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エルメスは革小物も見逃せない

1677_エルメス ペンケース_門倉GM_野澤敬介

バーキンやケリーの人気により、エルメスと言えばバッグというイメージを持つ方も多くいらっしゃるかもしれませんね。もちろんバッグが台頭しているのは事実ですが、一方でお財布やペンケースなどの革小物もたくさん揃っているんですよ。本コラムでは、エルメスの革小物についてご紹介していきます。

エルメスの始まり:ティエリー・エルメス

エルメスの歴史は1837年、パリでティエリー・エルメスが開いた馬具工房から始まります。産業革命により劇的に近代化が進むこの時代、彼は人々のライフスタイルの変化を敏感に察知していました。その馬具は控えめな美しさであると同時に、耐久性においても優れていました。1867年にパリで開催された万国博覧会でもその技術力が認められました。

1880年、ティエリー・エルメスの息子、シャルル・エミール・エルメスが工房をフォブール・サントノレ24番地に移します。今も変わらずエルメスが本店を構えるこの住所で、オーダーメイドでハーネスや鞍を製作するようになりました。その高いクオリティから評判となり、エルメスはフランスのみならずヨーロッパ中で知られるようになりました。

馬具製造から様々な皮革製品の製造へ

1922年、第一次世界大戦は戦後のライフスタイルに変化をもたらし、シャルル=エミールの息子であるエミール・エルメスの指揮の下、メゾンは更なる発展を遂げます。エミール・エルメスは家業を決定的に変えました。エルメスは、この頃より馬具に限らず様々な皮革製品を展開し、社会変化に順応した製品を提供していきます。この頃の有名なエピソードがあります。

カナダを旅行中、エミール・エルメスは軍用車の幌を開閉するシステムにインスピレーションを得ます。1922年に、彼はこのシステムの独占権を取得します。これは現在ジッパーとして知られているもので、このジッパーを初めて搭載したバッグが、今もエルメスの人気バッグである「ボリード」です。今ではバッグに限らずあらゆるものに使用されています。

エミール・エルメスは生涯を通じて、膨大な数の作品、本、オブジェ、珍品を熱心に収集しました。彼の遺産は後継者によって受け継がれ、発展され、メゾンのクリエーションの尽きることのないインスピレーションの源であり続けています。

カンヌでは、ドレスコードのネクタイを着用していないために、カジノに出入りできない紳士たちが近くのエルメス店にネクタイを探して訪れました。この需要に応えたエルメスは、1949年、はじめてネクタイを製作します。

後世に多くの遺産を残したロベール・デュマ

1951年に義父エミール・エルメスの後を継いで会社を率いたロベール・デュマは、シルク スカーフや後に「ケリー」と呼ばれるバッグ、シェーヌダンクルのブレスレットなど、いまに続く名作の数々を生み出しました。1967年、ウィメンズ プレタポルテ コレクションが始動します。ウィメンズ プレタポルテはハンガリー系フランス人カトリーヌ・ドゥ・カロリによってデザインされました。彼女は1980年まで、コレクションを手掛けます。有名なH型のバックルは彼女の遺産です。

1973年にドイツでDie Welt von Hermèsの名前で作成されたLe Monde d’Hermès(ル モンド デルメス)は、その2年後にフランスで誕生しました。現在、ル モンド デルメスは10以上の言語に翻訳され、世界中で配布されています。

ジャン=ルイ・デュマ、バーキンの生みの親

1978年から、ロベール デュマの息子であるジャン=ルイ・デュマが社長に着任します。先見の明があり、あらゆる文化に精通している彼は、グローバルにエルメスのビジネスを成長させます。「ラ モントル エルメス」というマニュファクチュール(時計製造会社)の設立など、新事業も推進しました。1976年にブーツメーカーのジョン・ロブを吸収し、1993年にフランスのテーブルウェアブランドのPuiforcat(ピュイフォルカ)、1995年にクリスタルグラスのSaint-Louis(サンルイ)も傘下に入ります。

ジャン=ルイ・デュマのエピソードとして語らずに済ませられないのが、「バーキン」バッグです。彼は、アーティストのジェーン・バーキンとパリからロンドンへ向かう機内で偶然に出会い、ジャン=ルイが彼女の理想とするバッグをデザインしました。

1987年、エルメスは150周年を迎えます。パリでは、エルメスの150周年を記念して、ポンヌフで花火大会が開催されました。エルメスはこの頃より多くの店舗をオープンして世界中に拡大し、それぞれの店舗が、各店舗が置かれる国や街の文化とエルメスのエスプリのクロスロードとして機能しています。2000年にニューヨークのマディソンアベニュー、2001年には銀座でメゾンエルメスがオープンしました。

その後ジャン=ルイ・デュマの要請により、エルメスの舵取りはジャン=ルイの右腕としてエルメスグループの共同CEOだったパトリック・トマによって実施されました。パトリック・トマは2013年にジャン=ルイの甥であるアクセル・デュマが2013年に着任するまで、そのリーダーシップを発揮しました。

2005年、ジャン=ルイ・デュマの息子であるピエール=アレクシス・デュマがエルメスのアーティスティック・ディレクターに就任します。エルメスはそのクリエーションの裾野をますます広げていきます。2010年には、最初のファインジュエリーコレクションを発表しました。翌年、初めて家具用ファブリックと壁紙が提供します。また、2015年からのAppleとのパートナーシップによりApple Watch Hermèsが誕生しました。

アクセル・デュマの新時代

2013年にマネージャーに就任したジャン=ルイ・デュマの甥であるアクセル・デュマは、2014年に上海で5番目のメゾンエルメスをオープンし、エルメスの勢いをさらに加速させます。2019年にはポーランドのワルシャワに店舗を構えます。アクセル・デュマは、2017年オフィシャルサイトhermes.comのリフォームなどグループのデジタル展開も積極的に推進しています。

2020年、エルメスは、口紅「ルージュ エルメス」を発表し、化粧品市場に参入します。5年にわたる研究開発によってエルメスブランドに通底する高いクオリティが実現されています。

2021年、エルメスはジロンド県ギュイエンヌに19番目の皮革製品のアトリエ、エコール エルメス デ サヴォワール フェールを設立しました。この学校では専門的な教育と訓練が行われ、国によって証明される技能CAP Maroquinerieの取得が可能です。

エルメスの革小物

ここからはエルメスの革小物について紹介します。

 

ベアン

ベアンはエルメスの定番の財布の一つです。長方形でH型のバックルが特徴です。3つ折りの「ベアン」と2つ折りの「ベアン スフレ」があります。

 

ドゴン

ドゴンも「ベアン」に並んで人気のあるエルメス定番の財布です。ベアンが直角的なデザインであるのに対して、ドゴンは角が丸くより柔らかい印象です。セリエのフラップで留められるデザインも特徴的です。

 

アザップ コンパクト シルクイン

コンパクトな財布が欲しい場合はアザップコンパクトがオススメです。正方形のフォルムで、ジップを開けると内部は「カレ」の鮮やかなモチーフで彩られています。

 

ノートカバー「ユリス」

スケジュール管理にアジェンダが欠かせないという方にうってつけなのが、このユリスです。エルメスの上質なレザーを使ったこのノートカバーは耐久性はもちろん、使い込むほどに得も言われぬ深みが出てきます。リフィルは白紙から罫線の入ったものまでさまざまなタイプがあり、組み合わせを考えるのも楽しみの一つです。「ユリス」という名前は、歴史的叙事詩オデュッセウスに着想を得たジェイムズ・ジョイス小説「ユリシーズ」に因みます。

 

ペンケース「ピッコロ」

丸筒状のころんとしたシルエットがかわいいピッコロは、非常にスリムな革製ペンケースです。最低限の筆記用具をスタイリッシュに持ち運ぶことができます。無駄のないデザインで、エルメスらしいかわいい色味が引き立ちます。

まとめ

エルメスが、2世紀近くにわたり、職人技の継承と発展を絶え間なく行っているブランドであることがお分かり頂けたとおもいます。エルメスの革小物はそんな職人技が端的に表れたマスターピースの数々であり、日常に精彩を添えてくれる存在となってくれることでしょう。

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