エルメスってどんなブランド?
◆創業から180年経った今でも、愛され続けるブランド
海外で歴史のあるブランドといえば、フランスの高級ブランド・エルメスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。1837年、若きティエリー・エルメスが馬具工房としてエルメスを立ち上げ、20世紀にはその技術を生かしながら鞄や財布など皮革製品の製造を通して著しい成長を遂げ、時代を超えてお客様を魅了し続けてきました。
これまでに数多くの企業やブランドが生まれては廃れてきました。素晴らしい技術やデザインを持っていても、その魅力を消費者が時代をこえて感じ続けることはそうそうなく、200年近くの歴史がある企業やブランドは世界でもほんの一握りです。
特にエルメスのように職人の一族で作り上げてきたファミリーブランドは、規模を拡大できなかったり、買収されて自分たちのアイデンティティをなくしたりと、長い歴史の中で継続できなくなってしまうケースがほとんどです。
そんな中、なぜエルメスは180年以上も高級ブランドとして愛され続けてきたのでしょうか。その答えを探るためにエルメスが歩んできた歴史、その中で職人の技術が果たしてきた役割、エルメスのこだわりや工夫などを簡単にご紹介させていただきます。
◆長い歴史の中での顧客との信頼関係
エルメスのお客様との向き合い方は、ロゴに込められたストーリーから読み取ることができます。ロゴには馬車と従者が描かれているのですが、馬車には人が座っていません。そこには、「エルメスは最高の品物を用意しますが、それを御すのはお客様自身です」というフィロソフィーが表現されているそうです。エルメスは素晴らしい製品と世界観をお届けしますが、馬車の席にはお客様が座り、あくまでもお客様が人生を前へと進めるという考え方なのです。このフィロソフィーの通り、エルメスとお客様は創業から共生関係にありました。しかし、エルメスはお客様の要望や指示を待って事業を行っているわけではありません。
180年の歴史から見えてくるのは、市場のニーズに従う「マーケティング」ではなく、自社の価値観や強みを活かして市場のニーズに応えていく「ブランディング」を徹底してきたことです。また、製品を提供することはもちろん、情緒的価値も生み出し、お客様の生活にプラスアルファの彩を添えるものづくりや体験づくりにこだわってきました。その結果、作り手と使い手の両方が喜び、お互いが豊かになれるWIN-WINの関係性を作り上げることに成功してきたのです。
このようにエルメスには長年愛される理由と素敵なストーリーがあります。では、ココから商品のご案内になります。
エルメスのイメージ
エルメスと聞いて、一番にイメージするものはなんでしょうか。やはり、ケリーやバーキンなどの高品質なバッグではありませんか?トレンドの象徴である「It Bag」にも選ばれるエルメスのバッグの美しいデザインは、熟練の職人の手作業で作り上げられています。
その美しさと高品質が叶えられるのは、もともと高級馬具店として誕生したから。1892年にバッグを、そして1927年には腕時計を発表し、その後も香水、アクセサリーなど、さらに広い分野で頭角を現していきました。そのアクセサリーのなかでも、ブレスレットやチョーカーは高級なレザーが使用されていて、エルメスらしさを感じることができるのが嬉しいですね。
上質なレザーを大胆に使用できるのは、エルメスならでは、と言えるでしょう。そしてエルメスのチョーカーは、比較的手を伸ばしやすい価格なので、エルメスのアイテムに高価なイメージを抱いている人は、まずチョーカーから手にとってみてはいかがでしょうか。
上質なレザーを堪能できるラインナップ
エルメスのアイテムはシンプルでエレガントなデザインと、高品質なレザーが最大の魅力。それはチョーカーもおなじことです。デコルテの印象が決まる、大切なポイントメイク…エルメスの上質なレザーを贅沢に使ったチョーカーのラインナップから見ていきましょう。
●地球儀のモチーフが存在感たっぷりの「ゾディアック」
アンティーク調のクラシカルな雰囲気を放つメタルで作られたのは、地球儀のモチーフです。モチーフのサイズは、約 縦2.8cm 横2.8cm 奥行き2.8cm。無地のシンプルなトップスに合わせ、コーディネートのメインに持ってくるのも良いですね。レザーの長さは約60cmです。
●金具までこだわりたい方は「アピ」
アピはコレクションが3つあり、それぞれデザインが異なります。最初のモデルであるアピ1は、ベルトのようなスクエア型の金具を使用し、存在感が高め。金具の主張が抑えたい方には、アピ2をおすすめします。細身のシルバー金具は、革の質感を惹きたてる控え目な仕上がりです。そして、エルメスならではの金具を使用しているのはアピ3。「H」をかたどった金具はスタイリッシュな印象を際立てます。レザーの長さは共通していて、約70cm、幅は約0.8cmです。
●エルメスの人気モチーフの「セリエ」
バッグやカードケース、カーディガンなどのファッションにも用いられているセリエボタンをメインモチーフに採用したチョーカーです。サークル型のボタンは派手になりすぎず、シャツスタイルにもハイネックスタイルにも合わせられます。ブラウンレザーはカジュアルカラーとも調和し、いつものスタイルにさりげなく上品さを添えるでしょう。
エルメスのチョーカーは、バッグや財布と同じく上質なレザーが使用されていて、幅広いデザインバリエーションが揃っています。エルメスらしいアイコンモチーフから、存在感たっぷりのデザイン、そしてシンプルにレザーの美しさを際立たせるチョーカーまで、スタイルに合わせて選べるのが嬉しいですね。
●シンプルで洗練されたモチーフの「マンボ」
マンボは、パラジウムで作られた、マンテルジョイントが印象的なチョーカーです。スリムなブラウンレザーは主張しすぎず、さりげなく取り入れられるでしょう。コットンワンピースなどのナチュラルなファッションとも調和し、あくまでキュートに上質なアクセサリーを身に着けることを叶える存在です。レザーは二重にしてブレスレットとしても楽しめますよ。
●エルメスのアイコンモチーフ、「カデナ」
エルメスの年間テーマが発表されるたびに、新たなモチーフとして何度でも生まれかわるカデナは、エルメスフリークには外せない存在です。手のひら型のユニークなカデナやシンプルな錠モチーフなど、バリエーションはさまざまなので、コレクションしたくなるチョーカーです。
●クールな印象を際立ててくれる「ジャンボ」
ジャンボは、曲線を描くしなやかなシルバーをかみ合わせる、フックタイプのチョーカーです。ワイルドな印象を演出するので、男性もクールに身につけられるでしょう。レザーの長さは約36cm、そのレザーのカラーによって印象がガラリと変わります。ブラウンレザーに、シルバーの金具が輝くパターンは、カジュアルなイメージ、ブラックレザーにゴールドの金具であれば、シックな印象になります。
●ファンタジックなかわいらしさ「ヴィヴィリデ」
ヴィヴィリデは、ハート型のカデナに、キーモチーフを添えたデザインが遊び心満点のデザイン。ブラックレザーにシルバーのパターンは、シックな印象で、ブラウンレザーは、輝かしいゴールドのカデナが明るいイメージを与えてくれます。褐色の肌にも馴染んで首元をきれいに見せてくれますよ。
まとめ
お気に入りのアイテムは見つかりましたでしょうか?先述の通り、エルメスには長い歴史・素敵なストーリーがあり、今もなお愛され続けるブランドです。ただ、皆様の印象としてデザインは好きだけどその分高いんでしょ?とお考えの方もいらっしゃいますよね?
ご安心ください。エルエスのレザーチョーカーは確かに新品で購入となると多少値は張りますが、みなさまがよく知っているケリーやバーキンのように無茶苦茶に高い金額ではないですし、状態のいい綺麗な中古のお品物もあります。そちらであれば1万円台~購入することが可能ですので、そちらで試してみてもっとエルメスの魅力に触れていと思ったときには、思い切って正規店にて新品のあなただけの一点を購入するといいでしょう。