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買取大吉 買取品目 ブランド品 ブランド品のコラム記事一覧 エルメスの影の名優、クルードセル

エルメスの影の名優、クルードセル

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180余年に及ぶ歴史をもつフランスの老舗ブランド、エルメス。そんな長い歴史の中で培われたエルメスのデザインにはいくつものアイコンといえるモチーフが存在します。クルードセルもそんなアイコニックなモチーフの一つで、もともとは馬具にあしらわれていたものでしたが、現在では様々なアイテムに用いられています。今回はそんなちょっとマニアックだけれどもエルメスらしいモチーフ、「クルードセル」について紹介します。

近代化するパリとともに歩んできたエルメス

超高級ブランドとして知られるエルメス。その歴史は19世紀のフランス・パリに遡ります。創業者のティエリ・エルメスは弱冠13歳にしてパリに出向き馬具職人見習いになります。ティエリは真面目でよく働く職人気質の少年だったといわれています。ティエリの祖父は新教徒で、新教徒は仕事に勤勉であることでしられており、こうした祖父譲りの気質であったのかもしれません。ちなみにスイスが時計産業の町として発展した背景にも、ルイ14世時代にフランスを追われた新教徒の職人達がスイスに流入したという経緯があります。そのティエリの作る馬具は上質であっただけでなく、馬にも配慮されたものであったため、馬が暴れにくいという点でも評判でした。1837年にティエリ・エルメスは、パリに自身の馬具工房を開設します。

エルメス創業当初、フランス革命を経たこの頃のパリには、産業革命や大規模な区画整備が目前に迫り、近代都市の模範として文化的にも経済的にも花開こうとする空気がありました。19世紀後半になるとそうした繁栄を謳歌するブルジョワたちが、ステータスシンボルとして馬車をこれ見よがしに乗り回しました。そのため馬具は大いに需要がありましたが、のちに産業革命が成し遂げられ、鉄道などの新たな交通手段が登場すると、馬車の需要は減少していきます。

エルメスの歴史を象徴するクルードセル

そうした中でエルメス社は時代の変化に適応し、馬具造りで培った技術を様々な商品開発に応用していきます。バッグもその一つで、現代のエルメスを象徴するバーキンやケリーのルーツである、「オータクロア」はエルメスが初めて手掛けてバッグであり、当初は鞍や乗馬ブーツなどの馬具をスマートに持ち歩けるようにとデザインされたものでしたが、大容量かつ洗練されたデザインは旅行鞄としても重宝するため、現在に至るまでエルメスのロングセラーアイテムとなっています。「クルードセル」もそんな馬具工房としてのエルメスを象徴するもので、Clou de selleとは「鞍(くら)の鋲(びょう)」を意味し、もともとは乗馬用の鞍に打たれた鋲でした。今ではガーデンパーティやエールバッグ、カバナなどのボタンとして粋な立ち回りを演じたり、後述するような様々なプロダクトのインスピレーションソースとなっています。

クルードセルは様々なアイテムに敷衍されている

ショルダーバッグ クルードセル

クルードセルをインスピレーションとしたバッグもデザインされています。その名の通り「クルードセル」というモデルのショルダーバッグで、ボディにはクルードセルがパンチングで象徴的に表されています。長いストラップがついており、斜め掛けもできるのでクロスボディバッグといったほうが正確かもしれません。幅: 19.5cm×高さ: 22cm×マチ: 2cmという、単行本がすっぽり入る程度の大きさです。なので、スマートフォンや化粧品などの必需品を入れて街に出かけるにはちょうどいいサイズ感といえます。ヴォースウィフト(仔牛革)やアニョーミロ(仔羊革)など、柔らかくしなやかな革素材が使用されているため、肌触りも最高で使い込むほどに馴染んでいきます。

カフリンクス クルードセル

もっともクルードセルを純粋なデザイン要素として活かしているのが、クルードセルのカフリンクスでしょう。高純度(SV925)のシルバーを使用しており、丸くシンプルな形状なので装着するシャツを選びません。クルードセルに刻まれた「HERMES PARIS」の刻印は、腕もとに寄った時にみえるのでさりげない粋を演出してくれます。

ネックレス クルードセル (アミュレット H)

クルードセルはネックレスにも派生しています。「アミュレット H」の名で呼ばれるこのネックレスは、クルードセルがペンダントトップになっており、チェーンの末端はシェーヌダンクルにみられるようなバーをリングに通して引っかけるデザインで、クルードセルとシェーヌダンクルというエルメスを象徴するアイコンをフュージョンさせています。さり気ないサイズ感なのでどんな服装にも合わせやすいです。

ガンバードリング

クルードセルをあしらったリングもあります!ガンバードリングという名称のこのリングは、チャームとしてクルードセルがリングに垂れ下がるように配されています。ホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールドなどの色で展開されており、クルードセルの中央にダイヤモンドがあしらわれているモデルもあり、手の動きと呼応して揺れ動くので指先に華やぎが添えられます。

まとめ

エルメスのクルードセルをテーマにお話しさせていただきました。エルメスの素晴らしいところは、創業当初の馬具工房としての誇りを常に持ち続けていることです。馬・馬具・乗馬は常にエルメスのクリエーションの根底にあり、クルードセルもそんな馬具にルーツをもつエルメスというブランドを象徴するディティールで、そのモチーフは様々なアイテムに敷衍しています。

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