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トゥールビヨンの仕組みを知る。機能や搭載モデルを解説

187_トゥールビヨン 精度

時計界の3大複雑機構の1つ、トゥールビヨン。時計の進歩を200年も早めたといわれる天才時計技師アブラアン-ルイ・ブレゲによって発明された機構です。日本でも2006年にケンテックス社が日本製のトゥールビヨンを発表し、当時話題になりました。そのため腕時計にご興味をお持ちの方であれば、トゥールビヨンというキーワードを耳にしたことがあるのではないでしょうか。とはいえ、詳しいことまでは知らないという方も多いはず。そこで今回はトゥールビヨンの仕組みや種類、魅力などに迫ります。これを読めばきっとあなたもトゥールビヨンの世界に魅了されることでしょう。

トゥールビヨンの仕組み

そんなトゥールビヨンですが、内部の仕組みはどうなっているのでしょうか。

一般的な機械式時計では、1番車と呼ばれる香箱車に始まり、順に2番車、3番車、4番車、脱進調速機と動力が伝わる仕組みになっていますが、トゥールビヨンにおいては4番車の上にガンギ車とアンクルおよびてんぷの一式(すなわち脱進調速機)が備わり、1分間に1回転する仕組みになっています。この特殊構造により垂直方向の重力を分散させ、姿勢差が打ち消されるのです。

その超複雑な機構から、かつてはトゥールビヨンを製造できる時計師は世界で10人しかいないとまでいわれていました。

世界三大複雑機構のひとつ

トゥールビヨンは、ゴング等の音で時刻を知らせるミニッツリピーター、長くカレンダー調整を要しない永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)と共に「世界三大複雑機構」のひとつとして知られています。なかでもトゥールビヨンは熟練時計技師の技術と長い製作期間が必要であることから、希少性が高く、搭載モデルの価格も総じて高額です。

トゥールビヨンの発明者であるアブラアン-ルイ・ブレゲ(1747-1823)が生きた18〜19世紀初頭は、時計といえば置き時計や掛け時計が主流であり、携帯式時計として懐中時計を使用していた時代です。トゥールビヨンとは、携帯しているうちに時計の向きが変わっても高い精度を保つ革新的な発明でした。

そのルーツは懐中時計にあった

トゥールビヨン誕生の歴史は古く、天才時計師として著名なアブラアン-ルイ・ブレゲが発明し、1801年に特許を取得したことに始まります。当時の携帯用時計の主流といえば懐中時計でした。

懐中時計は基本的に、必要なとき以外はポケットで垂直方向に収められているものです。そのため、常に一方向の重力が機械構造にかかり続け、精度に影響を与えてしまうという問題がありました。そこで考案されたのがトゥールビヨンです。

トゥールビヨンをひとことで説明すると、“重力分散装置”。ブレゲは機械で最も重力の影響を受けやすい調速脱進機(テンプと脱進機)を、キャリッジと呼ばれる籠に収め、このキャリッジを1分間に1回転させ続けることで、重力を分散させる方法を思いつきました。

トゥールビヨンの魅力とは

トゥールビヨンは天才時計師ブレゲの難易度の高い発明品であり、「腕時計でトゥールビヨンを再現する」ことがチャレンジであることが重要なのです。

時計業界では、1969年のクォーツ時計の登場以降、機械式時計が衰退していきます。そのため、1970年代から1980年代ごろは、機械式時計の担い手であるスイスの時計産業は、冬の時代を迎えます。これは、「クォーツショック」と呼ばれます。この冬の時代を終わらせるために、スイスの時計メーカーは、機械式時計の魅力をアピールすることが必要だったのです。そのアピールの絶好の武器が、「腕時計でトゥールビヨンを再現する」ことだったのです。

実際に、1980年代後半から、「機械式ブーム」の芽が出ており、腕時計にトゥールビヨンを搭載したモデルが発表されると、注目の的となりました。事実としても、クォーツショックからの復活に一役買ったと感じます。もちろん前提として、トゥールビヨンが「見た目としてのインパクトを持っていた」ことが大きいと思います。時計の心臓部であるテンプを回転させる大胆な機構であり、それを、文字盤から見せるのですから。まさにトゥールビヨンは、“文字盤を舞台にしたショー”なのです。

そして、「トゥールビヨン」は機械式時計のコンプリケーションの代名詞となり、「作れることがステータス」という状況になりました。現在のフィギュアスケートで例えると、“5回転ジャンパー”が登場し始めるような感じでしょうか。今でこそ時計加工技術の進歩により、トゥールビヨンを作る難易度が下がりましたが、かつては「できることが凄い」という感覚だったのです。当時も、フランク・ミュラー氏、ダニエル・ロート氏、アントワーヌ・プレジウソ氏などが、トゥールビヨンを作れる時計師として名を馳せました。そのようなロマンで盛り上がり、スイス時計業界の復興に一役かったのです。

つまり、トゥールビヨンは、機械式時計復興期に「シンボルとして祭り上げられた」からこそ、コンプリケーションの代表格になっているのです。

トゥールビヨンモデル紹介

●ノーマルトゥールビヨン

ブリッジとキャリッジを備えている一般的なトゥールビヨン。アブラアン-ルイ・ブレゲが開発したポケットウォッチのトゥールビヨンを、小型な腕時計用トゥールビヨンへと進化させたものです。

 

●フライングトゥールビヨン

回転するキャリッジが表裏両側からのブリッジによって支えられている通常のノーマルトゥールビヨンとは異なり、表側の文字盤側のブリッジをなくして裏ぶた側だけでブリッジの軸を支えます。それゆえにキャリッジが浮いて見えることから、フライングトゥールビヨンと呼ばれています。まるで宙に浮いたようなトゥールビヨンのダイナミックな動きを、より愉しむことができます。

機械式時計しか製作しないことで知られる老舗ブランパンによって実用化された機構で、ブリッジを底面側だけにしたり、透明にしたりするなど、各メーカーによる工夫が凝らされていることも特徴です。

 

●3Dトゥールビヨン

時計界屈指の職人集団として知られるジャガー・ルクルトが開発した3D球体のトゥールビヨン。ジャイロトゥールビヨンとも称されています。立体のキャリッジが回転することで重力を最小限に抑えることができる機構で、トゥールビヨンを3D球体に収めたその風貌は、見た目の観点からも非常に高い評判を得ています。

まとめ

前述の通り、トゥールビヨンという機能自体は、それほど必要が無い機能かもしれません。しかし、私たち時計好きには、“複雑機構の代表格”として認知されています。その認知自体が重要なのです。

例えるなら、エルヴィス・プレスリーが登場してロックンロールの世界が華やかになったように、トゥールビヨンも機械式時計の世界の“華”となったのです。やはり私は、スイス時計業界の復興には、“華”の存在が必要だったと感じます。どの世界も、スターが世間を盛り上げるのですから。

そして、機械式時計の「精密さ」や「機構の面白さ」は、私たち時計好きの心を掴みます。その「精密さ」や「機構な面白さ」への飽くなき探究は、機械式時計の大きな魅力です。まさにトゥールビヨンは、「精密さ」を目指し、「機構の面白さ」も実現した機構です。多くの時計好きが話題にするのも、頷けるのです。

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