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オメガの偽物の見分け方

1236_オメガ 偽物 見分け方

ロレックスやタグホイヤーなどと共にスイス製時計で名高いオメガですがよく知られているだけにコピー品も存在します。誤ってコピー品を買ってしまったり、頂き物で知らずに着用して失敗した!なんてことのないように今回はオメガの本物と偽物の見分け方を紹介します。

幅広い世代で愛され続けている高級時計ブランド「オメガ」

オメガの中でも圧倒的人気を誇るのが「スピードマスターシリーズ」です。スピードマスターといえば、1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸を果たした際に、身に着けていたことで一躍世界にその名をとどろかせました。その後も、映画「007」シリーズやオリンピックの公式タイムタイムキーパーを務めたりと、活躍の場を広げています。日本ではロレックスに次ぐ知名度があるといわれており、男性にとっては憧れのブランドといえるでしょう。しかし、人気ブランドになればなるほど、粗悪な偽物(コピー品)が横行してしまうのも事実です。オメガのスピードマスターの価格帯設定は決して安くはないので、簡単には買えません。ここにこういった構図が出来上がります。

「正規品→高い→偽物→素人では見抜けない→安い→購入」

要するに、欲しいけれど買える金額ではない、だから素人では見抜けない偽物なら安いし購入しようとなるのです。これがコピー品を製造して販売する業者が後を絶たない原因の一つです。オメガのスピードマスターももちろんその中の一つです。当然偽物の需要も高いので、常に偽物が市場に出回ってしまいます。メルカリに代表されるフリマアプリ、ネットオークションの普及で、この勢いがさらに加速しています。買取店にはフリマアプリの画像が送られてきて、「これ本物ですか?」なんて質問が日常茶飯事となっています。以前よりも偽物を掴まされる可能性が高い今ですが、そんな今こそしっかりと本物と偽物の見分け方を知っておきましょう。

確認ポイント

●オメガのロゴなどの文字の書体

まずは文字盤のブランドロゴを確認して、正規品と字体が同じか確認します。「OMEGA」のロゴの他に「Speedmaster」などのシリーズ名などの記載されている文字をすべて確認します。字体はコピー品もうまく作ってはいますが、「PROFESSIONAL」の「S」の字体が偽物の場合、上下のバランスが均等ではなかったりします。偽物の文字のエッジはシャープではありませんが、正規品はシャープですっきりとした印象です。また、クロノグラフの数字も字体が違います。正規品は少し角ばった印象ですが、偽物は丸みを帯びています。正規品は全体のバランスが整っていますが、偽物は均一なバランスではありません。他にも、インクがはみ出してしまっているものもあります。

 

●インデックスや数字の配置、夜光塗料

偽物のインデックスの印字はムラがあるのに対し、正規品は綺麗に塗られています。また、形状が偽物と正規では異なります。正規品のインデックスの形状は均一ですが、偽物は個体差があります。タキメーターの印字も正規品はベゼル内に収まっているのに対し、偽物は一部がはみ出ていたり、配置のバランスが歪です。フォントにも違いがあります。夜光塗料の種類も違います。どちらも正規品の場合、夜光塗料はルミノバですが、発光具合が大きく異なっています。偽物は針とインデックスの発光具合も違いますが、正規品は統一されています。おそらく偽物の場合は、ルミノバを使用していないと推測できます。

 

●秒針・長針・短針の仕上げ、形

正規品は針の中心がきれいに仕上げてあります。夜光塗料にもムラやはみだしなどはありません。またインデックスがきれいに揃っており針やインダイアルの配置も整っています。

 

●裏蓋の刻印やデザイン

オメガの時計には、裏蓋にシーマスターの名残である「シーホース」が刻印されています。(裏蓋がスケルトンの場合、刻印は無い)その刻印の彫り方に正規品と偽物では明らかに違います。正規品はシーホースの形状がはっきりしていますが、偽物は本来のシーホースの形状ではありません。また、レーザー刻印であることも正規品との違いです。

 

●バックルやフラッシュフィットなどの細部を確認する

大前提として、高級時計ブランドは時計製作において圧倒的な技術力を持っています。反対に偽物を製作する業者にはその技術力はありません。その為、目に付きづらい細かい部分に関して明らかな差が生まれます。まずはバックルの刻印の刻印を確認します。彫の深さ、バランス、シャープなエッジなど、正規品の方が「丁寧な仕事をしている」印象を受けます。偽物の刻印は全体的にダボついており、エッジにシャープさを感じません。全体のバランスも全く統一感がありません。フラッシュフィットとベルトのコマのサイズを確認します。

正規品はコマとフラッシュフィットに段差はありませんが、偽物はサイズが合っていないので、段差が生まれます。これでは全体を見た時、フォルムに違和感を感じてしまい、統一感が生まれません。仕上げの状態を確認します。最終的に時計を仕上げる(研磨する)際に、正規品は鏡面仕上げを施すので、光を反射します。偽物は仕上げが雑なので、反射しません。また、荒く削っているので、縞模様が残ります。

偽物を買わないようにするために

先程もお伝えしていますが、OMEGA(オメガ)は、ブランドでも特に人気の高い時計です。その分中古市場で偽物が出回りやすいので、偽物を掴まされないためには、自分で偽物かを判断する必要があります。上記でも細かくお伝えしましたが、見た目で判断しやすいポイントは、

 

・時分針の動きが滑らかか

・ロゴとインデックスの位置が合っているか

・ロゴや文字が変(歪み、大きさなど)ではないか

・目盛りが均等か

・厚みやリューズの大きさが合っているか

・全体的に文字盤が粗くないか

 

これらのポイントを見てみましょう。ひと目で安っぽく見えるものは、偽物の可能性が非常に高いです。

 

●オークションや通販は控える

偽物を掴まされないためには、時計自体を見て判断することも重要ですが、根本的な「お店選び」も重要です。まず第一に言えることは、現物を見ることができない「オークション」や「ネット通販」は控えるべきということです。実際に手に取ることで、文字盤や金属加工の作り、身に着けた時のフィット感、高級感などを判断することができますが、ネットの場合だと画面上で判断するしかありません。それだけ偽物かどうかの判断ができず、届いたときに「偽物かも?」ということもあり得ます。また、オークションやフリマサイトなどで購入する場合、返品不可といった決まりが設けられているケースもありますので、高級時計を中古で購入する際は、信頼できる時計ショップで買うのが賢明と言えるでしょう。

 

●極端に安い中古品には手を出さない

正規品をうたっている中古時計の中には、極端に安い値段で販売されているものも多くあります。その場合、ランクが低い大量生産のコピー商品である可能性が高いと言えます。騙されないためには、購入する時計の相場や、中古での値段相場を把握しておくことが大切です。その金額を比較して「明らかに安すぎる」と言った場合は、購入するのを控えると良いでしょう。

 

●購入する際に

シリアルナンバーとギャランティカードが照合できるかを確認しましょう。高級時計を偽物かどうか判断する基準として、「保証書(ギャランティ)の有無」というお話しをしました。しかし、保証書があるというだけで安心してはいけません。時計の裏に刻まれているシリアルナンバーと、ギャランティカードの8桁の数字が照合できるかを確認してみましょう。なお、OMEGA(オメガ)のギャランティカードは赤色となっています。

次に、付属品が揃っているか確認します。本物か判断するためには、付属品がしっかり揃っているかが重要です。OMEGA(オメガ)の時計を購入すると、木目調や宝石箱のようなデザインをした大きなボックスに時計が収納されています。つまり、こういった箱が無いものは本物と判断しにくくなってしまいます。また、OMEGA(オメガ)の付属品では、特別なモデルであればデザインや仕様が大きく変わります。限定モデルやコラボレーション、オリンピックモデルなど、特別な付属品が付くモデルもあるので、購入前には対象の付属品を確認しておきましょう。さらに、OMEGA(オメガ)を購入すると、大きな外箱とギャランティカードに加えて、各言語に対応している分厚い取り扱い説明書が付けられています。こういった冊子が全て付属されているかが、偽物の判断基準となります。

 

●購入後は

正規店でオーバーホールを依頼してみましょう。中古でOMEGA(オメガ)を購入した場合、偽物かどうか疑わしいときや、長く使い続けたいというときには、一度オーバーホールに出してみることも方法のひとつです。OMEGA(オメガ)の正規店では、本物以外の時計はもちろんオーバーホールをしてもらえないので、「この時計は取り扱えない」と言われれば、偽物であることの証明となります。もし仮に本物であっても、長く使い続けるためには定期的なオーバーホールが必要ですから、中古購入をしたら、ひとまず正規店へオーバーホールを依頼してみてはいかがでしょうか。

偽物にもランクがある

コピー商品として販売されている偽物には、素人が見ても分かるものから、本物だと認識してしまうような精巧に作られたものが存在しています。精巧なコピー商品には「N品」と呼ばれるといったように、偽物の中は以下のようにランク付けされています。

 

●ランクが高い「N品」

N品は、偽物の中でも精巧に作られたランクが高いものになります。材料や金属、革などの素材にもブランドが使用しているものを採用しています。さらには、縫製やブリント技術も本物同等の仕上げとなっているため、ひと目見るだけではなかなか本物と見分けがつかないのが特徴です。さらに、コピーといえど値段が大幅に下がっているという訳でもなく、本物に近い値段で発売されているものもあります。しかし、ブランド知識が高い方や本物を愛しているマニアが見れば、その差はすぐに分かるでしょう。OMEGA(オメガ)の時計は、スイスを代表する最高級のクオリティを誇っているため、金属部分の仕上げや文字盤の印字などは、そう簡単に真似できるものではありません。

 

●そこそこランクが高い「SS品」

SS品は、N品には及ばないものの、それでもコピー商品としてはクオリティが高いものになります。しかし、使用している素材がブランドには劣り、金属の加工や刻印などが本物とは異なりますので、よく見ればその違いが分かるはずです。OMEGA(オメガ)の時計は、世代を超えて愛用できるほど非常に耐久性や精度が高いので、SS品との違いは明らかです。

 

●安く大量に出回っている「S品」、「A品」

偽物の中でもランクが低いものが、「S品」、「A品」と呼ばれます。S品とは、使用する素材が劣っており、金属部分の品質が明らかに低く、経年劣化で本物との違いが浮き彫りになります。さらにA品では、ひと目で粗悪さが分かる程度のもので、持つのが恥ずかしくなるほどです。材料の質が低く、金属部分の材質や加工技術においても粗悪いため、すぐに偽物だと判断できるようになっています。ランクが低くなるほど安く大量に出回っているので、中古品を買う時には極端に値段が安いものには注意しましょう。

コピー商品の販売は違法になる

OMEGA(オメガ)のみならず、高級ブランドには偽物が多数存在していますが、この偽物の販売や製造は、法律で違法とされています。ブランド品の多くには「商標権」という権利が存在しており、メーカーやブランドが長年の努力によって信頼性を権利化したものです。この商標権を得たものは、第三者が同一、もしくは類似している商標を使うことを排除できる権利を持っています。つまり、商標権者の許諾なしに他人が商標権を不正使用した場合には、「商標権の侵害」という、れっきとした犯罪となるのです。(商標法78条)

では、偽物商品を購入した場合はどうなるのでしょうか?法律的には、商標権はあくまで「業」として権利を侵害した場合に限られるため、個人が偽物を購入した場合には法律違反に当たらないとされています。しかし、偽物と分かって購入した場合や、何度も繰り返し購入している場合、「業」として判断される可能性もないとは言い切れません。そのため、ブランド品を購入する際は、偽物に十分に注意することが重要です。

オメガの魅力

偽物が出回るということはとても人気があるということです。オメガとは、オメガの魅力とはどういったところにあるのかも合わせてご紹介いたします。スイスの高級腕時計「オメガ」は、優れた品質やデザイン、偉大な歴史などから、日本を含め、世界的に抜群の知名度を誇るブランドです。オメガは、時計師ルイ・ブランが1848年にスイスで工房を設立したことから歴史が始まり、跡を引き継いだ彼の息子たちにより、高級時計ブランドとして発展していきました。それまで職人により手作業で行われていた製造工程を機械化・自動化したり、部品ごとの分業化を世界で初めて採用したりといった改革を進めながら、さらに生産規模を広げていったのです。

1894年には、高品質の新型ムーブメント「19 ライン キャリバー」を発表し、「究極」という意味を込めて、ギリシャ文字の最後に登場する文字から「オメガ(Ω)」と命名されています。その後、1903年には、「オメガ」という言葉が社名として正式に採用されました。オメガは、1932年のロサンゼルスオリンピック以来、28大会で公式タイムキーパーを務めています。近年のオリンピックでは、専門チームが数百トンもの装置を用いて計時しているが、わずか30個のクロノグラフのみが使用されたロサンゼルス大会以降、計時技術も時代と共に発達していきました。

例えば、1948年に行われた夏季・冬季の両オリンピックでは、初めて光電子写真装置が採用され、「機械が人間の精度を上回った最初のオリンピック」といわれています。また、テレビ画面にタイムを重ねて表示する「オメガスコープ」や、水泳選手自らの手でタイマーを止める「タッチパネル」など、今ではスポーツで当たり前のように使われている技術も、オメガが開発し、オリンピックで導入されたものなのです。さらには、世代や地域を問わず使われ続けているユーティリティーの高さもオメガの魅力となっています。オメガの時計は幅広い世代から人気を集めており、若者からは憧れのブランドとして、ミドルエイジからはスーツに合う時計として認知されている。歴史が長いため、シニア層にもファンが多いブランドです。

また、世界各国の人気時計ランキングで、オメガはほとんどの地域においてトップ3にランクインしている人気ブランドであり、地域に左右されることなく支持を得ていることが分かります。セカンダリーマーケットにおいても、多くのオメガウォッチが出回っているにもかかわらず、長い間相場が下がらないことから、需要が常に高い状態を維持していることが推察できるでしょう。そして、耐久性の高さです。オメガは、ムーブメント内の部品摩擦を軽減し、部品の寿命を大幅に延ばせる「コーアクシャル脱進機」を、業界で唯一採用していることで知られています。

1965年に、高い耐久性が求められるアメリカ航空宇宙局「NASA」の公式装備品にオメガの「スピードマスター プロフェッショナル」が採用されたことは、全世界で大きな話題となりました。オメガでは、素材にもこだわっており、時計にさまざまな素材を用いることで、デザイン性を高めるだけでなく、性能や堅牢性も向上させています。中でも、時計の素材として用いる際の加工が難しいとされるセラミックスは、ひとつの塊を削り出していく独特の技術で加工され、ケースやベゼルなどに用いられているのです。

さらに、セラミックス製部品に18Kゴールドの装飾を施したり、リキッドメタルと呼ばれる非晶質のアモルファス合金を組み合わせたりして、素材のデザイン性や堅牢性をより高めていることも特徴的です。オメガが開発したのセドナゴールドも、色あせしにくいゴールド素材として高く評価されています。また、腕時計の機能低下や停止を引き起こす可能性がある磁気の影響をできるだけ受けなくするよう、シリコン製ヒゲゼンマイやニヴァガウス合金などの非磁性素材が使用され、1万5000ガウスの超耐磁性能を実現しています。

オメガの代表的なシリーズ

●スピードマスター

「スピードマスター」は、1957年にカーレース用の腕時計として販売が開始されて以来、長きにわたり愛されている、オメガの代表的なロングセラーモデルです。手巻き式モデルの「スピードマスター プロフェッショナル」は、1969年に人類初の月面着陸に携行されるなど、NASAが宇宙における船外活動の使用を認めた唯一の腕時計としても知られ、「ムーンウォッチ」という別名でも呼ばれています。

文字盤の中に、2~3個の小さなダイアルを持つクロノグラフ(ストップウォッチ)機構が搭載されており、スピードマスターを特徴付けるデザインといえるでしょう。現行モデルにいたるまでマイナーチェンジを繰り返し、機械式時計の主流が自動巻き式となった現在でも、「スピードマスター プロフェッショナル」だけは手巻き式にこだわったラインナップを維持しているのです。「スピードマスター プロフェッショナル」は、近年におけるオメガ製品の中で、常に売上ランキング上位に顔を出している人気モデルです。

スピードマスターといえばNASAに認められた腕時計として有名ですが、中でもプロフェッショナルは、アポロ計画に使われたモデルの雰囲気を忠実に再現していることが特徴です。ムーブメントには自動巻き式ではなく、当時の宇宙飛行士が着用していたものと同じように、手巻き式を採用しているというこだわりも持っています。高精度のクロノグラフや、ヴィンテージ感を醸し出すボックス型の風防が搭載され、装着感の良さやオメガの歴史そのものともいえる背景を持つ、最も優れたオメガウォッチのひとつといえるでしょう。

 

●シーマスター

「シーマスター」は、長い歴史や多様なモデル展開を誇り、スピードマスターと人気を2分する、オメガの主力コレクションです。1948年に発売された当初は、日常生活防水レベルの性能を備える程度だったが、後に優れた防水性能を誇るモデルを多く展開するようになっています。英国海軍の軍用時計として採用されたことや、映画「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンドが作中で愛用したことでも知られています。プロフェッショナル仕様のダイバーズウォッチとして登場した背景を持ち、視認性や機能性の高さが魅力です。デザインのスタイルも豊富で、オン・オフ問わず活用できるでしょう。

シーマスターは、発売当初は日常生活防水レベルの防水性能しか備わっていませんでした。しかし、高い防水性能を誇る「シーマスター 300」が1957年にリリースされヒットした後は、高性能な本格スポーツウォッチとして世界中でベストセラーとなりました。「シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター」は、「シーマスター 300」の伝統的な雰囲気を継承しつつ、半世紀以上の時を経て進化した現代の技術により再構築されたモデルです。延張可能なブレスレットや、超高耐磁性能を持つムーブメントといったオメガ独自の技術を標準装備し、リキッドメタルや18Kセドナゴールドなどの革新的な素材を用いられた仕様のモデルもラインナップされ、シーマスターコレクションの中でも高い人気を誇るモデルです。

 

●デ・ヴィル

「デ・ヴィル」は、フランス語で「街」、「都会」を意味する言葉です。1967年に発売が開始されたデ・ヴィルは、もともとシーマスターのサブコレクションとして扱われていたが、ドレスウォッチとしての路線を確立するため、シーマスターシリーズからスピンアウトして独立した経緯を持ちます。したがって、リリース初期の製品には「シーマスター」と「デ・ヴィル」が併記され、ダブルネーム入りのアンティークウォッチとして取り扱いされているのです。シンプルかつクラシカルなデザインの製品が多く見られていたが、近年は先駆的なデザインをまとった「トレゾア」が、サブコレクションとして登場しています。オメガの数あるコレクションの中でも、最もエレガントなコレクションのひとつといえるでしょう。

 

●コンステレーション

1952年に販売が開始された「コンステレーション」は、クロノメーター公認の高精度な品質に加え、6時の位置に配された星のデザインが特徴的なモデルです。スピードマスターとシーマスターがスポーツタイプのカテゴリーに属するとすれば、デ・ヴィルとコンステレーションはフォーマルタイプのカテゴリーに属するといえるでしょう。スポーツウォッチのような優れた機能性を有するコレクションとは一線を画した、シンプルでエレガントなデザインの製品を多く揃えているのが特徴です。また、コンステレーションの裏蓋には、高精度の象徴とされる「星空の下の天文台」のレリーフが刻印されています。これは、オメガのラインナップの中で、高精度を売りにした高級ラインの位置づけだったことを示すものなのです。

 

●グローブマスター

歴史と伝統のあるドレスウォッチとして誕生した「グローブマスター」は、厳格な審査基準を持つマスター クロノメーター認定をパスした世界初のモデルです。超高耐磁性能を持つオメガ製の自動巻き式最新ムーブメント「キャリバー8900」を搭載し、パワーリザーブは約60時間を誇る、卓越した精度・性能を備えたドレスウォッチです。立体感のあるバーインデックスや縦溝が刻まれたフルーテッドベゼル、ロジウム加工が施された6時位置の星を備え、デザインはシンプルでありながら個性を主張しています。2015年に発表されて以来、高い人気を誇り、現行モデルとしては10を超える種類が展開されているが、特に人気があるステンレススティールブレスレットタイプの2モデルは要チェックです。

最後に

オメガに関わらず高級時計ブランドは、その技術力に絶対の自信を持っています。だからこそ細かな部分までこだわりぬいて時計を製作します。パッと見は同じに見えてもしっかりと確認することで偽物の粗悪な作業が浮き彫りになります。上記ポイント以外にも、ムーブメントの違いや研磨が甘いために持った時痛みを感じるなど、様々なポイントも存在します。また、オメガには多くの人気商品があるため、購入を検討される方は悩まれることでしょう。オメガのコレクションは、それぞれがテーマを持って作られています。コレクションごとの特徴を理解すれば、利用シーンや好みに合った選び方ができるかと思います。

スピードマスターは、性能の高さとメカニカルなデザインが魅力で、スーツにもカジュアルにも合うため、幅広く使いたい場合におすすめです。シーマスターは、プロのダイバーにも愛用者が多いダイバーズウォッチで、スポーティーかつカジュアルに使えます。人気モデルの「アクアテラ」ならスーツにも合うでしょう。デ・ヴィルは、ドレスウォッチ系のモデルで、フォーマルなシーンなどおしゃれな装いを演出したい場合に最適といえるでしょう。コンステレーションは、ブラウン系の素材を使用するなど、華やかな印象を与えるコレクションで、重厚感のある「グローブマスター」はメンズ向けモデルとして人気です。韓国や中国で生産されたコピー品が出回ることが多いのですが、偽物は買っても売っても犯罪です。安易な気持ちで売り買いするのは絶対にやめましょう。そして信頼できるお店で購入しましょう。

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