クロムハーツを使用している芸能人
●木村拓哉
クロムハーツのみならず、アクセサリーであればゴローズ、ファッションであればテンダーロインやサンローラン、リーバイスなどを愛用しています。「キムタクが着用したら爆発的に売れる」と言えるほどの圧倒的な影響力を持ちます。木村さんといえばゴローズというイメージが強いでしょうが、実はクロムハーツもこよなく愛用しています。
22Kアイテムやダイヤ入りのラグジュアリーなアイテムを好む芸能人が多いなか、木村さんは無骨な“クロムハーツらしさ“のあるシルバーアイテムやレザーアイテムを好んで着用しており、アイテム選びにもこだわりを強く感じます。デニム&チェックシャツなど、王道のアメカジスタイルを貫く木村さんだからこそ、時間が経つごとにシブさを増すシルバーアイテムがしっくりくるのかと思います。
ネックレスと腕周りのリングやブレスレットはゴローズ、腰回りのウォレットチェーンやキーチェーンはクロムハーツ、といったように、自分の好きなようにミックスして着こなしていることを真似て、シルバー2大ブランドをともに着用するファンも非常に多くなっています。
●今市隆二(3代目J-Soul Brothers)
今市さんだけではなく、グループ全員がクロムハーツを愛用していますが、今市さんが所有するクロムハーツアイテムはいずれも最高級品で、なんと愛用の22KラージCHクロスとチェーンのセットは、桁が大きく跳ね上がりおよそ1000万円相当となります。
様々なブランドアイテムを着用していて、最先端の流行を抑えたファッションが魅力的ですが、様々なメディアで見かける際に私はつい胸元に目が引き寄せられてしまいます。
●西川貴教(TM Revolution)
ダウンタウンDXというバラエティ番組内で私服の総額を発表するという企画があり、その際なんと総額「1855万円」という驚異の金額を叩き出したことで一部有名なのですが、その内訳のほとんどがクロムハーツだったというほど、ブランドに心酔している熱狂的な愛好家なのです。
西川さんのコレクションは実に多彩で、多くのものは22Kゴールドラインのアイテムで揃えられており、500万オーバーのアイテムもちらほら・・・音楽の世界観や本人のビジュアルとも相まって、すべてゴールドで統一した、超高額コーディネートも非常に似合っており、いやらしさを感じさせません。
●G-DRAGON
韓国のカリスマアーティストG-DRAGON、彼の人気は韓国内に収まらず日本を含むアジアから全世界に広がり、世界中に熱狂的なファンを持つスーパースターであり、ファッションアイコンとしても非常に有名です。様々なファッションに身を包むG-DRAGONですが、特にクロムハーツとの関係性は深く、創設者リチャード・スタークとの関係性が唯一無二の関係性を築いているのです。
その一面を色濃く浮かばせるエピソードが、協賛しないことで有名なクロムハーツをスポンサーにつけた世界でただ一人のアーティストだということです。自身のMV【ONE OF A KIND】には、クロムハーツが製作したオリジナルボードをはじめ、ファニチャーアイテムやスケートボードにバービー人形など、MVの演出のためだけに、多くのオリジナルアイテムを協賛提供しているのです。
●松本人志(ダウンタウンDX)
芸人の松本人志さんは、昔からクロムハーツ愛好家として知られており、松本さんの影響でクロムハーツを着ける芸人さんも多いようです。お笑い芸人の中でも非常におしゃれでカッコいい松本さんですが、最近ではアクセサリーよりもアパレルアイテムを身にまとっていることが多く、メッシュキャップをラフに合わせたり、シンプルなアイテムを愛用されていますが、先日バラエティ番組のロケで着用していたジャケットの金額が、なんと200万オーバー、シンプルだからこそ、こだわり抜きたいという嗜好がクロムハーツを選ばせたのでしょう。
クロムハーツの歴史
クロムハーツは1988年10月、クロムハーツの現在のデザイナー兼オーナーであるリチャード・スタークと、ジョン・バウマン、レナード・カムホートの3人により設立されたブランドです。当初はレザーウエアの製作から始まり、シルバー製品はレザーウエアに使用するボタンやファスナーなどを生産していましたが、斬新なデザインやクオリティーの高さがバイカー達の間で評判となり、単独商品としてシルバーアクセサリーが販売される事となりました。
そして1992年には、アメリカ・ファッション・デザイナーズ協会(CFDA)アクセサリー部門最優秀賞を受賞し、アメリカのセレブ層を中心に一気に人気が爆発しました。デザインは主にリチャード・スターク、レナード・カムホートそしてクロムハーツをトップブランドに押し上げた存在とも言われるスタンリー・ゲスの3人の手により生み出されたものです。
現在はアクセサリー、レザーアイテムのみならずアイウエア、家具、雑貨まで手掛け、オーダーも受注していますが、良質な素材が見つかるまで製作しないというこだわりです。この良質へのこだわりが、ブランド価値を高めトップブランドとしての地位を維持し続けています。世界のセレブ達も愛してやまないシルバーアクセサリーブランドであり、素材がシルバーにもかかわらず、高級アクセサリーの代名詞とまで呼ばれる一流ブランドです。
【年表】
1988年10月
・リチャード・スターク、ジョン・バウマン、レナード・カムホートの3人で設立
1989年
・映画衣装の制作から本格的に活動開始
1990年
・日本で初めてintellectual galleryが取扱開始
・日本初の正規取扱店になる
1991年
・コム・デ・ギャルソン青山が取扱う
1992年
・ユナイテッドアローズが取り扱いを開始
・アメリカ・ファッション・デザイナーズ協会(CFDA)アクセサリー部門最優秀賞受賞
1994年
・ハリウッドに本社移転
1995年
・レナード・カムホートが脱退し、デボン・ウィラーと共にロサンゼルスにて別ブランドの『LEONARD KAMHOUT.INC.』を設立
1996年
・直営ショップ第1号店『CHROME HEARTS N.Y』がニューヨークにオープン
1997年
・クロムハーツのオンリーショップ『UTICA』をユナイテッドアローズ 原宿本店前にオープン
1999年
・直営ショップ第2号店『CHROME HEARTS TOKYO』が青山にオープン
2000年
・直営ショップ第3号店『CHROME HEARTS L.A』がロサンゼルスにオープン
・脱退したレナード・カムホートの会社『LEONARD KAMHOUT.INC.』が『L-ONE』に社名変更
2001年
・『UTICA』が『CHROME HEATS HARAJUKU』としてリニューアル
・『CHORME HEARTS OSAKA』がオープン
2008年
・『CHROME HEARTS FUKUOKA』、『CHROME HEARTS NAGOYA』がオープン
2010年
・『CHROME HEARTS GINZA』がオープン
2011年
・『CHROME HEARTS KOBE』がオープン
2012年
・『intellectual gallery』が取扱を終了
・『CHROME HEARTS ISETAN SHINJUKU』がオープン
2013年
・『CHROME HEARTS UMEDA』がオープン
2014年
・『CHROME HEARTS FUKUOKA』路面店がオープン
・『CHROME HEARTS FUKUOKA』路面店オープンにつき、大丸の店舗を『CHROME HEARTS HAKATA DAIMARU』に名称変更
クロムハーツのデザイン
これまでクロムハーツでは数々のモチーフが生み出されてきました。オーナー兼デザイナーのリチャード・スタークをはじめ、過去にはレナード・カムホート、スタンリー・ゲスなど、名だたる人がそのモチーフデザインを手がけています。近年ではリチャード・スタークの娘ジェシー・ジョー・スタークもデザインを手がけています。これからも芸術性に富んだクロムハーツらしいデザインのモチーフが生み出される事を期待したいですね。クロムハーツのデザインを一部紹介します。
・BSフレアー:ユリの花をデザインしたフランス王家の紋章を逆にしたモチーフ
・CHプラス:クロスの上下左右の長さを均等にしたモチーフ
・CHイニシャル:クロムハーツの頭文字であるCとHを刻んだシンプルなモチーフ
・CHフレアー:フレアーにきめ細かいフローラルを施したデザイン
・カンパナクロス:カンパナでクロスを形成したデザイン
・クロス:十字架をモチーフにしたデザイン
・ダガー:短剣(ダガー)をモチーフにしており、クラシカルで力強さを感じさせるクールなデザイン
まとめ
クロムハーツを愛用している芸能人・著名人がいかに多いのか、そして、それだけ愛されファンが多いクロムハーツというブランドの人気に片鱗を感じていただけたかと思います。また、クロムハーツは男性だけでなく、女性からも圧倒的人気を誇っています。シルバー界の帝王が贈る職人芸を手に入れて、クロムハーツの世界観を堪能しましょう。