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そもそもクラシック・ザ・シティとは?
まずは「クラシック・ザ・シティ」について説明します。
誕生したのは2001年です。クラシックシリーズは、バレンシアガを代表するバッグです。主に柔らかなラムスキンを使用したエディターズバッグです。ショルダーストラップやミラーなどが付いた、女性にとっては嬉しいこと尽くめのバッグとなっています。
女性に限らず、男性でも使えるようなヴィンテージ加工のような無骨な革の質感があり、世界中、男女問わず人気を博しました。クラシックシリーズの特徴としては、このほかにファスナープルとして長いレザーの紐がついていることが取り上げられます。
『シティ』はエディターズバッグの代名詞
バレンシアガのシティは、2001年のデビュー以来瞬く間に多くのファッション雑誌編集者の間で人気となりました。『エディターズバッグ』という定義が生まれたのはこの頃で、書類やノートパソコンなど、普段荷物が多い編集者の必須アイテムとしてその名が知れ渡りました。お仕事女子御用達のエディターズバッグは、機能性だけでなくデザインもシンプルさの中に遊び心が生きています。
エディターズバッグの元祖、バレンシアガのシティは横長の四角いフォルムが安定感を感じるデザインです。横長スタイルはバッグの入り口が大きく、中のものを探しやすいことからとても実用的です。毎日使うバッグだからこそ、おしゃれさと実用性を兼ね備えたものを選びたい、バレンシアガのシティはそんな要望に応えてくれた、まさに理想的なバッグです。
エディターバッグの生みの親The Cityのラインナップ
エディターバッグとして、ワーキングウーマンはもちろん、洗練された大人の女性に似合うバレンシアガのシティ、今回はそんなシティの人気シリーズから、クラシック、メタリックエッジ、ジャイアント12を紹介します。
■シティと言えばこれ!アンティークなレザー素材の「クラシック」
柔らかなラムスキンを採用したシティクラシックは、シティの中でも人気のシリーズとして、さまざまなカラーを展開しています。ハンドルはハンドステッチで、太く持ちやすい形状になっていて、スッと手になじむデザインです。そして、バレンシアガのバッグの特徴とも言える大きめのフロントジップポケットからは、レザーの長いジップブルが垂れ下がり、シンプルの中にエレガンスさをプラスしています。
取り外し可能なショルダーストラップも付属しており、その日の気分や用途に合わせてハンドバッグとしても、そしてショルダーバッグとしても使える2WAY仕様です。
■メタリックエッジシティ
比較的新しいアイテムながら、多くのファンを獲得しているのがメタリックエッジシティです。クラシックとフォルムは同じですが、素材がラムではなく、山羊のゴートスキンを使っているのが特徴です。ゴートスキンはラムスキンよりも少しきめが荒く毛穴が目立つ見た目ですが、軽く柔らかいという性質があります。
また、加工によってガラスのような美しい光沢が出る皮として有名で、このメタリックエッジシティも金属のように美しい輝きを放っています。このツヤのある光沢は、カジュアルスタイルだけでなくドレススタイルにも合わせられる高級感溢れる仕上がりです。まるでバッグ自体がジュエリーのように、いつものスタイルにラグジュアリー感を与えてくれます。
■ジャイアント12
ジャイアント12は女性だけでなく男性からも人気のシリーズです。クラシックとの違いは、まずファスナーに長いレザー紐がついていないという点です。ジッパータブはレザー紐の代わりに、短く丸みのあるレザーがついています。そして、バレンシアガのバッグの象徴と言えるスタッズが、クラシックよりも一回り大きいものがつけられているのもクラシックとジャイアント12の違いです。
クラシックよりもさらに洗練され、シンプルなデザインになっていることから仕事用のバッグとしても使いやすいです。スタッズのゴツゴツとした風合いがマニッシュな印象与え、男性も持ちやすいのがジャイアントの魅力と言えるでしょう。
バレンシアガのシティはセレブや芸能人も愛用中
国内外問わず人気を博すバレンシアガのシティは、多くの有名人や海外セレブが日常的に愛用していることで有名です。国内では人気女性モデルから支持を得ています。モデルの中村アンさん、ローラさん、本田翼さん、鈴木えみさん、辺見えみりさんなどが愛用しています。男性芸能人では陣内智則さんがシティを愛用している様子がテレビで紹介されていたことがありました。
また、海外セレブの間でも愛用者が多いことで知られています。アメリカの女優で歌手のヴァネッサ・ハジェンズ、アメリカで子役時代から有名な女優ダコタ・ファニング、お騒がせセレブとしても有名なリンジー・ローハンが挙げられます。
ファッションリーダーとして日本の雑誌で頻繁に取り上げられるニコール・リッチー、アメリカのトップアイドルとしても有名なマイリ―・サイラス、また、ファッションモデルのケンダール・ジェンナー、世界的な歌姫であるクリスティーナ・アギレラ、ヒルトン姉妹のニッキー・ヒルトンなども愛用中です。
シンプルなデザインのシティはどんなコーディネートでもピッタリ
シンプルですがエレガントで格好良さも感じるバレンシアガのシティは、大人モードファッションを楽しむには欠かせないものです。上品さが引き立つ洗練されたデザインをうまく取り入れることで、おしゃれ上級者を目指せるかもしれません。デザインだけでなく機能性も充実しているバレンシアガのシティを、洗練された大人の女性のおしゃれアイテムとして手に入れておきたいですね。
バレンシアガのシティはカラー、サイズともに多数の種類が展開されています。同じシティシリーズでも、カラーやデザインが異なることで印象は変わってきます。店頭やネットで見比べながらあなたのお気に入りの一品を探してみてください。
人気再加熱中?誕生20周年を迎えた後継モデルとは?
2001年にシティが誕生して以降、バレンシアガは爆発的に人気が高まり、ブランドとして知名度を上げてきました。シティの人気が高まったことにより、バレンシアガはそれに便乗するように「シティに似たライン」を続々と発表していきます。
確かに人気はその度に高まり、話題にはなりましたが、どのラインも似ていたということもあり、次第にその人気は薄れていってしまいます。要するに、ユーザーから飽きられてしまったということです。このように一時衰退するブランドも数多くありますがバレンシアガはデザイナーを変えることにより、これまでのイメージを刷新します。
2012年にアレキサンダー・ワン氏、2015年頃には「ヴェトモン」という若者を中心に人気のあるストリートファッションブランドのデザイナー「デムナ・ヴェザリア」氏をクリエイティブ・ディレクターを務め、バレンシアガの人気は一気に再加熱していきます。
誕生20周年を記念し誕生した「ネオ・クラシック」
見事に返り咲いたバレンシアガは、更に人気を盛り返そうと、クラシックシリーズ誕生20周年を迎えた2020年夏に、後継モデルである「ネオ・クラシック」というバッグを生み出しました。全体のフォルムは台形で、僅かに丸みを帯びています。正面のジップポケットやファスナープルの紐などは、クラシックシリーズの印象そのまま。クラシックシティ特有のシボのあるヴィンテージ加工のレザーではありませんが、様々なレザーを使用しています。このネオ・クラシックの登場により、オンライン上で再び「クラシック」シリーズに注目が集まります。
長く使うことでわかる機能性の高さ
バレンシアガのシティは、使用する期間が長くなるほど、その機能性の高さをより強く実感できます。エディターバッグとして人気アイテムになったことにも、しっかりとした理由があることが理解できます。特に使いやすさが実感できるのが、2WAYバッグとして使用できるところです。ハンドバッグやショルダーバッグのみでしか使用できない商品の場合には、使用できる場面も限定されていますが、この商品はストラップをつけ外しすれば、簡単にどちらのタイプのバッグでも使用できます。
外出先で急にショルダーバッグが必要になった場合でも、バッグの中にいつもストラップを入れておけば、すぐにショルダーバッグとして使えます。逆にハンドバッグとして使いたくなった場合には、ストラップを取り外すだけで良いので、持っていくバッグを選ぶのに困った時にも使いやすい商品です。
荷物の出し入れもしやすい
荷物の出し入れがしやすいように工夫されていることも、バレンシアガシティが長く使い続けられている理由です。バッグの上側にはファスナーが付けられているので、中に入れたものをしっかりと収納することができ、ファスナーは収納時に開閉がしやすいようにデザインされています。バッグの上側の部分よりも長めにつけられていて、サイドの部分まで開くことができるようになっているため、荷物の収納が非常にしやすくなっています。大きめの荷物を中に詰め込みたい時には、特に便利な機能です。
人気再燃の理由とは?
一時は人気だったシティも人気が衰退し、買取の相場はピーク時の半分以下になります。中古の販売価格も安くなっていましたが、この2年弱の間に、バレンシアガの人気の回復や、ネオ・クラシックが発表されたということが相まって、値段が徐々に高くなってきています。
また、SNSなどでも、再度取り上げられた事により、海外需要なども増えているのが現状です。クラシック・シティをあえて今使っている海外セレブが、SNS上にアップしたことにより、人気が再び上がりました。これが、シティの人気再熱の理由です。
「人気がここから爆発的に上がり、中古相場なども異常に上がる」ということは、恐らく考えにくいですが、「人気があるまま、続いていく」「誕生は古いバッグだけど今っぽい」と、シティの人気は長く続いていくのではないでしょうか?
バレンシアガ『シティ』used品の買取価格相場
バレンシアガのシティの買取価格は、状態や使用頻度、付属品の有無によって変動します。傷や汚れがほとんどない未使用品は、50,000円~80,000円での買い取り実績を持つ店舗があります。使用感がある場合でも、30,000円台の買取実績が多く見られます。あくまでも一例ですので、使われずにお家に眠っているシティシリーズがあれば、買取専門店に持ち込んで査定をお願いしてみましょう。
バレンシアガシティの革は汚れやすい
バレンシアガのシティに使用されているゴートスキン、ラムスキンは柔らかさと風合いが良いのですが、汚れが付きやすいのが難点です。革は水分に弱いので、雨などで水濡れしてしまったらシミやカビの原因となります。末長く愛用するためにも、汚れが気になればお手入れを始めましょう。
まとめ
バレンシアガのシティについて紹介してきましたがいかかだったでしょうか?スペイン生まれのファッションブランドであるバレンシアガは、現在でも世界的なファッションブランドとして非常に人気があります。このブランドの人気商品であるシティはエディターバッグとして非常に人気があり、ビジネスシーンでも多くの人に使用されています。収納スペースが広いところが、仕事のために使いやすいポイントです。サイズも3種類あり、色の種類も豊富なので、自分の好みに合ったバッグを選ぶことができます。