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人気がないと言われるロレックス「チェリーニ」ホントのところ

1404_ロレックス チェリーニ 人気ない

ブランド時計の代名詞と言っても過言ではないロレックス。「デイトナ」や「サブマリーナー」、「GMTマスターⅡ」などは人気モデルとして揺るぎない地位を確立している一方で、あまり耳にしないモデルもあります。「チェリーニ」は”人気ない”とすらネットで言われているモデルですが、他のモデルにないエレガンスを備えた魅力のある時計です。この記事ではそんな「チェリーニ」について紹介します。

Celliniという名前

Cellini(チェリーニ)という名前は、イタリアの金細工師で彫刻家のBenvenuto Cellini(ベンヴェヌート・チェッリーニ)に由来します。ロレックスが誇る完全無欠な職人技を体現する、洗練された高級感のあるデザインを象徴しています。

ロレックスはもともと探検家やパイロット、ダイバーなどのプロフェッショナルに向けて、機能性を追求した時計を製造してきたという歴史があり、チェリーニのようなラグジュアリーウォッチは少し特異な存在と言えるかもしれません。

この時計の誕生にはRené-Paul Jeanneret(ルネ=ポール・ジャヌレ)の存在がありました。ジャヌレはロレックスのマーケティング・ディレクターとして、「プロフェッショナル ウォッチ」というコンセプトを構想したり、サブマリーナー誕生のきっかけをつくった人物です。陸の「エクスプローラー」、海の「サブマリーナー」、空の「GMTマスター」など明確な目的のもとに製造された、これらの時計は大きな成功を収めました。この文脈の中で、ドレスウォッチという役割を与えられたのが、チェリーニです。

オイスターの系譜とは異なる血統

ロレックスと言えば、堅牢で高い防水性を誇る「オイスターケース」を時計のケースに採用していることで有名ですが、徹底的に美しさを重視するチェリーニにはオイスターケースは採用されていません。堅牢さの代わりに、チェリーニはエレガンスをまといます。使用される素材はゴールドで、ジェムストーンが配されることもあります。ロレックスは自社で金属の鋳造工場を有しています。たとえばピンクゴールドは変色の恐れがある金合金ですが、ロレックスの「エバーローズゴールド」はその鮮やかさを長く維持するために、独自の鋳造技術により開発された、特許を得たピンクゴールドです。

Cellini King Midas

初期のチェリーニはどらかというとクラシックなドレスウォッチのデザインでしたが、1970年代にそのデザインの裾野が拡大し、大胆なデザインのものも誕生しました。「キング マイダス」はこの変化を象徴するモデルでしょう。これは数々の名作を手掛けたウォッチデザイナー、Gérald Genta(ジェラルド ジェンタ)によるデザインです。ジェラルド・ジェンダはオーデマ・ピゲの「ロイヤルオーク」や、パテック・フィリップの「ノーチラス」のデザインを手掛けたことでも有名です。

King Midasはギリシア神話に出てくる王のことで、王が触れたすべてを金に変えてしまうという逸話に因んでいます。その名が象徴するようにこのモデルでは、ゴールドパーツの直線的なスクエアデザインが、唯一無二の存在感を放ちます。この時計は“キング・オブ・ロックンロール”、エルヴィス・プレスリーが愛用したことでも知られています。

時代を超越したデザイン

1970年代にはKing Midasのような独創的なデザインも打ち出したロレックスですが、その後は伝統的なスタイルを、モダンに昇華したデザインが多くみられるようになります。Danaos(ダナオス)はその好例で、ヴィンテージスタイルの影響が感じられるラウンドスクエアフォルムの文字盤が、上品な印象を与えます。

このようにチェリーニは、シンプルでさりげないリュクスを表現するデザインを洗練させていきます。2000年代初頭のチェリーニにおけるデザインのキーとなる要素は、後続のチェリーニにも受け継がれています。チェリーニの最新モデルが、先代のエレメントを受け継いでいるということは、チェリーニ誕生以来ロレックスがドレスウォッチで表現しようとしてきた美学を、最新技術で再解釈するという行為であるとも言えます。

現在のチェリーニ

昨今で最も最新のチェリーニは、バーゼルワールド2017で紹介されたref.50535です。これは、ロレックス特許のピンクゴールド「エバーローズゴールド」製の39mmモデルで、月の満ち欠けを示す機能「ムーンフェイズ」を備えています。ムーンフェイズを備えた時計は、1950年代にロレックスのカタログから姿を消していて、このref.50535によって久しぶり再登場しました。チェリーニの最新世代の時計はすべて、K18ホワイトゴールドかエバーローズゴールドで作られた39mmケースを有しています。

しかし2022年にロレックスはチェリーニのコレクションで、K18エバーローズゴールドのムーンフェイズモデルのみを残し、他のモデルを廃止しました。これには様々な憶測が飛び交い、チェリーニシリーズを一時的に中断し、コレクションを一新させる計画があるのではないかなどという噂があります。しかしあくまでも噂にすぎず、チェリーニコレクションの将来がどうなるかはまだ不明です。

最後に

ロレックスのドレスウォッチとして、他のプロフェッショナルシリーズとは一線を画す世界観を持ったチェリーニは、ユニークな存在でありながらも他の花形モデルの陰に隠れがちです。しかし、世界随一の時計ブランドロレックスが、美しさを第一に据えて作り出したドレスウォッチである「チェリーニ」には、他のロレックスウォッチにはないエレガンスがあります。モデルがK18エバーローズゴールドのムーンフェイズモデルに一本化されてしまった現在、他のチェリーニモデルの希少価値は増し、マニアやコレクターからはますます高い評価を得ている隠れた名作です。

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