローランに代わり、パリのクチュールメゾンのアーティスティック ディレクターに就任します。アート、とくにジャクソン・ポロックの作品ような抽象画をこよなく愛し、クチュールにおいては「スリムルック」などに代表される、エレガントでシンプルなモダニティを表現し続けました。ディオールでは30年近く活躍し、彼のクリエーションはハリウッドスターにも愛されました。

Gianfranco Ferré

モードにおけるポストモダニズムの表現者とよばれるジャンフランコ・フェレは、建築的なスタイルとたっぷりとした布遣いのイヴニングドレスを得意とし、1989年にメゾン ディオールに新風を吹き込みました。ムッシュ・ディオール同様、アートにも深い愛をもっており、グランパレで開催されたセザンヌの大回顧展に際し、セザンヌのカラーパレットにインスピレーションを得たオートクチュール・コレクションを発表しました。ムッシュ・ディオールの打ち立てたスタイルへ大きなリスペクトがあり、タイトなシルエットやリボンを象徴的に使ったデザインはジャンフランコ・フェレ流のムッシュへのオマージュです。

John Galliano

ロックなスピリットの持ち主で、ダイナミックなファンタジーを繰り広げるジョン・ガリアーノは1996年、ディオールのオートクチュールにセンセーショナルな革命を巻き起こします。非常に多様なインスピレーションソースから生み出される唯一無二の世界観は、ディオールの誇るクチュリエたちの超絶技巧と深い文化的背景に根差した、オートクチュールの名作の数々を生み出しました。彼のコレクションは、観るものを幻想的な旅の世界へと誘います。

Hedi Slimane

エディ・スリマンは幼少期より美術への関心が強く、ルーブル美術学院を卒業します。学生時代からフォトグラフィーも手掛けており、ストリートの若者やロックミュージシャンなどを被ミューズに撮影を行い、写真は今なお彼の主要な表現手段であります。逆にファッションの専門的な教育は受けておらず、ファッションコンサルタントとして知られる、ジャン=ジャック・ピカールのもとで経験を積みます。クチュールメゾンでの最初のキャリアは、イヴ=サン・ローランのメンズプレタポルテのディレクターでした。その後2000年に「ディオール・オム」の立ち上げ時のアーティスティックディレクターとなります。彼のスタイルはロックミュージシャンやストリートの若者にインスピレーションを得た、ロックでタイトなスタイルです。エディのスタイルは2000年代のメンズシーンを席巻し、日本では「エディ信者」と呼ばれる熱狂的ファンも登場しました。昨今はサンローランやセリーヌでの活躍で、再びモード界を沸かせています。

Kris Van Assche

クリス・ヴァン・アッシュはエディ・スリマンの右腕として、エディのイヴ=サン・ローラン時代から彼のクリエーションを支えた存在でした。エディ・スリマンがディオール・オムを去り、彼の後任として2007年ディオール・オムのアーティスティックディレクターに就任します。エディ・スリマン期のタイトなシルエットを踏襲しつつもよりエレガントに、より柔らかい印象にまとめる彼のスタイルは、ディオール・オムに新たな表情を与えました。

Raf Simons

ラフ・シモンズは2012年、ディオール ウィメンズのアーティスティック・ディレクターに就任します。マルタン・マルジェラやドリス・ヴァン・ノッテンなどの錚々たるデザイナーを輩出する名門、アントワープ王立アカデミーの校長だったリンダ・ロッパも認める才能の持ち主です。インテリアデザイナーとしてのキャリアや、ストリートの若者からインスピレーションを受けたクリエーションは、ミニマルでありながらも繊細な抒情性を備えており、自身のブランドやジルサンダーでも名作コレクションを発表してきました。ディオールでもそのピュアでミニマルなスタイルは健在で、花を愛したムッシュ・ディオールの表現したフェミニンな曲線美にオマージュを表したクリエーションが特徴的でした。ニュールックを現代風に再解釈した、テーラードパンツのセットアップなどは、メゾン ディオールのヘリテージとモダニティを体現しています。

Maria Grazia Chiuri

マリア=グラツィア・キウリは2016年にディオール ウィメンズのアーティスティック・ディレクターに就任します。彼女はディオール初の女性ディレクターです。ディオールに就任する以前から、ヴァレンティノなどで力強くエレガントな女性像を表現していました。ディオールにおいても彼女の創造性は、女性に凛々しさや自信を与えるようなクリエーションを生み出しています。同時に彼女のデザインはメゾンディオールの膨大なアーカイブへの再訪でもあり、メゾンの持つ技巧と文化の豊饒さを結び付けた、メゾンの血統をしっかりと受け継ぐ果実でもあるのです。

Kim Jones

キム・ジョーンズは2018年にディオール・オムのアーティスティックディレクターに就任します。ディオール・オムの前はルイ・ヴィトンのメンズに新風を吹き込んだことで知られていました。彼のスタイルはエレガントなテーラリングと、ストリートの感覚を見事に融合させた「ストリート・クチュール」とでもいうべきスタイルです。ディオール・オムでもその絶妙なバランス感は健在で、ストリートファッションとラグジュアリーブランドが交錯する現代の空気感をエレガントに体現しています。

まとめ

このようにディオールというブランドはクリスチャン・ディオールという天才にはじまり、数々のデザイナーによってメゾンのDNAは受け継がれていきました。そこには常にクチュリエの職人気質とエレガンスが共存しており、フランスオートクチュールの宝として、現代においても色褪せない輝きを放っています。

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